聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

子供が家に入れて呉れるお金

 

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画像出典:ニューズウィーク


わたしが働くようになって、親に仕送りしたお金が、そっくりわたしのために貯金されていた。わたしは、それを知って初めてわたしは、親の苦節を助けていてやっているという、思い上がりをへし折られた思いがしました。

 

わたしは、その時、自分の思い上がりにさめざめと一人で懺悔した。

 

親とは、かくもありがたいものであり、ずっとわたしより広い愛情を有しているものだと気が付いたのです。親は既に年老いており、皺くちゃの顔をして、そのお金を差し出してくれたものでした。それがわたしの結婚式近くのある日でした。

 

無論、わたしは

『いらないよ。使ってくれたらいい』

と一度は押しやりましたが、甘いお菓子を目の前にした子供の様に、最後は受け取ることとしました。

 

 

■ わたしも

わたしも、自分の子供が働き始めた時から今日まで、毎月家計の足しに入れてくれている3万円をこれまた同じように、本人には告げずに子供の口座に入金し続けている。そのことを勿論、子供は知らない。

 

親となると、親がしてくれたことの同じことをついついしていますものですね。

このお金は、子供が結婚する時には通帳のまま渡すことになるでしょう。きっと喜んでくれると思う。その日まで、子供が同居している我が身を居づらくしないように、知らん顔をしていることとしましょう。

仕事にはそれぞれに苦労と誇りがある

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画像出典:nomado



人は自分が働いている職種や仕事の中身などには、一種の人には分からない苦労や努力、難しさがあるのを感じているものです。そしてそれは実際に存在します。それを自身が出来ることに、僅かであっても誇りを持っているものでもあります。

 

例えば、焼き芋屋さん。

『なあに、石の中に埋めて、下から焼いたらいいだけのことだろ?』

とか

『芋さえええのんを入れて、普通に石焼したら、誰でも簡単やろうが?』

などと言われると、焼き芋を専業とする人は、きっとムカッとするものであります。 

 

「それが、あなたたちが言うほど簡単じゃあない。加熱の加減や焼け加減は微妙なものがあるんだから」

と心で反撥したりするものであります。わたし達の苦労など何にも知らないくせにと思うことでしょう。

 

それは、何も焼き芋屋さんだけに限ったことではない。どんな職業にだって、そこに毎日働いていれば、同じ事を感じる筈でしょう?

 

 

掃除のおばさんにも大企業の社長でも、それはそれで大変なんだということです。それをわたし達がその立場にいないと、それ程の苦労があり得ないと思うものなのです。

「俺たちの方がもっと大変なんだ」

と。

 

人は他人の苦労や痛みを感じることが出来たら、辛くて生きていられないのであろうから、それはそれでいいのかも知れない。

 

 

■ 少しの思いやりを

しかし、自分自身以外の働いている人に、何かしらの苦労があると思って、ちょっとした気遣いをするだけで、いろいろな仕事の人を助けることくらいは出来る筈です。それが出来るのは、やっぱり感謝が持てることが必要なのかも。

 

 

 

 

 

救急車が来た

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画像出典:トヨタ自動車



その日も終わろうとする夜中に、けたたましい救急車の音が遠くから聞こえてきました。それは、その後大抵の場合で、それ以上に大きくならずに、次第に遠ざかって行くのが常でした。

 

しかし、その日はそうはならず、救急車のサイレンの音は、次第に高まって来てわたしの家の前の南北に延びる道を半ば程度入って来た頃には、思わず通りに出ようかと思う程にけたたましかった。

 

急にそれは途絶え、どこかの家の前に停まったようでした。わたしは、自室にいて、町内の誰かの体の具合悪くなったのかなと、少しは窓から覗いて見たい気もしたけれど、何だか野次馬根性のような気がして止めた。

 

このように、わたしの周りの町内の人が、救急車で運ばれることは頻繁ではないものの、これまでから何度かはある事でした。もう結構な歳の老人がいる家とか、体の不自由な中年夫婦という家の前であることが多かった。

 

窓から覗いたり、家の外に出て見たりしようとするわたしの心を制止したのは、恐らく、階下の妻がそれをやるであろうと思ったからでもありました。

 

 

