人として生まれ、豊かな人生を求めて努力を重ねても、それが一筋縄では実現しないものである事は、社会にでてまもなくに気が付くものです。
『自分には何も才能がない』と。
しかし、そう確信する前に、どんな努力をしたでしょうか。才能がないという人は、どれ程の困難に直面し、如何ほどの努力を重ねたでしょうか。自分に才能がないのだと結論付けるとするなら、その人には
「あきらめないこと」という最も必要な才能がないと言わざるを得ない。どんな困難が見えていても決してあきらめないのなら、それがたとえ20年30年先であっても花開くことはきっとあるでしょう。しかし、諦めたらもうそこでお終いです。
■ あきらめない人が花を咲かす
一見、どうにもならない困難と見えると、人は自分の努力では到底及ぶことがないと悲観し、恐れ、疲れ退くしかないと思えるものです。それは、恐らく誰でも同じ事でしょう。回り道、行きつ戻りつしながら、誰でも歩いている。
しかし、たとえそういう位置に立っていたとしても、自分に愚痴を言いながら、悩みながら、苦しみながら努力し続けるそのことこそ、もっとも人生で大切な才能を持ち合わせていると言える。
『俺はこんなに努力した』
と自分の道を切り開いた人が、大げさに口外しないのはその努力が自分にとって当然であると思うからです。
もしあなたの努力を知る人から、
『あいつは阿保だ』
と言われるように成れば、恐らくあなたの道の開花は遠くない。