聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

パソコンの構成を理解する

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画像出典:Amazon

 

パソコンの機能のわたしなりの解釈です。

パソコン、ここではデスクトップを念頭にして解説します。勿論、デスクトップの小型化がノートパソコンですから、変わりがあるわけではありません。

 

パソコンは一つの工場に例えて説明すると理解し易くなります。

パソコンは幾つかのブロック(ユニット)を組み立てて出来ています。これを一つの工場に置き換えてみますと、次のようになります。この工場とパソコンのユニットを頭に入れて置いて下さいね。

 

① 電源部          (工場の受電部)

② CPU部         (工場の機械)

③ メインメモリー部     (工場の作業場)

④ ハードディスク部     (工場の倉庫・ソフトという指令部)

⑤ DVD・CD部      (工場のソフト・データー搬出入口)

⑥ モニター部        (工場の稼働状況のモニタリング)

⑦ USB・DHMI・ラン部     (工場の入出荷口及び通信設備)

⑧ 換気部          (工場の換気設備)

 

これらは工場としては、ごく基本的なもので、かつ、ごく一般的な仕様のものです。特殊なものを作る工場であれば、違うブロック(ユニット)も必要になります。ここでは基本的なものだけで説明したいと思います。ここからは、パソコン=工場としての説明になります。

 

 

■ ① 受電部 (工場の受電部)

工場が稼働するためには、電気が必要である、というようなことは誰でも知っています。送電線から工場の受電設備に引込み、ここから工場の機械に電力を分配しているところです。工場のつくりを見ますと、外部で金網などで囲まれた中に、大きなパッケージがいくつか並んでいる箇所が外部にあります。耳を澄ますとそれらが、ブーンといっております。これは、外部設置型ですが、この工場では内部設置型です。

 

 

 

■ ② CPU部 (工場の機械)

CPU(シーピーユー=中央演算処理装置)は工場に設置された作業を行うための機械です。工場の生産が高くなるかは、このCPUという機械次第です。最新鋭の機械である程、その能力は強力です。だからといって、最新鋭の機械に入れ替えたとしても、他のシステムがその能力に合わせて設備更新が行われなければ、その実力が発揮できません。

 

例えば、軽自動車にフェラーリのエンジンを積んで走るようなものです。

 

 

 

■ ③ メインメモリー部 (工場の作業場)

ここは、工場の作業場です。工場が10帖の広さしかなければ、一つの作業を終えたらそれらを片付けをし、次の工程の仕事をする、という手間がかかります。その分仕事が捗(はかど)りません。

 

CPUという機械が最新鋭のものであれば、でどんどん生産してくれます。それは良いのですが、それらは、加工組立をするこの作業場の前に山積みになってしまうことになります。従って機械は、生産調整をし、生産物がある程度こなせるまで、手待ちになってしまいます。

 

機械自体にも、多少の倉庫といえるものを持ってはいますが、狭小です。

 

従って、この10帖程の作業場が体育館程の広さに出来るなら、もっと仕事が捗(はかど)るということになります。それなら、広い見本市会場のような広さにしたらもっと捗るのかといえば、そうでもありません。散らばって置かれてしまい却って手間です。作業量がそれ程でなければ、そんなに広くなくてもいいのです。CPUとメモリーは夫婦のような関係で一体となって作業をこなします。

 

 

工場では、10帖の作業場の狭さ対策として、この仕事場に隣接する倉庫の一部を利用しようとします。しかし、元々からある作業場ではありませんから、生産物の出し入れには時間がかかります。

これをパソコンではスワップと呼んでいます。パソコンの遅さのイライラの原因です。

 

 

 

■ ④ハードディスク部 (工場の倉庫・ソフトという指令部)

ここは、生産物の倉庫です。倉庫ではありますが、完成品ばかりではありません。後日又作業場に運び戻されて、更に完成品に近づく仕事が行われます。何度も繰り返されることもあれば、作りかけのまま、倉庫に眠っているというものもあります(たいていがそうですが)。

 

倉庫の一部に、ソフトという名の機械の指令部があります。ここには、CPUという機械に仕事の指示を行う場所で、いろいろな司令部があります。

 

 

 

■ ⑤DVD・CD部 (工場のソフト・データー搬出入口)

現在稼働している工場へ新たなソフトという司令部の入居時の搬出入や生産物の完成品や半完成品を倉庫から別の倉庫に移す時に、利用される搬出口です。ほとんどが、⑦の利用が多く、殆どの工場で利用はあまりされていいません。しかし、ないと困るので、置いてあります。

 

車の予備タイヤみたいなものですね。

 

 

■ ⑥ モニター部 (工場の稼働状況のモニタリング) 

工場のオーナーが作業状況などを監視しているモニターです。むしろ逆の感拭えずですが。

 

 

■ ⑦ USB・HDMI・ラン部 (工場の入出荷口及び通信設備)

USBとHDMIは、工場以外の外部の工場や会社への入出荷口です。工場から外部とのやり取りは、最近では、窓口の集約化が図られ、大抵のことがこの二つで可能になりました。ラン部とは、ランシステムのことで、インターネット回線を利用した工場の通信設備です。主に工場のオーナー向けでしょうか?

 マウスもオーナーの直接の指示を受けるもので、工場で逆らえるものはおりませんが、オーナーの朝令暮改が多いと、工場の稼働が悪くなるのは、「ア タ リ マ エ」です。

 

 

■ ⑧ 換気部 (工場の換気設備)

工場で発生する熱やほこりを排気することが仕事の部です。当然、排気に呼応して、外部より空気の取り入れ口も別にあります。ここを、おろそかにすると、CPU部が早く駄目になります。