■ 案の定

案の定、妻は家から通りに出て見て来て、様子をつぶさにしたらしく、わたしのいる二階の部屋に来て、

『○〇さんの家の前に停まっているけど、ご主人かなあ。暗いから分からん』

と首を傾げました。その○〇さんは、3年程前に引っ越してきた60歳代半ばの夫婦二人切りで、わたしの家にも当時挨拶に来た。

 

『いやあ、奥さんじゃないのか?ご主人はよく見かけるけれど、奥さんは見ないから』

とわたしは答えながら、ベランダに出て干しものをしている主人の姿を、感心しながら思い出していました。

 

暫くして、急にびっくりする大きなサイレン音を出して、どうやら救急車が動き出したようでした。搬送先の病院が決定したのでしょう。次第に救急車のサイレンの音は弱くなって、何時しかまるで聞こえなくなりました。それで、すぐさまそのことは頭の中から消えてしまって、家族での話題にもなりません。

 

凡そ他人の出来事などというものは、誰でも興味の対象程度の事に過ぎないものです。余程の繋がりがなければ、救急車が家の前に停まったところで、それが去って行けばもうすぐさま忘れてしまっているものです。なんと、薄情な事でしょうね。

 

 

■ 十日ほどして

それから、十日間ほどはその夫婦のいずれも見かけませんでした。

けれども、その後、夫人の方がまるで夢遊病者の様に生気のない動きで、ガレージの掃除をしているのを見かけることがありました。帽子を目深に被りマスクをしているので、表情は伺えない。

 

すると運ばれたのは主人の方だったのだろか?夫人と目が会えば、それとなしに聞けなくもない。しかし、いつもうつ向いて覇気がないので、用もないのにこちらから声を掛け辛くもあり、いまだにそのままとなっている。

 

ガレージに軽乗用車があったのが、ここ数日は無くなっている。車検に出ているのかも知れないが、何か気にかかる。

 

 

■ いずれ

いずれわたしも、いつかは救急車でもって病院に運ばれめでたくご臨終になるのだろうなと思ったりする。それを、妻と娘に言うと、

『死ぬ々々という人は案外死なない。言うだけの詐欺』

『早く死ぬ人は良い人。だから大丈夫』

などと、減らず口をきかれる。まあ、もう少しは生きるだろう。知らんけど。

 

 

トールペイント

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妻の作品ではありません
画像出典:nukumore

 

妻は妻の友人と共に、トールペイントを習っている。もう、少なくとも10年は下らない年月を経て来ている。しかし、妻は今も習うだけ。

 

これ程に習ったら、後は

『こんな風に書いたらどうだろう』

とか

『こんな絵柄で描いたら面白いかも知れない』

というような考えは毛頭ないようである。

月に一度、教えてくれている先生なる人物の家に行って、何ケ月かに一度は新し絵とそれを描く土台を与えられて描くだけである。例えばスリッパとか小物入れ、小さな置台など様々な物に。

 

妻の絵筆は決して悪くはないとおもう。

 

しかし先生が書いたものと同じものを見て書くだけで、それ以上の発展を本人も友人も望んではいないようだから、要するに集まって人と話をするのが目的なのだろう。わたしなら、こんな図柄で先生とは違ったものを書いて見たくなるのだけれど。わたしなら、回を重ねる毎に、たとえ数ミリでも自分が成長出来ていないと自分が腹立たしくなるのに。

 

ただ、わたしの考えを妻には押し付けない。人それぞれに価値観は違うものだから。

 

それに、月に一度の気晴らしになるのなら良かろう。

先生の家までの2キロほどの送迎は、わたしがする。送って行って3時間程してまた迎えに行かねばならない。友人もわたしの家までは自転車で来てわたしの車に同乗するので、その車の中でも、二人に会話が途切れることはまずない。

 

■ 生徒

先生なる女性の生徒には、わたしの妻と友人の外に、3-4人がいる様子。ただ、習う曜日が違うのか、余り見かけない。先生には、わたしの娘と同い年の男の子がという。だからといって、間柄には少しの関係もないが、年頃の子供であってみればそれなりに話が合うようで、妻はそういうことで話をしたことをわたしに話して呉れたりするが、大抵は

『へえ、そうなの』

位の、生半可な返事を返すものだから、甲斐も無くその話は発展せず直ぐに鎮火してしまう。

また、そのわたしの返事に、不満そうでもない。要するにその日の教室での会話で、妻は十分に満たされているのだろう。

 

