俳優の三浦春馬さんが、お亡くなりになったとのこと、心よりご冥福をお祈りいたします。理由が何であれ、若い人が自ら命を絶つということは、悲しいことです。
日本においては、感染が急拡大しています。これを第二波だという人もいれば、第一波が収束していないのだから、一波だという人もいます。検査を積極的に幅広くやった結果、無症状の感染者が増えた、或いは、クラスターが発生したからと意見は分かれていますが、感染者が増加したことはどの理由であろうと同じです。
今、外出自粛を政府が出しても、効果には疑問符が付きます。一度、解除されて、もう一度出しても、いかに日本国民の民度が高かろうと、そう簡単に締め直すのは容易ではありませんから。国民の中から、もう一度自粛を呼び掛けてくれ、という声が趨勢になるまでは、出せないし、出す必要もなないでしょう。
■ 早期発見・早期治療
潜在感染者がまだまだいるのだろうと思いますが、今大量に検査をして疑わしきは検査するを徹底することは意義があると思います。病気は早期発見と早期治療が基本ですので。感染者数の増加を抑えるのは、こうした積極的検査を行い、発生源を出来るだけ抑えて行くしかないのかも知れません。
■ 東京で起こることは地方でも起こる
東京の感染拡大に東京以外の道府県は、『東京人は何をやってんだ?』と非難交じりの疑問をいだきますが、これは道府県でも早晩発生することになるでしょう。即ち、感染の拡大です。東京は先行しているに過ぎません。
■ コロナへの認識の薄い人へ
ここで、書いておきたいのは多くの若い人が
『新コロナウィルスに感染しても、どうってことは無い』
と考えているのは、新コロナウィルスを軽く見過ぎている気がします。というのも、後遺症が残る例が報告されているからです。これについては、まだ完全に理由が判っていませんが、今後の人生において、新コロナウィルスが原因で他の病気に罹り、辛い思いと後悔を残さないように、出来るだけ罹患しないようにするべきでしょう。自分の身は自分で守るしかありません。
下に、新型コロナ罹患回復後の後遺症の症状をあげていますので、こんな不安や症状に悩みたくなければ罹患しないようにするしかありません。
■ いつまで恐れる必要があるのか
いつまで恐れていなければならないのかといえば、ワクチンが広く行き渡るか特効薬が出来て使用可能になるまでとしか言いようはありません。
■ 世界の状況
さて、全世界を俯瞰すれば、感染は拡大の一途です。このままでは、第一波の収束がないまま、秋を迎えそうです。これまで減少してきた国々でも再び感染拡大が起きています。日本に限ったことではないのです。これは、経済活動の再開と足並みをそろえています。
一刻も早い、抗体ワクチンの開発が必要です。一般的に抗体ワクチンの開発は2-3年は要するとされていますが、これを1年未満で完成させようと、各国が競っています。
さて、これまで定例報告のような形で日曜日には、世界の国別の感染者総数や死者総数などを表を示して、リストアップしてきました。今週も同じではありますが、数字や悪化国に改善国など順位の変動もあります。
尚、この記事において、先週とは、7/5(日)~7月11日(土)を指し、先々週とは その前の週をさします。(数字は約)
- 世界感染者総数は 7/12の週の末1437万人 ← 7/5の週の末1280万人 ← 6/28の週の末1130万人 ← 6/21の週の末1,000万人超え ← 6/14の週の末で890万人 ← 6/7の週の末で770万人
- 世界死者総数は 7/12の週の末60.2万人 ← 7/5の週の末56.6万人 ← 6/28の53.2万人週の末 6/21の週の末50万人超え ← 6/14の週の末で46.6万人 ← 6/7の週の末で42.7万人
全世界でいえば、新規感染者及び新規死亡者は依然増加の勢いが止まりません。増加に歯止めがなくなると、第二次世界大戦後に大きな戦争がなく、それまで戦争で世界の人口増加を調整されていたのが出来なくなった。疫病がその代わりをした、という意見もあながち考えすぎとも言えなくなりますね。
そこで、7月12日(日)から7月16日(土)までの一週間の感染や死者の急増で注目される国を紹介したいと思います。下表はの国名の左端の数字は延感染者数での世界順位です。日本時間では7月19日(日)午前8時00分ころ、グリニッジ標準時では7月18日(土)午後23時00分更新のものです。
下表の黄色と赤の地のセル部分の数字は、7月18日分です。そのほかは、7月18日までの累計です。
