聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

ボーダレスになった小売業

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画像出典:ボーダレスファーム

本文と画像には何ら関係ありません

 

ひと昔は、小売店というのは一つの分野の製品を売っていましたが、今は異業種の分野へも参入するようになりました。

 

■ 例えば

ドラッグストアのチェーン店では、薬だけではなく食品類や酒類も扱うようになりましたし、逆に食品スーパーも医薬品を扱っているほか、コンビニでも医薬品を扱うようになりました。このように相互に相互の本来の販売範囲に参入して、いわばつぶし合いの様相になりつつあります。

 

潰しあいが不穏当なら、勝ち残りをかけている戦いと言えます。今後、例えば電気屋では生鮮食品を置かないとしても、スナック菓子や加工食品を置いたり、薬を扱ったりするようになると考えられます。

 

■ 消費者

消費者も、薬を買いに出てついでに食品が買えるなら面倒も減るというものですし、食品を買いに行って薬を買えるなら非常に都合が良いということになります。

 

しかし消費者には良いことは企業には辛いこととなります。

 

今後は、一つの量販店に行けば事足りるようになると、次に出てくるのは、やっぱり高級品の専門店ということになるでしょうか。要するに国民の所得が上がればそうなるでしょうが、そうならなかったら、ちょっと高級品のお菓子を一社が出せば、それより少し安い高級品を他社が出すという、お互いがジャブを出し合って、体力の消耗戦になりそうです。

 

■ 経済が良くなれば

日本の経済が新コロナウィルス収束によって良くなれば、入り乱れていた相互の業種参入は減り、本業回帰になるとともに、高級品の販売会社が台頭することになるでしょう。例えば、高級品の百貨店などの復活です。

 

経済が早く良くなって欲しいですね。