 

テレビ局の衰退

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画像出典:㈱メディアバルーン

 

我家は娘が5時20分起きで6時45分頃には大阪に向けて仕事に出かけるので、朝食担当のわたしは、5時前に起きる。もっと早く起きる日もあるのは、録画しておいたテレビ番組を見るのに丁度いいから。

 

大方の日は、娘か妻がテレビリモコンを管理していて(実はそれ程でもないかもしれない)、わたしの見たい番組を大っぴらに見るには、二人の視線が痛いのです。サイドからの、名状しがたい威圧を感じる。従って、わたしの早起きの朝には義理でも起きてこないので、気兼ねがなくて見られる。

 

 

■ 最近のコマーシャル

早朝4時台に起きる人は少ないのか、民放のどのチャンネルでも、ドラマ仕立てのCMであったり、昔よくゴールデン番組の時間帯で見かけた有名な男女の俳優やアイドルが、盛り上げているネットショッピング番組がほとんど。

 

彼らは、ネットでの販売商品に大げさに驚いて見たり、はたまた感心したりして盛り上げているのを見ると、何か一抹の寂しさというか、どこか悲哀を感じないでもない。

 

それは、その人たちが溌溂とした俳優やアイドルであった頃から、急に見掛けなくなって、引退でもしたのであろうかとか、悪く推測してみて、もしかしたら大病や亡くなってしまったのかな?と思うこともあったから、思わぬところで消息が確認出来た驚きでもある。

 

生活には困っていなさそうな稼ぎがあると思われた活躍後であるのに、何というべきか渋とくこのようなテレビショッピングの盛り立て役で生き残っていることへの驚きであったり、逞しさを感じたりもします。

 

それも、まあ、いいことでしょう。

 

 

■ テレビ局も苦しい?

それは、それとして、最近のテレビコマーシャルは一時期の隆盛時と比較しても、格段に変わってきています。以前はテレビコマーシャルでテレビショッピングが幅を利かせて映し出されるというようなことは、余りありませんでした。

 

それが今、テレビの地方局の多くの時間がネットショッピングで占められています。早朝は勿論、昼間でも、あるいは夕方の6時前でもそうです。

さすがにネットワークの主(ぬし)の東京のスタジオでの放送時には何かしらの有名な企業のスポンサーが付いていますが、それが地方局に振り替わると、ネットショッピングに早変わりということも多くなりました。

 

それも、スポンサーではなく、スポットの割り込みテレビコマーシャルで殆どです。要するに、長時間の番組にはスポンサーとして付かないということになります。そもそもネットショッピングは、そのショッピング会社のコマーシャルしかしません。

 

「ご覧の番組は、○〇と△△の提供でお送りします」というのが減ってきたということです。

 

企業も、テレビコドラマのスポンサーになることが本当に、効果がある事なのかを疑問視しているのかも知れません。若い世代では、殆どがテレビを見ないとされていますから、当然かも知れませんね。今後、この傾向は更に強まるでしょう。

 

時代は、長いドラマをじっくりと見ている余裕をなくしています。目まぐるしい日々の変化と世知辛いお金の問題に、心の余裕は失われ、生活はどこかに忙(せわ)しなさを感じて生きています。

 

短くて、早い展開で、楽しいとか驚きがある、そういうものにしか目は向かない時代となるでしょう。それは、既存の大手メディアを更に苦境に追い込むこととなるでしょう。どうもそんな気がします。

 

 

ネットフリマ

 

 

 

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画像出典:shopping トレビ


わたしは、ネットフリマサイトに出品を多くしています。

ここで感じるのは、わたしにとって不要なものであったり、無価値と思えるようなものでも、ネットの向こう側にいる人にとっては、その逆である事も少なくないということです。

 

また、わたしには価値があると思い出品したものでも、全く買い手が見つからないこともよくある事です。

 

価値とは、結局のところ個人にとって必要な物、値打ちに想う物であって本当は千差万別であるのです。しかしながら、多くの人の意見や見解に翻弄されてどうでもいいものを欲しがったりするものでもあります。

時代が経てもその価値が下がらないようなものである「金(きん)」のようなものが本当であろうかと思います。

 

