聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

会社は出来る人出来ない人で出来ている

 

 

画像出典:朝日新聞デジタル


会社に勤めると、良く出来る人とそうでもない、或いは殆ど厄介者といわれるような差が自然と出てくる。内勤の人でも、或いは営業職でもよくある。

事務職なら、書類を捌くのに出来る人が出来ない人の分もこなさなければならないから不満が出てくる。あいつのせいで、こっちは大変なのだ、と思う。

良く出来る人が出来ない人に対して不満を持つのは当然である。自分の方が良く仕事をこなしているのに、給料に差がないではないか。

 

で、不満なら転職するしかない。が、どの転職先にも同じような人がいるものである。

 

つまり会社とは、色々な人の能力の差があってもそれを平均して業績を上げるところなのである。出来る人が出来ない人をカバーして一つの会社としての成果を上げる組織なのだ。それを辛抱強くいられるか、それとも自分で事業を起こすかしかない。

 

■ 事業を起こす

事業を自分で起こす。そのような事が出来るのは、相当目利きで交友にそのような経験を持つ人がいるような場合で、殆どがそれはない。大抵が、前職と内容の変わらない自営業となる。

それで、前職よりずっと収入が増えれば良いが、なかなかそうはいかない。保険、税金、帳簿付け、申告などサラリーマンであった頃とは違い、すべてを自分が行わねばならない。

 

かつて、営業職の人が、

『独立しても、やっていける』

と言って自営業となったことがあった。けれど、数年でまた同じような職業の会社に入った。

会社の看板を背負ってこそ出来る営業を自分の実力と勘違いしていたようである。会社を離れたらこれまで気持ちよく接してくれた人もそうでも無くなってくることで判る。

サラリーマンはつまらん、と思っている人は、そうではない人からはそりゃあ気楽が家業だと言えるだろう。