聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

度忘れが進んだら、こうなる 後日譚

画像出典:業務スーパー

わたしは、テレビに出演中の女優さんの名前を失念して、思い出そうとその日中を苦悶し、そのあまり翌朝には思い出そうとした女優さんの顔を忘れてしまうという笑えない失態。まるで喜劇の様なボケ方ではありましたが、思い出すべき対象を忘れては最早、自らを笑うしかありませんが、そうなっては、気持ちは晴れたかに思えました

 

*** ***

 

ここまでが前回のブログのざっとした顛末でありました。

 

わたしは、その日の夕方になって妻にこの話をしてみました。妻はわたしの顔をマジマジとみて、

『お父さんが思い出そうとしていたのは、冷凍のフルーツの名前じゃなかった?』

といい、

『その名前をわたしに尋ねたでしょう?わたしも思い出せなかったけど』

『え、、、そうやったかいなあ』

わたしは、狼狽し混乱しました。そして、やっと自分が思い違いをしていることに気づいたのでした。

 

その女優さんの顔も勿論知ってはいるが、名は思い出せません。しかし、名を強いて思い出そうという気はなく、その女優さんのフルーツの盛り合わせに、使われていた冷凍フルーツのひとつの名を思い出そうとしていたのでした。

 

そして、いつの間にか女優さん名前を思い出そうとしていてることとすり替わっていたのでした。思い出そうとする女優さんの顔が他の女優さんの顔に取って変わりそうになるなどの何か違和感もそういえばあった。

 

■ 合点がいった

わたしが思い出そうとしていたのは、冷凍フルーツの名前だったのです。わたしは自分の迂闊さを妻にさらけ出してしまったことを大いに後悔したものの、覆水盆に返らずとなったのでした。何を今更ではありますが。

 

そして、その冷凍フルーツの名前は「ライチ」でした。割と簡単に思い出せました。思い出すことが出来ても少しも嬉しさは湧いてきません。

 

 

度忘れが進んだら、こうなる

画像出典:nhk

 

先日テレビを見ていて、つい昨年ごろまでに活躍した女優さんが映りました。なんだかとても懐かしい顔なのですが、名前が思い浮かびません。ほんの少しのヒントを与えて貰えれば思い出せますが、生憎、テレビを見ていたのはわたしだけでした。

 

その女優さんの出演が終わって、またその番組自体もその日の放送は終わってもわたしの頭の記憶は頑(かたく)なに戻りません。

『誰だったっけ?何か一文字の名前?』

こんな風な埒の開かない思考が、頭の片隅で空転し続けます。その後の夕食の時間も、はたまた、寝る前の歯磨きの時間にも。

 

もどかしいが思い出せない。余りに考え過ぎると、思い出そうとしていた女優さんの顔が他の女優さんの顔にすり替わりそうになったり、いよいよ混乱してきました。

 

『もう、いいや。思い出したところで何にもならん』

そう思うものの、頭の片隅に半透明のシールが貼りついているような、思い切れないものがモヤモヤとして残る。しかし、もういい、と思う。

 

■ あくる日

あくる日の朝の歯磨きの時、ふと思い出そうとしていた女優さんの顔すらも忘れてしまっていました。

『あれ、誰を思い出すのだったかな?』

てな具合です。これまで時間は日単位ではあるものの遅まきながら思い出せていたのに。

 

まあ、ここまでくればほぼ、「ボケ」の領域かも知れません。

でも、思い出そうとする苦労はなくなりました。

 

結局、金利は上がらない!

 

画像出典:東テレ


本日も日銀のショックが残っていて、株式市場は下落で終わりました。日銀の発表からよく考えてみました。

 

整理すると日銀の主旨は次の二つです。

① 長期金利(ゼロ金利)の許容幅を±0.25%としていたものを±0.5と修正しました。しかし利上げをしたわけではありません。

 

② 国債の買取を継続する。つまり、金融緩和を継続する。しかも、それを拡大する。

 

の二点です。長期金利をゼロ金利に押さえると言っても±0.00%に抑え込むというような事ではありません。中国のゼロコロナなどと言うことでも分かるように振れ幅なしに押さえることは無理です。そこで金利の振れ幅を±0.25以内としていた。今般その幅を少し広げた訳です。

 

