聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

トルコ、韓国に通貨スワップ要請!

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トルコと韓国 国旗


 

トルコが、韓国に通貨スワップを要請しました。このニュースに接して、わたしは、耳を疑いました。正直な感想は

 

『ほんまかいな?』『なんで?』

 

でした。

でも本当に要請がありました。韓国はこの要請にどうこたえるのでしょうか?なかなか、興味深い展開です。なぜなら、韓国ですら通貨スワップを必要とする立場にあるからです。どのような判断を返すのでしょうか?トルコにも時間がありません。韓国は早くこの要請に判断を下さねばなりません。

 

しかし、韓国は新コロナウィルスの影響で経済が瀕死の状態です。これは、世界中の国においても同様ですが、韓国は輸出が主体の国ですので、モノを買ってくれる国が瀕死状態なので殆ど売れません。中国もアメリカとの政治と経済の争いを起こしており、頼りになりません。

 

そんな時に、トルコからの通貨スワップ要請です。

『なんで、うちなんだ?』

韓国は、そう叫び、狼狽したと思います。

 

通貨スワップ要請の記事は次のようになっています。

 

 トルコ、韓国に通貨スワップ要請

5/19(火) 10:22配信 中央日報日本語版

 

新型コロナウイルスの感染拡大で経済的危機を迎えているトルコが、韓国に通貨スワップを公式要請したと、ヘラルド経済が14日報じた。

 

ヘラルド経済は外交筋を引用し、4月中旬にトルコ政府が在韓トルコ大使館を通じて韓国との通貨スワップ締結を望むという書簡を韓国政府に渡したという。外交筋は「新型コロナ状況と重なってトルコ国内の経済状況が悪化し、韓国に事実上SOSを要請した」とし「両国高官級の電話でも意見が伝えられた」と述べたと、ヘラルド経済は伝えた。(引用ここまで)

 

続きを希望の方は下記のリンク先へどうぞ。

https://japanese.joins.com/JArticle/266084?sectcode=300&servcode=300

 

 

韓国とトルコの関係が日本人には呑み込めませんが、通貨スワップを要請することが出来るほどの関係深いのでしょうか。「ダメで元々」で頼んだ程度だったのでしょうか?

 

そこで、いろいろと調べてみました。(暇な人!)

トルコ経済は確かに今、相当悪化しています。それは、何も新コロナウィルスが原因という訳ではありません。それ以前からのことなので、今に始まった話ではないのですね。

 

一体どこまで遡れば、トルコ経済が良かった時にたどり着けるのか、というほど前から良くありません。一つの区切りとして、トルコショックなるものがあります。

 

■ トルコショック

『2016年10月トルコでクーデター未遂事件が起こり、アメリカ人牧師がクーデターに関与したと拘束される。

2018年7月:それまでアメリカは牧師の釈放を要求していたが、トルコはそれに応えなかったため、トランプ大統領はトルコへの大規模制裁を警告。

2018年8月10日(金)トランプ大統領は警告通りトルコから輸入する鉄鋼やアルミニウムに対する関税を2倍に引き上げる経済制裁を発表。
トルコリラは対ドルで5.55リラから6.87リラまで24%近く急落、対円でも20円から16.10円まで20%弱急落した』記事出典:上田ハ―ロー

 

 

ここから経済がよりおかしくなりました。米国と対峙しようなどとは、無謀です。エルドアン大統領は、日本人にも、わたし個人においても人気にある外国の大統領の一人ですが、これはいただけません。

 

 

■ 現在のトルコの経済状況

今年(2020年)に入り、まだ、新コロナウィルスが騒がれていなかった頃の2月に、シリア軍とトルコ軍の軍事衝突がありました。この時に、通貨トルコリラが急落しました。

 

そのあと、新コロナウィルスの世界蔓延で経済の悪化してトルコリラが暴落。トルコの中央銀行が買い支えますが、外貨準備高が急減中。米国など主要中銀との通貨スワップ協定の締結を目指していますが、成否は不透明。こんな状況です。

 

アメリカは上記の「トルコショック」の事件もあり、おいそれとは通貨スワップに応じてくれないでしょう。軍事同盟では、NATOに加盟しているものの、経済ではEU(欧州連合)に加盟申請していますが、未だに承認されていません。これも、トルコの信用が定まらない一因です。

 

 

■ 韓国との関係

トルコは、韓国へは、朝鮮戦争に国連軍の一員として派兵。縁はここからです。トルコは戦後急成長した韓国には好意と敬意を持っており、経済協力に期待しています。トルコと韓国は1957年国交樹立、1972年にビザ免除、1974年文化協定など様々な分野で協定を結んでいます。

 

韓国のロテムという会社は1996年以降電車関係で多くの輸出を行ってきました。2008年には同社は創立以来最大規模の電車受注契約を獲得しています。

 

トルコを訪れる韓国人観光客の増加などで、ビナリ・ユルドゥルム首相は、2019年には、韓国との友情にも言及したほどでした。

 

 

■ 韓国はトルコの要請にどう答える?

韓国は、トルコとよく似た国だと思います。気位が高く、容易に欠点や指摘を認めようとはしません。しかしながら、それが政治や経済・科学技術において、しっかりとした基盤から出たものではありません。強がりはいうものの、内心はいつも不安と葛藤に満ちています。

 

さて、韓国は自らもスワップを欲しています。しかし、その相手としてトルコは該当しないでしょう。しかし、早くいえば、トルコに助けて欲しいと言われているわけですから、これまでの両国の関係から無下にもできません。

 

結局、韓国はなりふり構わず、

 

『わが国もヤバいから無理』

 

とは、さすがに言えないでしょう。何しろ、プライドがありますから。トルコもプライドを捨てて要請してきたわけですが。

 

しかし、韓国ウォンにすがるとしても、「暖簾(のれん)に腕押し」「ぬかに釘」感が拭えません。

 

 

■ なぜ韓国を選んだのか?

トルコは韓国にそれほど実は、期待しているわけではないと思います。しかし、この危機をトルコが乗り越えることが出来たなら、韓国がスワップを喜んでむすんでくれたなら、また、トルコで何かが受注出来るかも知れません。そんな踏み絵のようなものを、それほど期待せずに出したのではないでしょうか。

 

おカネに目の無い韓国ですから、上限を定めて通貨スワップに応じる気もします。ここは、頼られても本来なら、『トルコにたよられた。誇らしい』といえないところに今の韓国の苦境があります。

 

 

■ 日本には通貨スワップを要請しないのか?

今、トルコが通貨スワップの要請をしている国がすべて不可能なら、日本に泣きつくことはないのでしょうか?

 

可能性はゼロではないものの、たぶんないと思います。なぜなら、日本はアジアの国々守りでで精一杯だからです。アジアでは、中国もありますが、一応韓国しか頼める筋合いはありそうにありません。最終的にはIMFの支援を仰ぐことになるのでしょう。