聖護院 京極のブログ

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飲酒しないのに肝臓が悪い(なぜ?)

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画像と記事西日本新聞

 

飲酒ないのに脂肪肝、増加中 がんのリスクも…改善法は?

2020/2/10 11:00  西日本新聞

 過度な飲酒の習慣などがないのに、肝臓に脂肪がたまる脂肪肝が増えている。日本国内に1千万~2千万人の潜在患者がいるとも推定される。久留米大病院(福岡県久留米市)などは「運動不足が要因の一つ」として、脂肪肝を改善するための「肝炎体操」を開発、実践を呼び掛けている。

 

 脂肪肝は進行すると、炎症が起こって肝臓が硬くなり、肝臓がんにつながるリスクもある。過度な飲酒や過食、生活習慣の乱れなどが原因とされている。

 近年、飲酒の影響がない非アルコール性脂肪肝の増加が注目されるようになった。久留米大病院消化器病センターの川口巧講師らが2017年5月から19年6月までの約2年間、佐賀県エタノール摂取量が1日60グラム未満で慢性肝疾患もない健康診断受診者1361人のデータを分析したところ、45~64歳は55・4%、65~74歳は50・7%が脂肪肝だった。

 

 川口講師によると、肥満や糖尿病、高血圧などとの関連がみられるが、肥満ではないのに脂肪肝の人も目立つという。「デスクワークの増加などで運動不足が大きく影響していると考えられる」と話す。

 

 脂肪肝に自覚症状はない。ただ、放っておくと、年4~8%が慢性肝炎に、さらに約1%が肝硬変に、このうち0・2%程度が肝臓がんに進んでしまう。大腸がんや乳がんにつながるリスクも指摘されている。

 

 肝臓の硬さを判別するデータとして「FIB-4 index(フィブフォー インデックス)」が広く用いられている。健康診断で肝機能を表す数値(AST、ALT)、血小板の数値、年齢から計算できる(計算方法は日本肝臓学会のホームページ)。2以上は注意が必要で、2・67以上で肝臓が硬くなっている可能性がある。

(引用ここまで)(続きは下記のサイトへ)

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/582337/

 

一年に一度は受けている検査の結果を聞きに行った時、こう聞かれました。

『お酒は週どれくらい飲まれますか?』

と、かかりつけの医者。

『え、350mlのビール一本くらいです』

『毎日?』

『いえ、週に数回程度で、一回に付き一本ですね』

『あ、そうですか、、、』

ちょっと不安になって、

『どうして(そんなこと聞くの)です?』

尋ねると、

『ちょっとね。肝臓の数値が悪いんです。他は、横ばいかいか改善しているのですが』

『はあ』

その理由にはどんなことがあり得るのかを聞きたかったのですが、

『そうですか、、、何故なんでしょうね』

と担当医の方から言われて、聞きそびれてしまいました。

 

これ以上好きなビールを減らす気にもなりません。悪くなりつつある肝臓が、ビール(酒類)が原因だとは思いたくなくありません。飲むといっても細やかなものです。

 

それに、沈黙の臓器といわれるだけあって、自覚症状が全くありません。そして、気になっていたかかりつけの医者の怪訝な表情もいつしか忘れていました。

 

 

それから半年くらいして、ふとネットで見かけたのが冒頭の記事です。

「飲酒しないのに肝臓が悪い」の原因は久留米大病院などの調査によれば、「運動不足が一因」なのだそうです。そういえば、わたしも殆ど椅子に腰かけてのパソコン相手の一日です。体を動かす時は、食事や入浴、トイレに立つ程度。

 

即ち、「運動不足が一因」は思い当たるわけです。勿論、運動不足は一因であって、高血圧や糖尿病も関係しているかもしれないとのことです。しかし、逆に言えば、高血圧や糖尿病の人が、肝臓が悪いのかといえば、それはこの記事ではわかりません。多分、それが原因の人もいるのでしょうね。

 

一つの臓器が悪ければ、車ではありませんが、他も次第に調子が崩れていくのと似ているのでしょう。

 

肝臓の機能低下を放っておくと、がんリスクが高くなるとの指摘もあります。

 

そこで、わたしは今年受ける秋頃の健康診断に向けて、冒頭の画像が示すような運動を、継続して行い結果を見たいと考え実行しています。体が軋(きし)むような無理はせず、この画像にある運動回数を少し上回る程度としています。過剰に運動しようとすると、長続きしません。仕事の合間のリフレッシュのつもりです。

 

若い人でも、飲酒しないのに肝臓が悪い人は、恐らく「運動不足」が疑われますので、ちょとと画像の運動はダサく見えますが、健康の為に、冒頭の画像の運動を継続して行ってみましょう。

 

18年8月、川口講師は肝炎情報センター(千葉県)の提案で、久留米大病院整形外科の橋田竜騎(りゅうき)助教と共に「肝炎体操」を考案した。脂肪肝と運動に関する世界各国の論文に基づき、背中、お尻、脚の筋肉を鍛えると効果が高いと解析。10分程度で効率的に鍛えられるスクワットや爪先立ち、おじぎ、タオルを使った運動の4種類と、ウオーミングアップの足踏み、ふくらはぎのストレッチを提唱している(詳細は肝炎情報センターホームページ)。

 

との指摘がこの記事の続きを読みますと出てきます。この、一見ダサい運動は肝臓の改善に効果的なように考えられているようです。