順位 国 感染者総数 新規感染者 死者総数 新規死者
表中で未記入部分は、このサイトが取得できた数値がゼロであることを示しています。ゼロは実際にゼロであるかは不明です。統計の遅れやサイトの情報不足などがあり得えます。
感染の拡大が急増している地域は、先週と変わらずに
① インドと周辺国
② メキシコを中心とした中米、ブラジルの周辺国の南米
③ イラン、サウジ、カタールなどの中東
アフリカは不明ですが、感染が案外広がっていないのかも知れませんし、或いは、南アフリカは突出して感染拡大中ですので、他の病気と混同されていたりする可能性はあるのではないでしょうか。
■ アメリカ (感染者総数381万人 世界1位)(死者総数14万人 世界1位)
新規感染者と死者について。上位5州
- ニューヨーク州 1日1,200人前後で比較的落ち着いています。総感染者数約43万人
- カルフォルニア州 6月中旬以降感染は右肩上がりに拡大しています。総感染者数約38万人
- フロリダ州 カルフォルニア州と同様です。総感染者数約34万人
- テキサス州 カルフォルニア州と同様です。総感染者数約33万人
- ニュージャージー州 右肩下がりに減少中。この中では最も優秀です。総感染者数約18万人
■ ブラジル(感染者総数207万人 世界2位)(死者総数7.8万人 世界2位)
感染者が出てから、グラフを見ますと右肩上がりに日ごとの感染者数も増え続けていますが、ノコギリの歯のような形であり、一様に増え続けている訳ではありません。しかし、全体を見ればピークアウトした感があります。死者数は一日2,500ー3,000人で高止まりに横ばいです。
■ インド (感染者総数107万人 世界3位)(死者総数2.6万人 世界8位)
新コロナウィルスの感染統計が発表されてから、一度も収束の気配が出たことはなく、日々の感染者は増加の一途です。きれいな右肩上がりで一日の変動が殆どありません。あとは収束はまるで見えません。他にも、中国との国境争い、イナゴの来襲、洪水などで苦しんでいます。
■ ロシア (感染者総数76万人 世界4位)(死者総数1.2万人 世界11位)
新規感染者ここ一週間は一日に6,000人前半で、緩やかな右肩下がりに減少し続けています。死者数は多い日には180人。この前後で横ばいです。
■ 南アフリカ (感染者総数35万人 世界5位)(死者総数0.5万人 世界22位)
先週末には世界10位でしたから、新規感染者急増です。一日の新規感染者は、1.2万人前後で急増中です。合わせて死者数も急増中です。多い日には200人。
■ ペルー (感染者総数34.9万人 世界5位)(死者総数1.3万人 世界10位)
6月中旬まで、順調に新規感染者は減少してきましたが、ここにきて減少から横ばい、更には増加に転じています。死者数は一日200人前後で高止まりで横ばいです。
■ メキシコ (感染者総数33万人 世界6位)(死者総数3.8万人 世界4位)
先週の8位から二つ悪化しました。感染は拡大し続けています。死者数が感染者と比較しても多すぎます。医療の崩壊が想像されます。死者数の推移自体は、高止まりで横ばいではありますが。
■ チリ (感染者総数32.8万人 世界8位)(死者総数0.85万人 世界15位)
6月14日を境に感染者も死者もは減少し続けて綺麗な右肩下がりのグラフを描いています。世界的に再感染拡大の中、この一週間でも新規感染は減少し続けました。素晴らしいですね。死者数も一日100人を切っています。
■ イギリス (感染者総数29万人 世界10位)(死者総数4.5万人 世界3位)
イギリスは綺麗な右肩下がりで、ロングテイルの形を描いています。死者数も同様で、素晴らしいのですが、それでも一日の感染者は600人前後、死者数は100人前後する日もたびたびです。しかし、収束しつつあるとしか言いようがありません。
ピークが高すぎたので、現状は平時と言えなくもありません。死者数3位は多すぎます。たくさんの人が亡くなられました。冥福をお祈りします。
■ イラン (感染者総数27万人 世界11位)(死者総数1.4万人 世界9位)
日ごとの新規感染者は多少の増減があるものの、総じて横ばいです。しかし、一日の新規感染者は2,300人前後で減少しそうにありません。死者数は急増中です。まずは、当面の敵は、アメリカでなく、間違いなく新コロナウィルスです。
以下
■ パキスタン (世界12位)
■ サウジ (世界13位)
■ イタリア (世界14位)
と続きます。(この三か国のかっこ内は、感染者総数おける順位です)