昨年(2019年)に起こった世界七大自然災害は、すべてにおいて推定被害額が100億ドル(約1兆900億円)を超えたとイギリスのシンクタンクが発表しました。一番大きかったのは、アメリカのカルフォルニア州の山火事で、250億ドル(約2兆7400億円)としています。
その七大自然災害に日本の台風19号も含まれているとしています。被害額の算定の仕方が不明なので何とも言えませんが。日本の被害額は日本で発表されているものでは、およそ4,000億円程度です。
いずれにしても、被害額は甚大です。地球の温暖化がその原因としています。アメリカと同等の面積の植林をすれば、地球温暖化は止めることが出来るという研究発表もあります。が、失礼ながら非現実的です。
日本において、地球温暖化で台風の発生が多くなり、しかも狂暴化したものが発生しやすくなるのでしょうか?
ここで記事の引用です。
最新研究】温暖化で台風は減る?
配信5/23(土) 11:32 片山由紀子 | 気象予報士/ウェザーマップ所属
980年以降、世界の熱帯低気圧は海域によって、発生に差があることが最新の研究で明らかになった。台風が発生する北西太平洋は減少傾向であるという。さらに、今世紀末にかけて、世界的に熱帯低気圧の発生は減る可能性がある。
(中略)
台風の発生数をみると、多い、少ないを長期的な幅で繰り返しているようにみえます。また、上陸数も2004年の10個があるものの、目立った増減は見られません。
、、、海域でみると、北大西洋や太平洋中部では熱帯低気圧の発生が多い傾向であり、一方、北西太平洋や南インド洋では減る傾向であることが明らかになりました。日本に関係の深い北西太平洋で、熱帯低気圧の発生が少なくなっている結果に驚きです。
(中略)
なぜ、熱帯低気圧の活動が海域によって違うのでしょう?
論文によると、大気や海洋が自然と持っている変動では原因を説明できず、温暖化、人為的なエアロゾル(空気中に漂う微粒子)、火山噴火が影響しているとしています。
上の画像で見る限り、日本付近は台風の発生は少なくなりそうで朗報ですね。
ただし、地球温暖化が進めば、発生件数は減少するものの、一つ一つが巨大化するとも書かれています。
小さな台風がいくつも来るのと、巨大台風が少なく来るのとどっちがいい?と二択になっても、
『どっちも、来るな!』
の回答しかあり得ませんね。