聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

豪雨が続いています 京都市

 

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画像出典:熊本日日新聞社


このブログを書いているのは、現在の8月14日(土曜日)午前9時過ぎです。

外は、まさに滝が近くにあるのかと思える程に、激しい雨脚の音が断続的に続いています。わたしの住まいは、京都市全体からいえば西寄りでなおかつやや北寄りですが、近くに大きな山や崖、川がある訳ではなく、今のところ身の危険を感じはしませんが、何かこの豪雨には心が塞がれる思いがしています。

 

京都市は、東側に鴨川という市としては大きな川が流れています。この川は、京都市の中央部を南北に貫通する川であったものを、人工的に今の位置に付け替えたものです。

理由は、市を分断する位置であったことで治世上の不都合や氾濫時には壊滅的な被害が予想されたからで、その判断は良かったと思います。

 

現在、携帯に注意報や警報が続々と送られてきています。

 

■ 地名に留意

古来からある土地には、その土地の位置やあり方を如実に表していることが多いですね。例えば、沢が流れている谷間の近くの土地には「○〇沢(澤)」という地名が付いていたり、川近くの土地では「○〇川」、谷のある土地では「〇〇谷」という風に水に関連しそうながついています。

 

他にも「田」「滝」「池」「堤」「沼」「渋」なども同様です。

 

「渋」は水の流れが渋るという程の意味で良くはありません。

 

こういう土地は、それだけ水害にある可能性が高いとも言えます。家や土地を買う場合には、十分に気を付けたい事柄です。不動産業者も極力そのような名を嫌がり、新たに開発した土地などでは、まるで違う名前の地名にしたりしますが、元をたどればそういう土地である可能性はあります。

 

■ 水は命の源なれど

人は、何故か水がある近くに住まうことを好みます。水は、人間の生活にとって命を繋ぐものであると本能的に感じてしまうのかも知れません。しかし、同時に命を奪いかねない厄介者でもあります。

 

住まいが、大きな川が流れている平野部であっても、川は大方の場合、蛇行していますので膨らんでいる方は避けた方が無難です。無論、川上では膨らんでいる場合は考慮は必要ですが。

 

■ 神社仏閣付近は比較的安全

昔からある神社仏閣などの付近は、その敷地の選定に適所を選んでいることが多く、比較的水害には安全なことが多い。無論、一概には言えませんが、参考になるかと思います。