これで、金融システムの歪みは多少正されることにはなると日銀は説明しています。外国のどこかのファンドが何とかカーブをゆがめるような仕掛けをして、日銀に負けたという事らしいですね。

 

従って、金利はこれまで通りのゼロ金利と何ら変わらないと思われます。①と②で相殺です。

何故なら、金融緩和=国債買い入れをこれまで以上に拡大し継続するとしています。即ち金利の上昇を抑える効果を強める訳ですから。もし+0.25%を超えて進んでいくようなら、国債買い入れ幅で調整できますので。住宅ローンも結局のところ上がらない。心配ないでしょう。

 

色んな市場もこれに気付いて又、いつものどんちゃん騒ぎをするのでしょうね。普段の生活に支障なしです。

事実上の利上げか (日銀)

日銀がゼロ金利政策を見直しました。

ゼロ金利政策と言っても0.00%を死守するという訳ではありません。

-025%から+0.25%の範囲に市中金利を抑えるといわけです。しかし、今般のゼロ金利政策の見直しというのは、上限の+0.25%を+0.50%まで緩めるという訳です。つまり、実質的には0.25%の利上げとも言えます。

 

しかし、同時に金融緩和も継続すると言っており、実際に+0.25%上昇して+0.5%になるかは分かりません。金融緩和は金利押し下げが目的ですから。一挙に金利上昇するなら、金融緩和を大きくすることで調整は出来ます。金融緩和とは国債を買い取って市中にお金を供給するという行為です。

 

そこで気になるのは、住宅ローンです。

読者の方も住宅ローンを組んでいる方もいらっしゃるでしょう。

金利がそこにも上乗せになる可能性があります。そうなると、給料は上がっていないのにローン金利は上がるといことになります。

 

銀行は、その分を月々の返済に上乗せするか、支払い期間を延ばすかの選択を求めることになるでしょう。支払い期間が目一杯であれば月々の支払いは増加します。いずれにしても支払い総額は増加します。

 

実際に住宅ローンが上がるのかは不明ですが、その可能性は小さいでしょう。日銀は金利を上げる積もりは無いとも言っており、住宅ローン金利が上がった場合、ローン減税を行うこともあり得ます。

アメリカの来年

画像出典:宣伝会議

 

アメリカの来年はどうなるのでしょうか。実際のところはよく分かりませんが、現状ではインフレを2%台まで引き下げる目標がFRBにあって、金利を引き上げを段階的に進めています。今年の1月には僅か0.25%であったものが11月の時点では4.0%まで上がっています。

しかし、インフレ抑制効果はあまり出ず、経済指標の方は景気減速を示すものも出て来て株価は大きく下落してきています。つまり、スタグフレーションです。

 

スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。 この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Inflation)」を組み合わせた合成語です。(出典:SMBC)

 

多分、来年、少なくとも第一四半期はこの調子が続いて、経済は低迷するのに金利はインフレ退治の為に上げるしかないという、ジレンマに陥ったままとなるでしょう。

 

関心のインフレは、仮に第一四半期(1-3月)に目標に到達に向かうとして、経済は相当な打撃となって低迷となるでしょう。しかし、インフレ懸念から景気刺激の手も打てない。

 

仮にインフレが落ち着いたとして、今度はデフレに進むことになる気がします。デフレは、物が売れず競合他社があれば値下げ競争が起きて、それには体力のある会社が生き残るという、日本の様に景気低迷となりそうです。

 

金利が例えば4%台で落ち着いても、この金利水準では企業がデフレを回避できるような借り入れはアメリカ国内ではやりにくいでしょう。その結果、企業の従業員解雇が増えそうです。

 

■ 米現政権が出来る事

デフレになり、失業者が街に溢れ、社会不安になるのを防ぐには、結局低所得者の減税や生活補助金などを拠出するしかありません。それは、無論国債発行で賄うことになるでしょう。たとえ、金利上げが止まったとしても、3.5-4%は維持するでしょうから、国債の大幅が下落は無いものの、国債新規発行は、長期にはドル安が進む結果となるでしょう。

つまり、かなり円高が進みそうです。

 

■ 株高と貴金属が上がる可能性

アメリカの景気が低迷し、投資する機会が少なくなるとお金の行先は債権か株式へと向かうでしょう。債権は金利が3%台に落ちると株式市場へ流入すると思います。不景気の株高です。また、どんな景気であっても貴金属の安全性は高まり、価格が上昇するかも知れませんね。

