聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

外出時の食事

画像出典:ダイヤモンドオンライン


休日に車でどこかに家族で出かけると、昼食が外食となることが我が家では殆どである。

その場合は、回る寿司店、ラーメン、ハンバーガーやうどん、あるいは牛丼、更には格安洋食店などの大手チェーン店とほぼ決まっている。



外出が頻繁になる時には、これらの店はローテーションとなる。つまり、前々回、前回はどこそこだったから、今回はここにしようという塩梅。

 



 味と出費額が想定できる

これが、出先の初めて入る店であれば、入店してからでないと値段が知れないことになりがちで、メニューの低価格品に好きなものがあるかどうかも知れない。わたしをみて妻が財布状況を不安がる。



また、店の前に車を止めて、店のサンプル品や画像入りのメニューの商品の値段を見て、予算に合わないと立ち去るのも、見っともないと思うし癪でもある。それでどうしても、心にも財布にも気心の知れた、冒頭記載のチェーン店となるのは、我が家には致し方がなく、お決まりのことでもある。

 

 無料のトッピング

それらのチェーン店で、例えばうどん店にあっては無料のトッピングにネギや天かすなどがある。関西人は「えげつない」と言われるのは、このトッピングを法外に掛けることらしい。



例えば天かすを、うどんやだし汁がまるで見えない位に掛ける、あるいはそれが小高い山のように聳(そび)えてしまう位に掛けるなどである。ねぎの量も無料なのだから半端なくかける。ネギと天かすが山の連峰になるように掛けることがあって、家族の多大なる非難を受ける。



また、牛丼店では大盛を注文する時は、

『汁(つゆ)だくで』

などと言う。汁だくとは、勿論「汗だく」をもじったものである。それを言わないと汁が混じらない白米だけの部分も目立つのはいかにもあほらしい。更には、紅しょうがを、牛肉の量に劣らない程かけるのも、無料だから。妻や娘は人目を気にするけれど、わたしは一向に構わない。



 

 確かに

その傾向は、関西人に多く見かける。そしてわたしも関西人なのだ。

『なに構うものか。これで店の経営が傾くはずもないじゃあないか』

と思うから。



順調にうどんをすすり終わり、だし汁だけになって、それを何度かすくって飲んでも、天かすが残り、最後まで液面下が見えないまま、未練たっぷりに返却口に戻すというようなことは、大抵の場合である。



 

 回る寿司店

回る寿司店でも、無料のガリガリ寿司と称して沢山食べることも、こちらはたまにある。上のネタを先に食べてしまって、残された銀シャリに乗せて食べるのである。これも、あきれ顔の家族の非難の視線を感じる。



『次の人の分が無くなるでしょう。それより第一にはしたない』



その指摘は分かる。程度があるだろう。ガリは辛いしちょいと口直し程度でいい筈である。

しかし、結構いい歯ざわりや酸っぱさもあってついついとなる。

 

これまで書いた通り、外出先で有名店や人気店に寄りたい気はあるが、懐が年中寒い我が家は後ろ髪引かれる思いでやり過ごすこととなる。