ナース帽を最近はどの病院でも見かけなくなりましたね。どうしてでしょうか。
■ ナース帽が見なくなった理由
実は、もう20年以上も前から廃止の是非はあったのです。理由は不潔だからというのが、もっとも大きな理由だそうです。不潔とは、不潔なものに当たるのか、それとも不潔なものになって、清潔なものを汚すのでしょうか?
理由はそれだけではなく、患者の接する時にものに当たるとか髪の毛に筋が付く、あるいは禿げるなどもあるようです。禿げるは、ちょん髷(まげ)が蒸れたり、禿げることから生み出されたものであるということから考えても、もっともですね。それに着用しない方が動きやすいでしょう。
■ アメリカでも
アメリカでもナース帽は廃止になっています。が、年に一度だけ着用する日があるようです。ナースとして社会に出る前の戴帽式の時の、初心を思い出させるためだそうです。
■ ナース帽は看護婦さんの象徴
わたしは、病気で高校のころ2年位入院していました。その頃はナース帽は全員がかぶっており、その姿は今でも記憶に鮮明です。あの姿は、「白衣(びゃくい)の天使」にふさわしいと思ってしまう。
しかし、当人達にとっては、無い方がどんなに良いことだったか知れなかったという訳です。
ナース帽が付けられなくなって、誰が看護師さんなのか、作業補助者なのか分かりづらいですね、今は。