 

もし、ロシアウクライナ戦争が終結するとなれば、世界の経済は上向くことでしょう。しかし、その兆候は全く見えません。

 

 

来年の中国

 

 

画像出典:ニューズウィーク


中国はゼロコロナを標榜してきましたが、反発が激しくて部分的解除をし始めています。しかし、ワクチン接種を進めないままに封鎖を解除をすれば、新型コロナウィルスは中国にたちまち蔓延してしまうことでしょう。

 

ゼロコロナ政策は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策として、都市封鎖など強制的な取り組みによって市中感染を徹底的に抑え込もうとする政策。特に中華人民共和国において中国共産党が推し進める厳格な行動制限などを通じて、感染症の完全な封じ込めをはかる政策がよく知られている。

過去にシンガポールベトナムなどの国々もゼロコロナ政策を採用したが方針転換している。日本では立憲民主党が提唱した。(出典:Wikipedia

 

まずはワクチンの接種が先だったのにも関わらず、アメリカのワクチンを拒否した結果、例えば、マンションの住人に一人でも、ショッピングセンター内の客に一人でも新コロナウィルスの陽性者が出たら、その場で封鎖して、買い物客も帰ることが出来ない状況でした。たとえ子供でも出ることは出来ません。

 

このような異常な状況は経済に打撃を与えて、中国経済は衰退しつつあります。中国の経済のけん引役の一つである、不動産にバブルがはじけて日本以上の後遺症が出るとも言われています。

 

その上にコロナワクチン接種をしていない人たちは、罹患すると重症化して高齢化の進む中国社会に来年は蔓延する事態となることは想像に難(かた)くありません。中国はアメリカの経済への締め付けと不動産バブルの崩壊にによる後遺症、コロナウィルスの蔓延で経済が低迷し、社会不安が広がる一年と来年はなる気がします。

 

 

 

胸焼けには炭酸

我が家の常備薬「炭酸」
画像出典:井上清助商店

わたしの父は、芋などを食べると、しきりに『胸が焼ける』と言っておりました。わたしは、子供ながらにその言葉を理解しようとしていましたが、相当な大人になるまで知らず仕舞いでした。が、それは、腸は弱いものの胃は非常に丈夫だったことから、胸やけを体感することが殆ど無かったからなのです。

 

ところが、30歳代半ばになると流石に、胸焼けとはこの事かと分かることが増えて来て、また、父がその時に家にあった「炭酸の白い粉」をスプーンにすくって粉薬の様にして飲むのを見かけたことがありました。それを飲むと、間もなく

『ゲフッ』

とゲップを出すと、胸焼けがすっと治まるらしく、それが不思議でもありました。

 

余談ながら、何故炭酸が我家にあったか?と言えば、祖母が良く饅頭などを作ることがあり、「膨(ふ)らし粉」として使っていたからでした。

 

 

■ 胸焼けの時に「炭酸」

わたしは、父の炭酸を飲む様子を覚えていて、脂っこい物を食べた後に胸焼けを起こして炭酸を飲んでみたことがあります。小さいスプーンの先の方にほんの少しビニールの袋からすくい出しました。なんだか本当に胸焼けに効くのか半信半疑で、躊躇しもしました。

しかし、父が炭酸を飲んだ後のケロリとした顔を思い出しますと、よもや死ぬこともあるまいと思い一気に服用してみました。父と同様に粉薬を飲む要領です。

 

 

■ 炭酸はよく効く

炭酸を飲んで間もなくして、ゲップが出て胸焼けは少し良くなりました。服用する量が少なかったのか、完全に治まった訳ではないものの、食道辺りの焼けつくような痛みはなくなりました。その後に体調が悪くなるなどの変化もありません。

 

「炭酸」を「重曹」などともいいます。重曹だと何だか汚れ落しのイメージですが、炭酸なら親しみが湧きますね。

 

まあ、飲まないに越したことはありませんが、年末年始の胸焼けには応急的に非常に効果的なモノです。勿論、炭酸飲料でもいいのですが、あくまで応急的で少量で効くのがよい。凡そ100円程度で箱入り、我家の常備薬です。

 

プラチナを買っておいても良いかもしれない

 

