金は、酸化しませんので腐りません。王水(おうすい)には溶けますが他の物には反応しません。従って古来より不滅の金属として富の象徴でした。金は全世界でこれまで産出された量は、オリンピックプール3.8杯分と言われています。
■ プラチナ
一方プラチナは、現在(2022/12/09)現在で1g=4503円台です。昨年の同時期から500円以上値上がりしています。プラチナは、これまで全世界で産出された量は、6メートル四方の立法体程です。金のオリンピックプール3.8杯分に比べてはるかに産出量が少ないので、金に勝る希少価値が本来はあります。
ただ、これまでのプラチナの歴史では、「有事の金」に対して、「平時のプラチナ」でありました。つまり、世の中が平和になればまた金を凌ぐ勢いが出てくると思われます。金に比べて産出する国は南アフリカがおおかたで産出量の3/4を占めています。次がロシアですが、政情に不安があります。もし、南アフリカに何かの有事が起こればプラチナの供給はほぼ寸断されるしかありません。
現在の南アフリカは、コロナの国への後遺症とインフレによる金融情勢がこの国を大きく左右するとし、もっとも外貨準備高の希薄な国として挙げらるとの、アナリストの見解もあります。勿論、プラチナの価格の今後を弱気に見る人もありますので、そこは個人の判断しかありません。ただ、弱気な人の見解は、南アフリカのプラチナの生産が現状のまま続くという前提です。
■ プラチナの需要
プラチナは、貴金属としても価値の外に脱炭素として
① 水素製造に必要
② 燃料電池に必要
などから、需要は今後増える可能性があります。
そこで、現在プラチナの価格は金の約半分より少し高い目程度ですが、来年中には金と同程度か金を抜く価格になる可能性があります。手持ち資金に余裕があれば、買っておいても良いかと思います。少し買いました。