■ 思ってもみなかった売れた物

余り思ってもいなかったものでは次のようなものが、出品後に間を置かず売れました。

 

・ テレビ、扇風機、照明器具などのリモコン類。

・ 専門書類(例えば建築関係類)

・ 花壇に咲いている花の種(例えばハナミズキ

・ 古い旅行雑誌

・ 催し事のパンフレット

・ 空き缶

・ 小袋に入った使い切りのお試し化粧品

・ 流木

・ 薬草

・ 使いかけのオイルや不凍液

・ 壊れたストーブ

・ 手のひらサイズのソロバン

・ 雑誌の切り抜き

など切りがありません。まあ、フリマでは売れないものはないくらいです。

 

部屋の中にあるものを処分するには、フリマに勝るものはありません。 

 

■ ポツポツ売れる

余程の魅力のある商品を出品するのでなければ、出品する間もなく売れてしまう、というようなことはまずあり得ません。それほど売れるものは、そもそも売りに出しません。遠くにあるリゾートの優待券などは、直ぐに売れますが、これらは例外です。

 

売れる時は、全く予期しない時にポツンと売れたりします。

 

出品数が多いと、どこに商品を置いたかが分からなくなったりしますが、愚痴をこぼしながら(儲からないから)、あちこちを探し回ってやっと見つけるというような事も少なくありません。サイトの手数料や送料で殆ど利益にならないものが、わたしの場合殆どなのでついつい愚痴が出る。

 

従って、出来る限り安い送料との戦いとなる。

GDPの82%は内需の国、日本

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画像出典:全国特産検定

円安に為替が振れて、輸出は好調なのかも知れませんが、輸入物価は高騰しています。特にガソリン。コロナ後の経済活動の再開が世界中で、一気に始り出し、コロナで生産が減少しているそのギャップが埋めきれていないのが原因。

 

しかし、イギリスなど感染は再び拡大していますし、ロシアやインドでも増加しています。中国では、統計は政府が関与しているため実態がはっきりしませんが、中国旅行をした同国人がデルタ株に感染したとして騒ぎになったのは、ほんの数日前の事です。

 

再び需要が減ることで、価格下落の可能性もあります。

 

 

■ 日本は内需

日本は、大手企業が輸出で有名ですので輸出立国の様に国民は思っているかもし知れません。しかし、内需が8割以上も占める内需国なのです。

 

貿易立国は、韓国やドイツを言うのが正しい。韓国の様に自国に内需が起こらない、つまり国民の負債が多くてとても自国生産の物が消費出来ませんので、膨大な工業生産物を輸出でしか捌けません。韓国はGDPの7割以上を輸出に回しています。

 

しかも、そのうちの25%が中国向けなので、いくら中国に反発心があっても、主従の関係を跳ねのけることは出来ません。あからさまに批判したり、米国との親密さを見せつけたりが出来ないのです。まあ、気の毒ではありますが、これを解消する手立てはおそらく今後に於いても作ることは出来ないでしょう。

 

もし、出来るとするなら韓国が地道に自国で技術開発を行い、世界で無二の製品を作り出すことでしか難しいでしょう。つまり技術立国です。

 

ドイツも兎も角も輸出を前提に生産を続けています。内需がないというのではありませんが、自国の消費以上の過剰な生産が原因です。

 

 

■ コロナが終息しない

イギリスやロシアなどの東欧の様にまたしても感染が拡大したりしている現状を考えると、日本の輸出も現地生産もなかなか拡大出来ないでしょう。また、それを捌くことも難しい。

 

この現状を見れば、今こそ、日本の内需を振興する時です。日本が自らの手で持って内需を振興し拡大することによって、国内に生産と消費の好循環を作る時です。今ならできます。それには政府が主導して、好循環が回転するまで財政出動をする必要があるのです。

 

一旦好循環が出来れば、政府は何もしなくて良いのです。税収の算段をしていればいいわけです。そこまでは政府が主導しなければなりません。

 

内需の好循環が生まれれば、他国からの投資を呼び込めますし、国内に雇用を生むことにもつながります。日本の若い働き手たちの給与が上がり、豊かさを取り戻せさせてあげたい、デフレをいくら忍んでも埒は空きません。

 

今の若い人たちの生活を見ると本当に可哀想です。歳よりもそうですが。

 

