聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

歳をとったら賃貸が借りられない⁈

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画像出典:tokyo-keizai

持ち家派か借家派かの論争は長い間続いて、今も尚続いています。それぞれに、長所もあれば短所もあるのだから、結局のところその人の考えで決めれば良いことではあります。今日は借家に老後の住まいを求めても借りることが出来ない事もあるということについて世間で噂がある事を考えてみたい。ほんの少しですが。

 

最近は高齢化社会に入り、孤独死などと言う話も割と頻繁に聞くようになりましたね。子がいても、遠くに離れた地で生活して居たり、行き来がカスレてくるような事が、そうさせたりするものです。

結局のところ、子供が近くに住んでいなければ、子が有ってもなくても歳をとると孤独であることに違いはない、と感じます。

 

子においても、日々の生活で精いっぱいです。親の事を気に掛けない訳ではないけれど、どうにも身動きが取れないというのが実情です。そして、「去る者は日々に疎し」とでもいうのでしょうか、親の生活や思いに思い及ばないように成りがちです。

 

 

■ 老人に部屋を貸さない?!

賃貸を好んで選んだ場合、また、本当は持ち家を望んだが成し得なかった場合は賃貸の住まいとなります。若い時は、孤独の裡に死んでしまうとは考え辛く、貸す側もそう拘(こだわ)りなく貸すでしょう。

 

しかし、高齢になりつつあるか、既に高齢の人は身近に身内がいなければ賃貸の部屋を貸したがらないのも分からないではありません。大体において、歳をとると動くのが面倒になり身の回り近くにものを置きたがりますので、自然とゴミ屋敷っぽくなるのです。

 

それが、又寒い時期になるとストーブに引火して火災に発展してしまう可能性も高い。冬場の火事の出火や死亡者には高齢者が多いというイメージも一般的に定着している感があります

 

又、こんなニュースもよく見かけます。

『発見された時には、既に数日が立っており、電話を掛けた知人が出ないのを不審に思って部屋を家主に開けて貰ったところ、亡くなっていた』

とか

『郵便受けが一杯になっていて、ここ一週間くらい取り込んだ様子がない』

からと通報が有って部屋に入ってみれば、となる。

 

歳の順序としてはより歳を食った人の方が早く死ぬのは、道理です。従って、

賃貸住宅の大家は高齢者には貸したがらない。先に述べたようなことになると良い噂が立たない。次に入居者が付かないなどがあるのでしょうね、きっと。

 

 

■ 持ち家派

持ち家派、それに比べればずっと住めば良いので、誰かに迷惑は掛かりませんが、子が小さかった頃に家を購入すると、巣立ったあとには、矢鱈と広い家が残されてしまうもんです。

 

足腰が弱って二階には上がらないので、まるっきり空き部屋だらけとなることもよくある事です。固定資産税が高いままという事にもなるので、子が居て少し手狭でも辛抱した方がゆくゆくは得というものでしょう。

 

持ち家派には、建物の老朽化による修繕費が必要になります。これは戸建ての借家では発生しませんが、マンションでの借家では借りた人間は支払わなくてはならないケースもあるので安心は出来ません。

 

 

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話がそれてしまいましたが、若い内は持ち家を持たず、子供が巣立ってしまった後に、現金で小さな家を買っても良いでしょう。夫婦二人なら狭小住宅で、古家でもなんという事はありません。これなら入居の心配はいりませんしね。

 

そのためのお金は、勿論賃貸での暮らしの時にちゃんと持ち家派がローンを組むと同じように貯金をしておく必要はあります。若い時から、何十年後に解約すれば、少なくとも5%程度の利回りの有る投信などを積み立てて置いても良いでしょう。