聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

「草魂(そうこん)」

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排水溝の蓋の下からの雑草

野菜や花は人が手を加えてやらなければ、成長して実を実らせたり開花することが困難である場合が殆どであろうかと思います。

 

■ それに比して

それに比して、名も知らぬ雑草は実に逞しい。コンクリートの僅かな隙間やひび割れから目を出して、夏の炎天下や極寒にも耐えて根を張り生き延びて行こうとします。まさにそれは「草魂(そうこん)」というのにふさわしい。

 

■ 草魂(そうこん)

「草魂」という言葉はあるプロ野球選手の造語であり、辞書にあるような言葉ではありません。従って正式に認知されているものではありませんが、過酷な環境で、それにヘタレることなく、逞しく生きる様には、そのような「魂(たましい)」が雑草にはあると思えるのは、この野球選手ばかりではありません。

 

■ 地下の排水桝から

 我が家の家の前の排水桝の金属の蓋の隙間からも、何とも頼もしく草が40㎝ほどの底から伸びています(冒頭の画像)。まるで地面に捕らわれた人が、蓋の隙間から指を伸ばしているように見えたりしなくもない。あのように育ちが結構過酷であった、わたしの生い立ちを思う時、一つの天啓を示された思いになったりします。

 

本来は、このような草は早々に取り除かねば、梅雨の時には排水に支障がでて、水害に発展しかねませんが、わたしの力ではどうにもならず、草の強さと比較して無力感は少し起きたりしますが、実はただの無精なだけです。道路管理者に報告して、取り除いて貰ってもいいのですが。

 

■ 報告

さて、話は変わりますが、昨日のブログで、近くの水路にいたマガモの姿が見えなくなったと書きました。しかし、本日昼前にももう一度行っていますと、つがいは昼寝中でした。また、大きな変化があればこのブログで報告出来るかも知れません。例えば、ヒナが返ったとかで。