■ 観光立国

日本は、自らの力で内需を掘り起こそうとしないまま、観光収入でその穴埋めをしようとしていますが、コロナの終息はおそらく数年先でしょう。外国からの観光客をまたコロナ前と同様に戻すのにはそれまでの期間は長すぎます。

 

内需によって、日本人が日本を観光する本来のあるべき姿に戻る時でもあります、今は。

 

新型コロナウィルス激減の理由は不明確

新型コロナウィルスの第5派の終息が、これほどに急速に進むとは日本中の誰もが想像だにしなかったことでありましょう。専門家でも、その理由を明確に述べることは出来ていません。まして、国外の国にとっては、自国の感染状況と比較して猜疑心の目で見られるのも致し方ありません。

 

■ 韓国の反応

お隣の韓国では、「統計を偽装している」とか「人数を胡麻化している」などの反応が見られます。日本国内においても、俄かには信じがたい減少を訝しむ人も少ないくないでしょう。まあ、わたしも少しはその気持ちが解る。

 

韓国は、検査を受けたが結果発表を待っている人が130万もいるとの発表しているメディアもあるので、韓国は当面現状ていど(1500人/日)を維持し続けるかもしれません。それから考えて日本が、検査もせず感染者が減っていると言っているのではないかという猜疑心を彼らが持ってもおかしくありません。

 

だからといって、国の検査状況や感染者の追跡の仕方も違うので、他国との比較は難しい。

 

これらの隣国の反応に、日本国内からは

「自分たちがいつも(ごまかしを)やっているからと言って、他国を同じとみるな」

とか

「ご自慢のk防疫はどうした」

などの意見が出ておりました。韓国の場合、携帯の位置情報で感染後の足取りを追跡調査される「k防疫」がありますので、もっと早く収束出来ると思ったのですが、気のゆるみでしょうかね。

 

■ イギリスやアメリカの反応

イギリスやアメリカのメディアは、日本の極端な罹患者の減少を「奇跡」と呼んでいますが、その理由の不明確さに首をかしげているふしもあります。まあ、あり得ないと彼らの意識からすればあるのでしょう。

 

 

ゼロには出来ないと思います。ずっと現状維持が出来ている状態で、治療薬や新型のワクチンが出来るまで注意深く用心して待つしかありませんね。マスクを取って、白い歯の笑い顔が早く見たいものです。

 

発表されたばかりの、昨日の世界の感染状況です。新規感染者をランキングしました。

ヨーロッパ、インド、中近東、東南アジア、南アメリカ諸国が多いですね

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turkeyはトルコ、Netherlandsはオランダです
画像出典:worldometer

 

愛する勇気があるものには、必ず苦しむ勇気もある(トロロープ)

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画像出典:キクエス



宮家の女性と一般男性の恋は、何故か切なく響いてこないのは、時代のせいでしょうか。「ローマの休日」でなくとも上皇夫妻のような羨ましさの思いが馳せないのは、恐らく、今のあまりに開放が過ぎたメディアのせいかも知れませんね。

 

今の世界では、凡そ謎のようなものは巨万の富を持つ人の私生活くらいで、一般庶民にはプライバシーの主張は通じません。勿論、わたしのような一般人が明け透けに、社会に露出しないのはメディアに追い回される程の何かを持ち合わせていないからに過ぎません。

 

出るとしたら、重大事故や犯罪の主因者となった時くらいであろうかと思います。それ以外では飛びぬけた才能がないことが、平穏で無事な生活を送れている理由でもあります。良くも悪くも。

 

 

■ 昭和の恋さながら

しかし、今話題の宮家と一般男性の恋が苦難の末結ばれたことは良かったかどうかは、これからの話ですが、ここはお祝い申し上げたい。ただお二人は6年もの間、まるで生き別れの様にあって居なかったせいもあるでしょうが、恋心は募りに募ったことでありましょう。今の時代にそのような、昭和の時代のようなことは、まずはありませんので、お二人が興味本位に注目されるのも致し方ないかも知れません。

『放って置いて』

とお二人は怒っているかもしれませんが。

 

まさにその四面楚歌のような二人の状況が、二人を結束させたのかも知れません。

 

 

