外国に留学して、現地の人との繋がりをもち、その輪の中に入って日々の生活やしきたりなどを勉強したい。日本から留学する人は、そんな夢を抱いてアメリカやヨーロッパの国に渡る。しかし、大抵は失望に終わるようです。
■ 大学のグループは既に出来上がっている
中学や高校時代に現地の若者は、同好の者同士でグループ毎に既に固まっていて、大学の進学にあってもそれを持ち込むようです。大学では殆どの場合で、このグループとしての行動となると言います。
従って、外国からの留学者がそのグループに入ることは容易ではないようです。
留学者がそれらのグループの一人と仮に仲良くなれて、一緒に行動することがあっても、グループの決め事の通りに従う必要があり、留学生のためにみんなが気遣って、留学生を主体の行動をとってくれるというようなことはあり得ないようです。
グループに参加するなら、グループの決め事や行動計画に従えという訳です。
■ たとえば食べ物
例えば、グループが何かをよその国に食べに行くという計画を立てたなら、彼らには嬉しい食べ物であっても、日本人の口には合わない。そういう場合でも一切の斟酌は無いようです。
「郷に入れば、郷に従え」という訳なのでしょうか。
それは日本人留学生にはかなり辛い。一人浮いてしまう。試しにそれらのグループに参加しても長くは居続けることは出来ないとも言います。
■ 留学生同士
従って、留学先で日本人留学生が仲良くなれ、グループを組むのは同じ留学生同士という事のようです。留学して、友人が出来た日本人の多くは、同じように他国から留学して来た人との友人であって、現地の人のグループぐるみの付き合いを続けて、得られたものではないことは稀のようです。
これらの情報はわたし自身の経験で得たものではありません。しかし、ネットで留学体験をした人の話は、おおよその人が、ほぼ同じように述べてきたような経験談を語っています。相当に保守的ですね。
総ての留学先がそのようであるかは分かりません。ただ、これから留学する人も、そのような心構えで臨むのが良いでしょう。