画像と本文とは直接関係ありません
画像出典:神戸ゴールドバンク

金は、酸化しませんので腐りません。王水(おうすい)には溶けますが他の物には反応しません。従って古来より不滅の金属として富の象徴でした。金は全世界でこれまで産出された量は、オリンピックプール3.8杯分と言われています。

 

 

■ プラチナ

一方プラチナは、現在(2022/12/09)現在で1g=4503円台です。昨年の同時期から500円以上値上がりしています。プラチナは、これまで全世界で産出された量は、6メートル四方の立法体程です。金のオリンピックプール3.8杯分に比べてはるかに産出量が少ないので、金に勝る希少価値が本来はあります。

 

ただ、これまでのプラチナの歴史では、「有事の金」に対して、「平時のプラチナ」でありました。つまり、世の中が平和になればまた金を凌ぐ勢いが出てくると思われます。金に比べて産出する国は南アフリカがおおかたで産出量の3/4を占めています。次がロシアですが、政情に不安があります。もし、南アフリカに何かの有事が起こればプラチナの供給はほぼ寸断されるしかありません。

 

現在の南アフリカは、コロナの国への後遺症とインフレによる金融情勢がこの国を大きく左右するとし、もっとも外貨準備高の希薄な国として挙げらるとの、アナリストの見解もあります。勿論、プラチナの価格の今後を弱気に見る人もありますので、そこは個人の判断しかありません。ただ、弱気な人の見解は、南アフリカのプラチナの生産が現状のまま続くという前提です。

 

■ プラチナの需要

プラチナは、貴金属としても価値の外に脱炭素として

① 水素製造に必要

② 燃料電池に必要

などから、需要は今後増える可能性があります。

 

そこで、現在プラチナの価格は金の約半分より少し高い目程度ですが、来年中には金と同程度か金を抜く価格になる可能性があります。手持ち資金に余裕があれば、買っておいても良いかと思います。少し買いました。

指に潤いがないと困る事

 

画像出典:クライマー


指に潤いがないと、日常生活で困ることは少なくありません。歳をとると、手のひらに潤いが無くなるのは、誰もが経験するところです。歳をとった人の手の平は張りがなくカサカサしていてます。それは、熟柿(じゅくし)が食べごろを逸した時のようです。

 

現在の様な新型の感染症があると、手の消毒にエタノールを使いますと、手の潤いは即座に失われてしまいます。手の平の脱脂をしているからで、これは年齢に関係なく脱脂されるので、手の平がカサカサになってしまう訳です。

 

しかし、若い人はそこからの復元力がありますので、暫くすれば元に戻りますが、歳よりは回復は緩慢です。

 

手消毒は年寄りのカサカサの手の平に追い打ちをかけるようなものです。年寄りの人の手を見ますと、指紋が薄くなっていますね。それで、スマホ指紋認証がまるで取り合ってくれないことも。

 

 

■ 重なった紙が分けられない

能書(のうがき)が長くなりましたが、歳をとると手指に潤いが無くなり、重なった紙を分けることが非常に困難になります。重なった部分を開けようと、親指と人差し指とで挟んだ紙は摩擦がほぼ皆無。右手左手交互にやっても合わさった新聞紙は開きません。恐らく静電気も加わっているのでしょう。

唾を付けたら良いのだけれど、新感染症も気になるからやりたくはありません。それにじじむさい。そこで、何とか新聞紙を指で開けようとする。

親指が分けに入るのですが、指は合わさった紙の前にワナワナと震えて右に押しても左にしても開きそうにありません。腹が立つから一部をくしゃくしゃにしてもいいとは思うものの、それでは結局、情けない解決でしかなく無性に腹立たしさだけが残される。

 

それらを何回かすると、今度は失望感が湧いてきます。紙の端のかすかなずれに付け込んで、二つに分けようとしますが、上手く行かない。見えているのにそれがうまく行かないことに腹も立ってくる。

『クソ、えーい、クソ』

小さく呻きます。もう紙を引き裂いてしまいたい衝動を押されるのに精一杯になって来る。ちょっとした隙間に息を吹きかけて見ました。

ちょっと二つの紙が開きます。

それを即座に掴もうとしますがうまく行きません。何度かやってようように成功しました。

『やれやれ』

ですが、その開いたページに大した記事は乗っていない時の白けの様子は盗み見していても本当に気の毒です。事務用の水を含ませたスポンジ商品でよく見かける「指濡らし」など用意したらよいのかも。いろんな事務用品メーカーから出ています。

