人生において、お金より大切なものは時間であります。
若い人にはピンとこないかも知れません。若い時は、老いてしまうまでには、途方もなく先の事のように思えます。まだまだ、自身は若く先は長いと思えるのでしょう。わたしもそうでした。
■ 「若い」は直ぐ終わる
しかし、「光陰矢の如し」とは名言で、あっという間に30歳になり、自分の今いる位置が気になりだします。さらに半ばに至ると同じ時期に社会に出た知人や友人との差が出てきます。そこから焦りが生じます。
この時、初めて時間に対する焦りが出てきます。
「何かをしなければ、このままではいかん」と漠然とした思いが起こりだします。しかし、その何かがその時点でまるでなかったり、自身を見つめても見つからなければ、なかなかその後の挽回は容易ではありません。何かの目標があって、努力を続けているが「芽」が出ないと言うのであれば兎も角。
■ もう遅い
しかし、何かを新たに始めてみたくなります。もっと、実入りのいい仕事や副業をと考えたり、起業を思い浮かべたり。しかし、そこから勉強して資格を取ったり、今とは違う世界の勉強をしたり、資金を貯めたりするには、余りにも多い生活からの制約。
資格を取っても、実力は初歩であり、ないよりはまし程度。資格ですぐさま実入りが良くなるとはいきません。こう考えただけで「いまさら、もう遅い」となることでしょう。
その時の「もう遅い」は、何歳であっても何かを始める時には、必ず起きる感情です。
■ 遅くはない
しかし、40歳になって、何かを始めても遅くはありません。50歳でも60歳でも。いずれは死んでしまうという現実があれば、何をやっても無駄とも言えます。ただ、何かを始めるには、それなりの覚悟と努力と時間を用意をしておく必要はあります。道半ばで死ぬかも知れません。しかし、何もしないよりずっと良い人生であったといえるでしょう。
暇だから、仲間とオンラインゲームに明け暮れる様ではいけません。
時間は、お金では買えません。時間があればお金は出来ますが。