聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

紅海の米英とフーシ派

画像出典:グーグルマップ

 

イエメンに拠点を置くフーシ派の紅海での民間船の攻撃に対して、年明けから米英から拠点攻撃を行っている。フーシ派が民間船を攻撃し始めたのは、紅海を通過するイスラエルのオーナー船だけでに限らていたが現在は、すべての民間船が対象となっているようだ。

 

イランは反イスラエル、反米英の立場から継続的にフーシ派を支援している。しかし今回は国連も米英側に近いので、イランが参戦することや支援継続は歩が悪い。

又、米英のイラン攻撃の口実にもなり難しいだろう。イラン国内にも反体制気運は、若い女性がヒジャフと呼ばれる顔を隠す布を付けなかったことで逮捕され、後に死亡する事件が、反体制に力を与えているし、若者にも厭戦気運は高い。

 

これ以上、ハマス、フーシ派やヒズボラに関与すれば、イランの政治体制自体が危うくなる。しかし、これまでのフーシ派などのテロ組織から手を引けば、今度はイラン自体が内戦となる可能性もあるため、動きが取れないのが現状だろう。

 

テロ組織もイランも意気軒昂そうだが、内心は自分たちの存在を否定されたくはなし、自らもしたくないが為の、いわば引くに引けないのではないか。