聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

老老介護は人とペットの間にもある

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画像出典:アクサダイレクト

 

人間が歳を取る様に、ペットも歳を取ります。たとえば犬の場合、人間の4倍速で歳を取ると言われていますね。人が10歳なら犬は40歳となります。

 

知人らを例にとれば、犬をペットとして飼い始めた当時は、小学生中学年だった子供も、今は大学生であったり、社会人として巣立ってしまう程に成長しました。その間にペットも歳を重ねて来ました。そして、今や老犬となり、足腰は強度に弱り、散歩でさえままならない。散歩にすら行きたがらない。

 

 

■ わたしはペットを飼わない

わたしは、自身の事を優しいとは思わない。きっと、ペットに対して変わらぬ愛情やや態度で世話が出来る自信が全くありません。わたしが何かの事で不機嫌であったなら、わたしは間違いなくペットに辛く当たると思う。

 

ペットは、それに困惑するだけでどうすることも出来ない。早くご主人の機嫌が戻ってくれたらいいのに、と思うだけでしょう。

 

わたしは、ペットをそれだから飼おうと思わないが、飼いたい気持ちがない訳ではない。しかしと思い後じさりする。子供の頃に世話を怠って兎を2羽死なせてしまった記憶が蘇えってしまう。それは自分の気まぐれから起きたことでした。

 

 

■ 知人の犬

ある知人の犬は、その家の娘が14歳くらいの時に、ペットショップで買いました。それから14年の年月が流れて、その犬は今や人間でいえば凡そ56歳になります。犬の寿命は犬の年齢で10歳から14歳ですから知人の犬は既に寿命近くの高齢です。

 

手術をしたり、医者に緊急で走ったりする機会も増えてきました。飼い主である知人は、そこまで高齢ではありませんが、もし高齢の人であれば、ペットの世話どころか、自身の日々の生活さえままならなくなるのは、目に見えています。

 

この犬が死ねば、寂しさを補填するように又新たに犬を飼うかも知れません。そうなれば、今度こそ十数年後には、飼い主も犬も共に老いて、どちらに有っても介護が必要となるでしょう。

 

その頃になって、自身が高齢で犬の世話が出来ないからと言って、捨てる訳にも行かず、自らの体に係る医療費のみならず老犬に係る介護も、決して軽くはないでしょう。

 

 

その辺りをよく考えてペットを飼って欲しいものです。