4月5日における韓国の潜在的、新コロナ感染者推定してみました。
これはあくまで、韓国の2020年4月5日午前零時における、韓国中央防疫対策本部の発表データーです。データーは毎日(土日も)発表されます。発表は同日の午前10時頃。
韓国の新型コロナ(合計の数字は延べ) | 合計 | 前日比 |
---|---|---|
A 陽性の検査結果者数 | 10237人 | +81 |
B 退院者数 | 6463人 | +138 |
C 死者 | 183人 | +6 |
D 総検査者数 | 461233人 | +6201 |
E 検査結果待ち者数 |
19571人 | -573 |
F 陰性の検査結果者数 | 431425人 | +6693 |
4/5 0時基準、10時更新 韓国中央防疫対策本部より
さて、ここから、4月5日における韓国の未だ発見には至っていない新型コロナウィールスの感染者数、いわゆる潜在的感染者数を推定してみましょう。
上の表を元にしています。(ただし、総検査者数の中に、退院者への検査者数が含まれていないのを前提にしています。また、同じ人が何度も検査を受けた数字も考慮していません)
陽性の検査結果者数(A)+陰性の検査結果者数(F)+検査結果待ち数(E)=総検査者数(D)
となります。これら合計の数字はカウントを始めてからの延数です。これを計算します。
10,237人+431,475人+19,571=461,233人
となります。韓国は何と、46万人もこれまで検査をしてきたのですね。これは凄いと思います。この数字を元に、検査を受けた総数に対してどのくらいの割合で陽性の検査結果者数が出ているのかを計算しています。
陽性の検査結果者数(A)÷総検査数(D)=陽性判定が出る(率)となります。
A÷D=10,237÷461,233=0.022(2.2%)となります。
検査結果待ち者数(E)×陽性判定が出る率(2.2%)=検査結果待ち者数の中にいる潜在的感染者数となります。これを数字におきかえますと、
E×0.022=19,571人×0.022=430人となります。
よって、韓国の2020年4月5日(日曜日)午前零時の時点で、検査結果待ち者数の中に430人程度の潜在的感染者がいるということになります。
また、総検査者数の本日分の増加数6,201人に同じ率0.022を掛けますと、本日の潜在的感染者が136人がいると推定されます。
6,201×0.022=136(単位人)
当然ながら430人中に136人は含まれています。4月5日Eの検査待ち者数は-573人減ってしまっています。
従って573人の2.2%の12人はAの陽性の検査結果者の81人に含まれているのかも知れません。573人-12人=561人はFの陰性の検査結果者数6,693人に含まれていることになります。。
そうすると、Dの総検査数の前日比+6,201の検査結果はどこに行ったのかが不明です。検査結果待ち数は前日より減っているのですから、Dの+6201人は此処には含まれません。そうすると、考えられるのは、検査結果待ち数に関係なく+6201の結果はその日のうちにAとFに振り分けられてしまったとしか考えられません。それにしても、検査結果待ち数が19,571はなぜこんなにも結果が溜まっているのかと、本日分のみが検査結果が出てしまっているのかもよくわかりません。どこかこのデーターには、おかしなところがあります。
日本のネットユーザーの中では、韓国の大統領選を控えて、検査数や検査結果数を意図的に減らしているからだという意見もあります。そして、大統領選後一気に感染者確定数が大きくなるとの予想している向きもあります。
日本が、オリンピックを後ろ倒しにした直後に感染者数が急増したのを引き合い出しながら。まあ、満更あり得ない話でもなさそうですね。