本を読んでいますか?読んでいるなら、どんな本でしょうか。
文学、哲学、経営・経済、ファッション誌、漫画などありますが、文学は書店の書棚の前に立っている人すら、最近は殆ど見かけません。あまり、読者がいないのでしょうかね。
■ 同時に三冊
わたしは、飽き性のなので、本は分野の違ったものを同時に3冊読み始めます。が、気に入ったり引き込まれたりする時には、そのうちの一冊がいち早く読み終わることもあります。すぐさま補充して、それも一気読みも稀にあります。
しかし、三冊が共に面白くない場合は、一冊を入れ替えます。同時に読むので、違うジャンルでないと、ごっちゃになってしまいますから。また、いつまでも読み進まないままの本は、ストリーがわからなくなることも少なくありません。
長編の外国文学などは、登場人物の名がなかなか覚えられません。その名前が、男の名前なのか女性のものなのかも実に解り辛いのも手伝って、難儀です。
そうい時は、登城人物を紙に書いて、それを確認しながらとなります。読んでいく途中に新たに加わった人物も書き足して行き、すべての登場人物に簡単なコメントも書くようにしています。
■ 良い文章を書くコツは
良い文章を書くには、文学書を沢山読むとよい。いや、逆で、文学書をたくさん読むと効率よく文章を書く技術を学ぶことが出来ると教えられてきました。この言葉の真贋はいまだに確認出来ていませんが、若い時は、単行本でいいですから、出来るだけ是非たくさん読まれることを勧めます。
若い人なら、興味の湧く、「花柳小説傑作選」「世界スパイ小説傑作選」(いずれも丸谷才一氏選)、吉行淳之介氏選の「純愛小説傑作選」などは、短編集なので読みやすいですし、その作者の外の作品にも興味が湧いてくるものです。
■ 積ん読
積ん読は、わたしの最も得意とするところです。
「積ん読」は、読むつもりで買った本を読まないまま積んで置くことを意味します。言葉のシャレですね。
買って読んでみようと思い買った時点で、欲求の9割方が満たされいるときがあります。買う、自分のものになる、いつでも読めるという満足感がそれ以上の欲求を絶ってしまうのかも知れません。
そういうときは、きれいなカバーを掛けて貰ったまま、置き放しとなり、後からそれを見ても、開かないと何の本だったかも忘れてしまっているようなことも多い。
このように、本の購入は、わたしの年間の嗜好品の最大の支出先でもあります。
■ 最近の購入の本の傾向
わたしの場合。
最近は、純文学と言われるような作品はめっきりと減り、実用書が多くなりました。
「〇〇するだけで、健康になる」とか、「10万円を3年で5000万円した投資法」とかいうような題の本です。同名の本があるわけではありませんので、お許を。
そういう、努力もいらず、あるいはちょっとした方法でもって、健康になったり、お金持ちになれるというようなことは、まずはありえません。それが可能なら、健康な人とお金持ちだらけであるはずでしょう?。
■ そんなことはわかっている
そんなことは誰でも解っているけど、もしかしたらと思うもののようです。これらの本で、本当に実践してその通りになったっていう人はいるのでしょうか?わたしはうまくいきませんでした。
『おまえもやったんかい!』
といわれそうですが。そうです。
■ 実用書は売れている?
先にあげた「〇〇するだけで健康になる」といった本は実際に売れているのでしょうね。テレビの通販の数の多いこと。また、「それを見れば納得がいきますし、不景気時の株高といった側面からも「10万円を3年で5000万円した投資法」というのが売れてもおかしくはありません。勿論これは推定ですが。
政府は、デフレ対策の一環として量的緩和という、市中にお金をジャブジャブの状態にして、お金を借り易くして、借りて貰いたい、そして景気の浮揚に繋げたいと目論んではいますが、需要がない以上、そのお金のいきどころは、株でしょう。
金で苦労したので、大金持ちになって札束でほっぺをたたいて
『これで、なんとかせんかい』
といって、高級品を買ってみたい気もしないでもはありません。