お笑い芸はいつの時代でも、大衆の楽しみであります。しかしコンビやトリオの最近のお笑いはとても無理があると感じることが多いですね。
変な恰好をしたり、相手をコケにしたり、弱点を責め挙げたり、大掛かりなセットを配置したり。
笑いが取れれば、それでもいいのでしょうが、それがさして面白くない事が多い。しかし、わたしの娘は、わたしより遥かに多くヘラヘラ笑っているところを見ると、若い人には受けるのかも知れません。
わたしには、とても笑えるものではないので、歳のせいかなと自虐したりします。
■ 笑いとは
しかし笑いとは、本来「一生懸命になってやっていることが、じつは他の人から滑稽に映ったり、自身すらも笑えて来る」と思えるような事であろうかと思います。
例えば、好きな人に好意を伝えたいのに、いつも失敗してしまうとか、一生懸命に探し物をしているのに、実は昨日捨ててしまっていた、排水しようと水を掻き出しているのに、掻き出した水が地面に浸透して再び戻ってきたというような事です。
無理に人を笑わせようとはせず、普段の生活にあるちょっとした、出来事を披露してくれるだけでいいのにな、と思います。