鳥が、片足で立ってじっとしているのを見かけることがあります。なんという名の鳥かは思い出せませんが、フラミンゴではない鳥でした。しかしそれを実際に目撃したのか、あるいは映像としてみたのかは今では、はっきりしません。
■ フラミンゴ
片足で立っているのが一番多いのは、「フラミンゴ」であるとされています。フラミンゴは、冒頭の画像のような鳥で、薄赤色をした羽の集団を見ますと、可憐な花が咲いているように見えます。あの色は食べた餌の影響よるものだそうです。元々は白い色の鳥らしい。
そのフラミンゴが片足で立っていることが多いのは何故か?
■ 片足でいる理由
笑い話的な謎かけでは、「片足で鳥がいる理由は?」の問いに対して「両足を上げると倒れるからだ」というものがあります。しかし、これでは片足で鳥がいる理由にはなりません。
片足でいるのは、フラミンゴをはじめとする鳥の場合のみで、睡眠をとっている時であります。すばらしいバランス感覚ですね。
これまでは、
「もし、その時外的に襲われることがあれば、上げた方の足が逃げ足の一歩となるので、上げていない時より早く逃げることが出来るので上げて睡眠をとっているのだ」というのが通説でした。
■ 研究では
海外の研究者のフラミンゴの研究発表で、この説は否定されました。片足を上げている方が、両足を地に付けているものよりも逃げ足が遅いという研究報告がなされたのです。
■ 真の理由
では、本当の理由は何なのか?
同じ研究者の研究発表の続きです。
フラミンゴが片足でいる時は、暖かい時より寒い時であることが多いことから、水の中に付けた足からの体温が奪われるのを減らすことであると結論付けられました。納得です。フラミンゴは、暖かい地域にすむ鳥ではありますが、そこに住めば住むで、暖かい日寒い日という温度差も身にこたえるということは、あるのでしょうから。
鳥は、身の安全を確保するために、高い木にとまるか、急峻な岩の崖か水の中と大体決まっております。水の中では、あのような無機感のような足でもやっぱり冷えるのですね。
以前から足の冷えで寝られないことはないのかな?と思ったことがありました。