聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

なぜ人間は眠る必要があるのか

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画像出典:名古屋大学 尾崎紀夫教授解説の一場面 口述筆記 記事配信元:10ミニッツTV

 

最近の若い人って睡眠時間が少ないですね。メールが夜の12時過ぎに来たりします。送っている人は勿論起きているのでしょう。また送った当人が起きているのだから、メールを受けた人も起きていると思うのでしょうか?

 

その頃はわたしは夢の中です。

それで返すのは目が覚めてからということになります。わたしは早寝早起きが好きなので、若い頃から遅くまで起きているのが苦手でした。友人たちの集まりでも、深夜でも「口角泡飛ばす」の議論があっても、わたしだけは脱落していました。

 

そんな訳で、返信メールは、言い訳のように早寝したことをいい、多少の謝罪の言葉を添えて返すことになります。その間、6時間程度。返事メールだけで済む話なら良いのですが、こちらからも聞き返すこともある時には、今度はわたしが返事待ちに時間がかかる、というちぐはぐなことになってしまいがちです。

 

特に、翌日が土曜日などの多くの場合、休みである曜日などには、よくこういうことが起きます。生活のサイクルが違うのですからどうしようもありませんが。

 

 睡眠の必要性について発表です。

 

なぜ、人間には睡眠が必要なのか?睡眠も、進化を遂げている

名古屋大学 尾崎紀夫教授解説 口述筆記 記事配信元:10ミニッツTV

 

実は下等な動物には「活動と休息」しかなく、睡眠はあまりはっきりしていません。それが、われわれ人間にいたると、レム睡眠とノンレム睡眠(深い睡眠)に分かれてきます。

 

極めて無防備な、生命の維持には不向きな状態になるため、どちらかというと、ない方がいいのではと思われるのに、睡眠はどんどん進化しています。なぜ睡眠は必要なのか。その意味は何かというところからお話をしたいと思います。

 

28時間寝ないと日本酒1合を飲んだときと同じ判断力に

体にとって睡眠はとても重要です。睡眠期間中にだけ成長ホルモンが出て、我々の成長を促します。また、睡眠は血液中の成分である血球をつくる働きを担い、全身の細胞において新陳代謝を促進します。

 

睡眠は、体にとって重要であると同時に、脳にとって極めて重要だということが、最近ではよく分かってきました。昼間のわれわれの記憶をきちんと定着し、整理をします。 我々の脳は、昼の間に神経細胞のつながりをつくります。

 

しかし、つながりはぐちゃぐちゃとした、極めて未整理な段階で夜を迎えます。夜を迎えた脳は、その昼間の記憶をきちんと整理していきます。

 

そのため睡眠を取らないと、われわれの脳の働きがとても悪くなります。28時間眠らないと、注意力や判断力、運転技能は、日本酒1合を飲んだときとほぼ同様に低下するということが医学的にもわかっています。

 

睡眠系と覚醒系にリズム系の3つが睡眠を調整している

では、一体どのようにしてわれわれの睡眠は調整されているのでしょうか。 スペイン風邪によって、まったく眠れなかった患者さんと起きることができずに眠り続けた患者さんと二つのタイプが出たのです。

 

これらの患者さんの脳を、エコノモ(von Economo)という神経学者が1918年に調べました。 その結果、眠れなかった患者さんの方は、脳の一部である視床下部の前方辺りにダメージを受けたために睡眠が取れないとわかりました。

 

一方、こんこんと眠り続けた患者さんは、視床下部の後ろ側にダメージを受けていました。 その結果、睡眠と覚醒を司る二つの中枢が脳にあり、われわれの睡眠と覚醒のバランスを取っているだろう、と彼は考えたのです。

 

その後、さまざまな研究により、最近では睡眠系と覚醒系にリズム系というものを加えた三つが、われわれの脳にあることがわかってきました。

(全文を引用)

 

上記の記事を読んで睡眠の重要性の認識はより深まりました。

 わたしは、遅くなってもなかなか寝ようとしない子に

 

『早くねろよ。ちゃんと寝ないと、昼間に傷んだDNAが修復される時間が足りなくなって、病気になりやすくなるから。』

 

とよく言います。子の睡眠時間はおおよそ5時間でしょうか?日本人は寝ないとよく言われますが、自然と目が覚めるまで寝ることが必要です。これらは個人差があるので、下記の引用分にある一般的にいう睡眠時間6時間は、一つの目安に過ぎません。

 

上の記事ではDNAに関して何も記されていませんが、DNAも関係あるとわたしは深く信じています。

 
 
■ 日本医師会の見解は

レム睡眠とノンレム睡眠
レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という言葉を聞いたことがありますか?レム睡眠というのは、眠っていても眼球が動いている、眠りの浅い状態。いっぽうのノンレム睡眠は、眼球が動かない眠りで、ぐっすり寝ている状態です。
眠りにおちてすぐに深い眠りのノンレム睡眠になり、次に浅い眠りのレム睡眠になります。私たちは、だいたい90分でノンレム睡眠レム睡眠を繰り返しています。

●どのくらい眠ればいいの?
個人差があるので一概には言えませんが、ノンレム睡眠(90分)とレム睡眠(90分)のサイクルを4回、つまり約6時間の睡眠で十分といわれています。

 

(引用は一部です。全文は下記の日本医師会へどうぞ)

https://www.med.or.jp/forest/health/live/05.html

 

医師会の見解は少し少ない気がします。