日本で呼ぶ外国名が実は、日本だけの呼び方らしい、という国が何か国かあります。恐らく、明治維新時の呼び方が継続しているのかも知れませんし、その国が途中で変わったのかも知れません。その辺の事情は、ここでは述べません。
それはそれとして、現在日本で呼ぶ外国の呼び名が違がったり、呼び方が変だなと思われるところを、暇つぶしに幾つか挙げてみました。かくいう日本だって、二ホンと呼んでくれる国はまずないのですから、その筆頭であるのかも知れません。
ここに挙げたのは、『ふーん、そうだったのか』くらいの話です。
日本人にすごく意外な国名
① Turkey(ターキー) トルコ共和国。通称 トルコ
Turkey(ターキー)といえば、七面鳥を思い浮かびます。15世紀ころ、トルコからのほろほろ鳥の輸入をイギリス人が、七面鳥と間違ってTurkey(ターキー)と呼んだことに由来するそうです。日本の外務省の正式名は、
トルコ共和国(Republic of Turkey)
② Netherlands(ネーデルランド) オランダ王国 通称 オランダ
Netherlands(ネーデルランド)「低地の国」「低地地方」を意味する普通名詞に由来。他にもスペインからの独立の時に重要な土地がホット州に合ったことからホットランドとも言います。日本の外務省の正式名は、
オランダ王国(Kingdom of the Netherlands)
③ Greece(グリース) ギリシャ共和国 通称 ギリシャ
これは英語の「グリース」(Greece)から派生したというか、日本風になまったもの。諸説あり。日本の外務省の正式名は、
ギリシャ共和国(Hellenic Republic)
④ Switzerland(スゥィトゥサァ(ル)ラァンドゥ) スイス連邦 通称 スイス
歌の『おおブネレリ』の中に、「おおブネレリ あなたのおうちはどこ~ わたしのおうちはスイッツァランドよ~ きれいな湖水(こすい)の ほとりなのよ~」というフレーズでは、スイスの呼びが別名だとしれますね。日本の外務省の正式名は、
スイス連邦(Swiss Confederation)
日本人にちょっとだけ意外な国名
① UK(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)通称 イギリス
イギリスは、アイルランドの北部の一部分が、イギリス領になっており、こういう長ったらしい国名になっています。イギリス領ではありますが、アイルランドに非常に経済、交流で依存度が高く、イギリス本土とよく悶着があります。日本の外務省の正式名は、イギリスではなく、
英国(グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
② USA(United States of America)アメリカ
日本においては、本田勝一氏の1981年の著書の「アメリカ合州国」がUSAに最も近い表現から、使われるようになった。経済、軍事、先端科学において世界一位。アメリカの呼称は、ドイツ人がイタリアの探検家アメリゴ・ヴェスピッチの名にちなんで北アメリカを読んだことに始まるとされています。日本の外務省の正式名は、
アメリカ合衆国(United States of America)
③ South Korea(サウスコリア 南朝鮮) 大韓民国(Republic of Kore)通称 韓国
通称では、South Koreaを略してs・Koreaの表現が多いようです。北朝鮮なら、North Korea(ノースコリア)となります。朝鮮民主主義人民共和国が正式名です。民主主義の部分に「どこが?」と言わねばなりませんね。日本の外務省の正式名は、
・北朝鮮(North Korea)
④ プエルトリコ(stado Libre Asociado de Puerto Rico)通称は、Puerto Rico。アメリカの自治区的位置。ここはなんの意外性もありませんが、日本では「プエルトリコ」と平たく読んでいますが、英文字表現では、「プエル」と「リコ」とが一文字空きになっており、プエルㇳと呼び、続けてリコと読むべきでしょう。貧富の差が激しい国。
同じような読み方では、コスタリカ(Costa Rica)があります。