昨年、暑い夏の盛りに、娘が会社の研修に東京へ行ってきました。彼女の会社は、年に数回の東京研修がありますが、今年は新コロナ感染症の影響もあり、リモートに替わっています。
昨年の研修の土産(みやげ)?が、上の画像のようなコーラー缶でした。
わたしは、その綺麗な缶を見ているうちに、飲んでみたいと欲求を抑えることが出来ない。彼女も妻もいない時でありましたが、別にその機会を伺っていた訳ではありません。ちょっと暇だったくらいのことです。
『お土産だろうから飲んだって構わないだろう。おいしく頂いたと事後報告をすればいい』
と考えたのは、そうおかしくはないでしょう?
■ カウンターの上
流しの前のカウンターの上に、そのコーラーはつくねんと置かれていて、男ばかりのむさ苦しい部屋の中にあってあぜやかに目立つ、若い女性のように輝いでいました。
■ 飲んでしまう
そんな軽い気持ちであった。早速、コップに氷を入れ、キャップをひねる。ピキピキと音がして取れる。この感触の良さ。
盛んに泡立つのを見て、早速に一杯を一気に飲み干す。
『くわー。あー うまい!』
と思わず、一人ごちてしまいました。さらに注ぐ。
■ 娘怒(いか)る
娘が、帰宅して目ざとく飲んだコップを見つけて、つぶやく。
『うん?』
わたしに、視線が移る。
『え、何か?』
『ちょっと、あんたわたしが記念に買ってきたコーラーを飲んだやろ?』
『はい、頂きました。お土産(みやげ)なんかなとおも、、、』
彼女の顔がにわかに掻き曇りるのを、わたしは目撃して尋常ではないと察知。
『あれは、わたしが記念に買ったものや。この馬鹿!』
『知らんがな~』
が返したただ一言で、
この後に続いた罵詈雑言は語るに忍びありません。
家の中にある食べ物で、家族が食べてはいけないものがあるのでしょうか?
それが、あるんです。 -らしいー