聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

「柿のタネ」のネタ

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左:浪花製菓の柿のタネ(柿ピー)   右:亀田の柿のタネ(柿ピー)

 

スーパーマーケットなどに買い物に行きますと、ここでは男性は大抵が普段とは逆に、金魚の糞ならぬ「妻の糞(ふん)」よろしく妻の後ろをついて回ることが多いですね。そこで、あまりに後ろについて回っていると、知り合いや近所の人から

 

『お仲がよろしいことで』

 

などと、言われたりします。それが冗談めいた冷やかしなのか嫌味なのかは判然としません(おそらく全部)が、妻は満更でもなさそうですが、わたしとしては、一向にうれしくはありません。

 

そこで、ブラっと「妻の糞」の状態から離れて、ビールのつまみなどを見て置こうかな、と思いに至るのはあまりにも自然の成り行きです。

 

ナッツやアーモンド、ピスタチオの乾きものは、わたしのつまみとしての最も好物とするところですが、何しろその量に反して高額です。

 

かといって、海産物の加工品も最近では馬鹿になりません。なかなか値が張ります。

 

そいえば、最近の日本人は「魚を食べなくなった」ってよく言われるのですが、それは魚が高いからです。なぜ高いのか、といえば消費が落ち漁師が減ったから?それもあるでしょうが、不漁もあります。

 

魚を食べたくとも食べられないのが現実です。肉は安くなることはあっても高くなることは近頃ではまれです。○○牛のブランドの付くものは除いてですが。

 

そうなると、わたしの選択肢は非常に狭くなり、『オカキ類かな』となります。

 

ナッツやアーモンドの前を未練たっぷりに通り、海産物加工品の前を泣く泣く通り過ぎてここに到着します。

 

そこで手軽なものは、「柿のタネ」です。(なお、筆者が柿のタネを推奨している訳ではありません)

 

 

■ 「柿のタネ」メーカーは

柿のタネのメーカーは日本には、かなりあります。

一番よく目にする「柿のタネ」のメーカーは新潟県江南区亀田製菓です。代表的な商品は勿論、同社考案の「柿ピー」です。柿のタネのオカキにピーナツを混ぜたもの(7:3の比率)が、つとに有名です。勿論、亀田にも「柿のタネ」のオカキだけのものもあります。

亀田製菓は、「柿ピー」の製品を開発して、これがヒットしました。飲み屋さんのつまみとしてのピーナッツと柿のタネであるオカキに混ぜて販売したのです。社長の奥様の発案だそうです。

 

この「柿のタネ」を自体を最初に考え出し、商品化したのは浪花屋という亀田製菓と同じ新潟県で、長岡市の会社でした。ここが出したのは、純粋なオカキだけの柿のタネでした。浪花屋の名前は、アラレ造りを教えてくれた大阪(=なにわ=浪花)の青年に敬意を表して付けた名前とされます。こちらも、現在柿ピーもあります。

1925年(大正14年)に柿のタネという名前で出し、爆発的ヒットをしたという事です。

 

亀田製菓はピーナツ入りの「柿ピー」、浪花屋はオカキのみの「柿のタネ」と代表作のシェア分けが出来ているようです。

 

 

■ 海外でも人気

亀田の柿のタネはアメリカでも人気です。現地で味付けしているペッパー味が人気だそうです。商品名は「Kameda Crisp」というオシャレな名前だそうです。

成田の海外向けのお土産でも人気だそうです。

 

 

 ■ 個人的には

個人的には、ピーナツの入っていないオカキだけの浪花屋のオリジナルの「柿のタネ」が好きです。他の家族は正反対で、わたしの好みは孤立しています。ですので、我が家としてはもっぱら、亀田の「柿のタネ(柿ピー)」を買っております。なお、亀田の柿のタネの小袋の裏に現在『こばなしのたね』という、小知識が載っており、それを見て、

『へえ』とか

『ふーん。そうかいな』

『なるほど』

などの言葉が突いて出てきます。そこで、冷えたビールを 

”グビリ” 

とやると、得も言われぬ幸福感がに浸れるというわけです。