ちょっと笑えるのにプラスという文具メーカーの「メクール」などいかがでしょうか。

妻、倒れる

 

 

画像出典:薬の窓口


過日(11/21)の朝、風邪を引いた妻が降りて来て、台所で倒れました。わたしは歯を磨いていて、「ドスン」という大きな音がして、うめき声がしました。わたしは妻が倒れたと直ぐ分かりました。

 

洗面所と台所間の境の戸を開けるとその前に妻は仰向けに倒れており、血の気がまるでありません。寒い朝なのに凄い汗をかいて、眼をつぶったままです。声を掛けるのもはばかれるくらいでした。が、声を掛けるしかありません。

『大丈夫かー、おい』

うめき声の後に、

『うーんー、大丈夫』

とは答えるのですが、大丈夫そうではとてもありません。しかも、立ち上がれそうにも、上体を起こすことすら出来ません。引き起こそうとしたのですが、妻はわたしと違って大柄です。とても一人ではどうにもなりそうにありません。

 

『このまま、暫くしておいて』

というので、そうするしかありません。寝転がっていたのは、5-10分くらい、見ているだけでした。暑いというので、団扇で扇いでいました。

 

急に不安が頭をもたげます。どうしよう、救急車を呼んだ方が良いだろうか?意識は多少の混濁はあるものの受けごたえはあります。

『どうする?救急呼ぶか?』

と聞きますと、

『大丈夫。暑い』と返します。

見ると大汗をかいています。団扇であおぐものの、周囲の温度は20度未満。体に異変が出たときの冷や汗でしょうか。

 

わたしは、妻から離れてパソコンでこのようなケースを検索してみました。

「熱も無く、ろれつが回らないと言うこともなく、体にしびれがあるのでなければ暫く安静にしておいてもよい」という趣旨の内科医の記事をみて、再び妻にそれ等の事項を尋ねましたが、該当はありません。

 

暫くして、妻は何とか立ち上がり食卓のテーブルの椅子に座りました。一分と経たない内に、白目になって椅子から大きな音を立てて、右肩口からフローリングの床に転倒しました。大きな音がしてわたしの緊張は頂点に達していました。

頭は打たずに済んだのは、買いだめして来た買い物袋のお菓子類の袋にお陰です。

 

直ぐに妻も意識が戻り、そばに長めのクッションの上に寝かせるのに、精魂尽き果てました。その場に3時間程横になっている間に、急速に妻の体調は改善して、昼前には起き上がってお粥を啜れるまでに回復しました。

 

■ 妻が倒れた理由に思い当たる

妻にが倒れた理由にはただ一つだけ思い当たることがありました。先日の夕方に娘と妻の風邪薬を買いに行ったのですが、その風邪薬が妻の体に何らかの作用を与えたと思われるのです。それ以外に、特別に思い当たるものは何一つなかったのです。

 

その風邪薬は、市販薬ではありましたが薬局の薬剤師さんから説明を受けた時、かかりつけの医者に相談してからの服用とするように指示がありました。新薬の様でした。

しかし、そのような注意書きは通り一遍、どの薬の説明書きにもあるもので、左程気にすることも無いと思ったのです。その風邪薬のどのような配合の薬剤が妻にどのように作用したかは全く分かりません。ただ、妻は貧血の症状で倒れたので何か血圧降下剤が作用したとしか考えられません。

 

■ 復活

妻は、凡そ3時間程経って、元気を取り戻しましたのは先に書いた通りです。

昨日買った風邪薬は以来服用しておりません。市販薬でも、十分に注意して服用するべきだとつくづく思いましたね。いつも飲んでる風邪薬が効かないからと言って、最近市販されるようになった強力な違う薬は、要注意です。元々、風邪薬の特効薬などないのですから。「一に睡眠二に○〇」という風に、十分な睡眠をとることが一番大切です。

 

妻は、お尻からひっくり返ったので、したたかにお尻を打ち、既に2週間になろうかという今も、お尻をさすって痛いと申しております。尾てい骨にヒビがいったのかと、外科の先生に尋ねたところ、

「尾てい骨にヒビが入っていたら、痛くて辛抱が出来る筈がない」と一蹴され、かつ笑われましたが、ホッもしました。読者も気を付けてくださいね。