聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

首のサポーター(コルセット)の女性

画像出典:楽天

 

わたしの家の前が散歩コースとなっているのか、年配の女性が通るのを見かけることがよくありました。今は猛暑日が多いのと、机仕事のわたしもあまり外に出ないので殆ど見かけません。もしかすると、コースを変えたのかも知れない、、、

 

と思っていました。ところが、午前中が涼やかであった日の朝に、その年配の女性を見かけました。面識はないので、声を掛けたり目礼の様な所作はありません。が、何か旧知の人に久しぶりに会った気がしました。

 

■ 鞭打ち?

この年配の女性は、最初、見かけるようになった時には既に首を固定するサポーターを着用していました。いや、着用する以前から見かけていたのかも知れませんが、特別に注意をしていた訳ではなかったので、サポーターをしている時から初めて見かけた気がしただけの事かも知れません。

 

首にサポーターをするのは、思いつく限りでは車の事故でしょう。わたしも、後続車から追突を受けて一か月ほど入院しました。二十代半ばの頃の事です。その時に、暫く首にサポーターを付けていました。同じことが、年配の女性にもあったのかも知れません。

しかし、それを見ず知らずの他人に聞くことは出来ませんしね。

 

わたしの前の通りは幅が6メートルと住宅地としては広い方で、北のT字路から南のT字路まで凡そ100㍍あり南のT字路の角にわたしの家はあります。

 

この年配の女性は、北側のT字路からわたしの家の前のT字路を左に折れて、遠ざかって行きます。その後どこかをぐるりと一周して自宅に帰るのでしょう。

 

サポーターで首を固定しているため、首を自由に動かせません。左右は、目の動きでしか確認出来ませんので、さぞかし不自由な事であろうと同情もし、笑う事ではありませんが、少しおかしくもありました。まるで、ロボットの様な足出取りて通り過ぎるのです。歳のせいか杖も突いています。

 

■ サポーターが取れても

わたしがその年配の女性をつい最近見た時には、首固定のサポーターは取れていました。

少なくとも半年以上はしていたと思われる首のサポーターが取れて、さぞさっぱりとして自由がきいているだろうと思って見ていましたが、サポーターを付けているかのように首を動かさずに、しかもやっぱりロボットのように歩いていました。

 

もう、サポーターを付けていなくてもつけている期間が長かったために、そんな風な型にはまってしまったのでしょうか。

 

あの方が歩きやすいのだろうかとは思いましたが、ついぞ聞くことも出来ず見送りました。