■ しかし、

しかし、このようにして結ばれし二人も、同じ人間なら

「遂がわば何の恋の味」ということにならねば良いのですが。「二人が愛し合えば、ハッピーエンドなどあり得ない」(アーネスト・ヘミングウェイ)とならねば良いのですが。

 

韓国の通貨危機の一因

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画像:韓国銀行(韓国中央銀行



 

韓国の通貨であるウォンがドルに対して通貨危機が叫ばれる水準まで安くなってきました。通貨危機の目途であるのは1ドル=1200ウォンと呼ばれています。現状は1ドル=1196ウォンで2021年10月8日(土曜日の最終値)で引けました。ウォン安が進むと国債を買ってくれた外国へのドル建て返済が厳しくなります。

 

ここまで安くなると、確かに通貨危機が叫ばれてもおかしくはないのです。一体どうなることでしょうか。成る程ウォン安なら、輸出は拡大します。しかし、同時に輸入も高くつくので、その差の利益はほとんど変わらないのです。

 

 

韓国は典型的な輸入→加工→輸出の加工貿易国で、輸入品に加工をして僅かな利益を掬い取ることで国を維持しています。日本も同じように加工貿易国ですが、利益が韓国よりずーと厚いのです。

 

その差は、技術の差と言っていいと思います。

 

 

■ 貯蓄をしない国民性

また、韓国民は日本人のように何かというと貯蓄をする国柄ではありません。不動産投資や株式投資、仮想通貨通しなどに全力を注いでいます。それは、理解できなくもありません。致し方ありません。大学を卒業しても、67%程度の新卒しか就職出来ないのですから。しかも、やっと就職しても一年過ぎには、5人に1人が離職しています。

 

 

■ 韓国の通貨危機の一因

韓国の通貨危機の原因は、いろいろあるでしょうが、わたしは最も大きいものの一つは、韓国民の貯蓄の少なさです。日本国民のように暇さえあれば貯金をするという国民柄ではありません。

 

大学卒業して就職するために多大なお金をかけても、67%しか就職できなければ、大きな負債が家計に残ります。子に投資したお金の回収が出来なくなることを意味します。従って、不動産投資や誰にでも始められる株式投資やFX、仮想通貨と言った、起死回生も夢ではないと思われるモノへの投資、投機へと向かいます。

 

うまく行けば、確かに挽回も可能です。しかし、その世界は「生き馬の目を抜く」で、プロ集団も金に潤沢な仕手集団も手ぐすねを引いて、素人の懐を狙っている世界でもあります。「けつの毛まで抜かれる」事も少ない無いでしょう。

 

 

■ お金を借りてまでやることではない

不動産投資は、まあローンを組むのが一般的ですがそれ以外はお金を借りてまでやることではありません。しかし、韓国民の多くはお金を借りてまで投資や投機に入れ込んでいます。それが、何と個人負債額がGDPの年間額を7%超えています。これを解消するのは、どんな手腕の政治家でも無理でありましょう。

 

 

■ 国内に国債を消化できる余力がない

これでは、韓国政府が国債を発行しても国民がそれを買うだけの貯蓄がないのですから、どうしても外国勢に買って貰うしかお金の調達が出来ません。

 

従って、今般のようにアメリカがドルの量的緩和を止め、利上げを決定しますと、韓国のドルだて国債というやや危ない債券を持つより、実物のドルを持つ方がはるかに安全であると考えるのは当然です。

韓国中央銀行は10月15日、国会で、11月25日の金融政策決定会合政策金利を引き上げる可能性があると述べた。

 

韓国政府は、この前の8月にも利上げを行いました。それは、韓国ウォンの値下がりを防ぐ目的があるからで、本当はしたくはないのです。むしろ利下げしたいくらいなのですが、韓国からドルが出て行くのを引き留めるためには、金利という旨味がなければなりません。

 

利上げをすれば、国内企業に打撃が出ます。国内でお金を借りている個人にしわ寄せが来ます。かなり苦しい経済運営でしょうが、日本には不義理をしていて助けを求める訳にも行かず、殆ど同格国家にスワップを依頼していますが、それらの国から逆にスワップを使われることもあるでしょう。

 

通貨危機からデフォルトに行く可能性は、日々高まっていますが、まだ日本に不義理を謝り、国際条約保護を撤回するまでには至っていないところから、まだ何とか乗り切れると文政権は考えているのでありましょう。