聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

日本国民諸君!

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ジョン・F・ケネディ

アメリカ国民諸君、国家が諸君らのために何が出来るかを問うのではなく、諸君らが国家のために何が出来るかを問うて欲しい。

 

1960 年、ジョン・F・ケネディはリチャード・M・ニクソ ンを破り第35 代合衆国大統領に選出されました。1961 年1 月20 日、ケネディはワシントンDC の連邦議 会議事堂の石段で就任演説を行った時のことばです。

 

現在の日本は、新型コロナウィルスの蔓延により、首都圏をはじめとして7都府県に緊急事態宣言下にあります。このような国難にあっては、政権の運営に迷いや、対応の遅れ、見通しの甘さなどが出てくることは当然です。経験がない事態である以上、手探りの対応となるのもやむを得ません。

 

ケネディーのことばは、今の日本にあってふさわしい。

 

日本国民は、このような国難の時にあって、こうした政府を少しでも盛り立てていくのが筋です。平時では、政権に言いたい放題でもいいでしょう。でも、今はそういう時ではありません。

 

 

産経・FNN合同世論調査 立民の支持率急落 維新が野党トップ

 

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11、12両日に実施した合同世論調査では、野党第一党立憲民主党の支持率が3・7%と急落し、新型コロナウイルス対応をめぐって安倍晋三政権への批判を取り込めていない現状が浮き彫りになった。一方、日本維新の会が5・2%と急伸し、野党トップの座に躍り出た。

 立民の支持率は3月の7・7%、2月の8・6%、1月の5・9%から大きく落ち込んだ。

 立民は国会審議で「桜を見る会」などの追及に力を入れ、“初動対応”で批判を浴びた。緊急事態宣言を定めた改正新型インフルエンザ等対策特別措置法には賛成したが、他の野党が消費税減税を訴える中、枝野幸男代表は慎重な姿勢を崩さず、政権との明確な対立軸を打ち出せていない。

 これに対し、維新は3月と2月の支持率はいずれも3・8%、1月は2・9%で、今回上昇が目立った。(後略)

 

(引用ここまで)(続きは、下記のサイトへ)

https://www.sankei.com/politics/news/200413/plt2004130008-n1.html

 

 

立憲民主党は、国難を平時と同様にとらえる過ちを犯しています。この党の態度は、『正常バイアス』と呼ばれるものです。正常バイアスとは、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。一見正常と名が付くのに何が問題なのか?と反問されそうですが、異常事態なのに、正常だと認識することをいいます。

 

即ち、「自分は大丈夫」と思う気持ちです。台風さなかに増水した川の様子を見にいったり、危険避難の令が出ているのに避難しない、その結果死んだり、被災してしまう時の危機感の無さから来ています。

 

立憲民主党は、新コロナウィルスが急速に広がって行くのを見ながら、それを平時・平常と捉えて、それ以外のことで政府を追及するという危機感の無さです。国民は、政府の頼りなさにも、苛立ってはいますが、平時ではないこともまた、理解しています。

 

立憲民主党が、支持率を落とすのは、この国民の不安や苛立ちを解消するために、立憲民主党自身がどんな行動がとれるのかを考えていません。そして、現在の政府を少しでも助けて、国難を何とか乗り切ろうとする姿勢もありません。

 

政府を助けると支持率が落ちると考えているのでしょうか?

 

立憲民主党が、政府に「こういう時だから、協力を惜しまない」といえばもっと支持率は向上したことでしょう。

 

そして、われわれ国民は、政府を罵り、批判ばかりをするのではなく、政府を盛り立てていくには、現状をどんなことをするべきなのかを考えるべきでしょう。国が駄目なら都道府県が市があるいは町が村がそれぞれ支えになるような努力をするべきです。そして、個人も。

 

日本人のあの思いやりのある優しい心、みんなで支え合う力はどこに行ったのでしょう。この国を、少しでも良くするために、頼りない政府であったとしても、民間で政府には出来ないことも出来る筈です。

 

お互いに、出来ることをやりたものです。

 

最後に最前線で日夜奮闘されている医療関係者や行政の方々に、深い敬意と感謝を申し上げます。