聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

功名心があっても良いことをすることは良いこと

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画像出典:katariba

アメリカの有名が大金持ちが貧困社会に寄付をする、有名スポーツ選手が恵まれない子供たちのための基金に資金集め無償でをするというような記事を、少なくとも一度は見かけます。

 

日本に於いても、そういう人は実業者や芸能の高額所得者もいます。また、大企業などでも知名度向上のために寄付をすることもあります。

 

■ 売名行為か

アメリカでも日本でも、あるいはその他のすべての国においても、そのような行為は良いことであります。

 

そういう時、

『それは売名行為だ』

とか

『功名心からやっていることだ』

などの批判をする人がいます。確かに、それらの人に全く功名心がないとは思えません。売名の行為が全くないとはとても考えられません。それが全くない人であれば、今のそのような地位もあり得なかったであろうからです。

 

■ しかし、

しかし、本人の気持ちがどうであろうと、

「社会に良いことをする」事はよいことです。それで、苦しんでいる人、虐げられている子どもが少しでもすくわれるなら、良いことをしたのです。

 

それを、かくの如く批判をして、自らは何もしない人よりずっとましです。寄付や寄付金集めのために、自らが動くという行為はたとえ功名心があるとしても、それはそれで評価されるべきことです。

 

つまり、われわれは

『あの人は金持ちだから出来るだけだ』『有名だからやれることだ』と言ってしまえばそれで身も蓋もないのです。

わたし達は、わたし達が出来る範囲でささやかながら、多少の売名行為や功名心をもっていようと、良いことが出来るなら、やろうとするならそれはそれで良いことであり、立派でありましょう。