最近の小学生って、何というか垢抜けていますね。わたしの子供の頃とあまりの違い様に唖然とします。言うこともしっかりしていますし、着ているものも小奇麗。洟など垂らしている子は、見たことがありません。
わたしの家の前が通学路になっていて、朝夕には元気な声が聞こえて来ます。コロナも一段落したという訳でしょうか。
昨日はこんな会話をしておりました。
『ねえ、山崎君の家って、お父さんサラリーマンなん?』
『そうらしい』
『そうらしいって、どこに務めているん?』
『それは、言えんな。個人情報やさかい。なんぼ田中君やかて』
『そうか、、、そんならええわ』
で話はあっさり終わり。個人情報云々の返答を受けた子もそれに異議はなかったから、理解しているのであろう。二人を見るに小学生中学年らしい。
わたしは、思わず声を上げて一人笑いました。この会話は文字にして起こせば大人の会話としても不自然さがありません。個人情報って分かってて言っているのでしょうね。家で両親が子に諭しているのかも知れません。
しかし、こういう話をする小学生が実に珍しいという訳ではないのです。小学生の女子の話でも話題こそ違え大差ありません。
『あんたの着ている服、かわいいな』
『そう?安物やで。○〇で買ったんやさかい』
『え、あそこで。ふーん、駅前のあそこやろ』
『せやでえ。掘り出し物やろ?』
『すずちゃん、背高いし、綺麗やから似合うわ』
『ホンマ?有難う』
『えへへ』
マジマジと相手を見ながら、羨ましそうな視線を相手になげかけながら歩く女の子も、なかなかのいいセンスの服装。
わたしの時代は、お下がりばかりであったのを思い出しながらただ苦笑するしかない。