聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

唾液のコロナ検査、良好

f:id:yukukawa-no-nagare:20200530063635j:plain

画像出典:米食品医薬品局(FDA


 

 「新型コロナウイルスへの感染が確認されて3週間ほどたった患者の唾液(だえき)から検出されたウイルス量は、鼻の奥よりも多かったことを、長崎大の河野茂学長らのチームが確かめた。感染の有無を調べるPCR検査では現在、採取する検体として主に鼻の奥のぬぐい液が使われているが、唾液も適している可能性がある。

 

と新聞で報じられたのは、一昨日(5月28日 木)のことでした。

 

同日には、島津製作所からも唾液に拠るPCR検査の検査精度に問題がないことを確認したとの報道もなされました。政府は、おそらく来月初旬には、この検査方法を正式に承認することになるでしょう。

 

第二波が目の前に迫って来ていますので、ここは初動で躓(つまず)かないためにも早く正式承認を出してもらいたものです。

 

島津製作所、唾液による新型コロナのPCR検査精度に問題ないことを確認

2020/05/28 00:30   マイナビ記事

島津製作所は5月26日、4月20日より発売を開始した「新型コロナウイルス検出試薬キット」を用いて、従来の鼻咽頭拭い液ではなく、唾液でのPCR検査の精度を調べたところ、鼻咽頭拭い液と遜色ない結果を得ることができたと発表した。

 

PCR検査における鼻咽頭拭い液の採取は、感染者の咳やくしゃみなどによる医療従事者への飛沫感染が懸念されていたが、唾液を用いた検査ではこうしたリスクを低く抑えられ、かつ採取自体もより簡単になることから、検体採取数の増加に伴う検査機会の拡大が期待されることとなる。

 (引用ここまで)続きは下記のサイトへどうぞ。

https://news.mynavi.jp/article/20200528-1044557/

 

 

■ 唾液での検体採取は安全

唾液検査の良い点は、検体を採取する際の安全性にあります。綿棒を鼻の奥に差し込んで、検体を採取しますので、くしゃみや咳が起こると、採集者である医療従事者への感染リスクが高まります。

また、検体を採取される側にも、苦痛や恐怖心はあります。

 

それに比べて、唾液の検体としての採取は安全で且つ容易に出来ます。医療従事者が行わなくとも被験者が自ら採取可能です。鼻の奥からの採取は嫌だという人も唾液なら、簡単に応じてくれる筈です。

新型コロナウィルスが広くマスコミに報じられるようになって、鼻の奥に綿棒を差し込まなければ、検体が採取出来ないのは府に落ちませんでした。唾液だったらいいのに。常に新しい唾液が湧くから、薄まって検出できないのか、など思ったりもしていましたので感激です。

 

 

■  唾液での検査の精度は?

唾液の方がウイルス量が多かったのは26人、鼻の奥の方が多かったのは3人だった。再び陽性が出る割合は唾液で44・4%(28人)、鼻の奥で9・5%(6人)だった。いずれも陰性だったのは54%(34人)だった。唾液は凍らせず、低温で運ぶ必要があるという。

新聞記事からの抜粋です。

唾液の方がウイルス量が多かったのは26人、鼻の奥の方が多かったのは3人だった。再び陽性が出る割合は唾液で44・4%(28人)、鼻の奥で9・5%(6人)だった。いずれも陰性だったのは54%(34人)だった。唾液は凍らせず、低温で運ぶ必要があるという。

 

唾液の検査キットの方が検出力があるようですね。

 

 

■ 島津製作所の検査キットの特徴

最後にこの新コロナウィルス用唾液検査キットの特徴をあげておきます。

この唾液での検査キット(検査用品一式)は必要な試薬をすべて有することで、すぐに検査を可能としたもので、試薬および試料の調製、前処理(加熱)、反応、検出という全工程を約1時間で完了することができるという。また、煩雑なRNA抽出作業も不要で、試料は処理液と混合し加熱するだけであるため人の手を介する頻度を低減できるため人為的なミスの防止も可能になるという。

という事らしいです。早期発見、早期治療は医療の最も大切な点ですね。

 新型コロナウイルスへの感染が確認されて3週間ほどたった患者の唾液(だえき)から検出されたウイルス量は、鼻の奥よりも多かったことを、長崎大の河野茂学長らのチームが確かめた。感染の有無を調べるPCR検査では現在、採取する検体として主に鼻の奥のぬぐい液が使われているが、唾液も適している可能性がある。
 新型コロナウイルスへの感染が確認されて3週間ほどたった患者の唾液(だえき)から検出されたウイルス量は、鼻の奥よりも多かったことを、長崎大の河野茂学長らのチームが確かめた。感染の有無を調べるPCR検査では現在、採取する検体として主に鼻の奥のぬぐい液が使われているが、唾液も適している可能性がある。
 新型コロナウイルスへの感染が確認されて3週間ほどたった患者の唾液(だえき)から検出されたウイルス量は、鼻の奥よりも多かったことを、長崎大の河野茂学長らのチームが確かめた。感染の有無を調べるPCR検査では現在、採取する検体として主に鼻の奥のぬぐい液が使われているが、唾液も適している可能性がある。
 新型コロナウイルスへの感染が確認されて3週間ほどたった患者の唾液(だえき)から検出されたウイルス量は、鼻の奥よりも多かったことを、長崎大の河野茂学長らのチームが確かめた。感染の有無を調べるPCR検査では現在、採取する検体として主に鼻の奥のぬぐい液が使われているが、唾液も適している可能性がある。