聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

韓国のマンション崩壊に思う

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画像出典:NEWS YAHOO

 

韓国の超高層マンションが、施工中に外壁が崩れて床も崩壊したニュースは、動画入りのニュウースやネットで流れて、知らない人はいないでしょう。

 

業者が、施工を早く進めるために十分に乾燥していないのに、次々と上階のコンクリート打設を進めたと言われています。確かに壊れた部分ではそうかも知れないと思わせるところもあります。

 

 

■ 謎(なぞ)

しかし、わたしも多少の建築の経験もあり、コンクリートの打設の日数の間隔が早すぎる事だけが原因とも思えません。下の画像は、韓国の国営放送KBSの放送の一部を、スクリーンショットで切り取ったものです。

 

これを見ますと、わたしが不思議に思うのは、梁らしいものが崩れた部分に見当たらないという点です。

 

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画像出典:韓国国営放送KBS

外壁が首の皮一枚程度に残っている部分と床が崩れた部分の間に何の梁もありませんし、柱らしいものも見当たりません。壁式構造という柱と壁が一体となっているものでもありません。とすると、一体この床スラブは何によって支えられていたのか?

謎です。

 

 

■ 床は柱と梁に支えられている

一般的にいえば、床はその下にある梁に上に乗っており、梁は四方に張り巡らせれており、当然梁を受けるために柱が必要です。すなわち床は四つの梁とそれを繋いでいる四つの柱で構成されています。

 

無論、四辺に梁がない場合の構造もあります。床の下を見れば三辺あるいは二辺に梁があり、その他の辺には梁がない場合もない訳ではありませんが、マンションとしては、通常考えにくい。

 

余程の景観を重視する観光施設やホテルの一部などでしょうか。

 

 

■ 鉄筋に注目

梁は床の崩落と同時に落ちたのでしょうか。鉄鋼構造が主体構造のようなのでそれ程やわな作りとは思えませんし、梁柱がないのは謎です。

 

また、床の鉄筋がむき出しになっているところに、殆ど何もコンクリートが付いていないのもデコボコの有る鉄筋(異形鉄筋)を使用していないのかも謎です。この建物は日本では考えられない造りとしか言えません。

 

韓国は地震が殆ど起きない国なので、この程度でも建築基準法(韓国にもある)で問題がないのかも知れないのですが、どう見ても素人目にも危うい建物の造りであると思います。

 

まあ、韓国メディアがそのことを取り上げないのなら、そういう建築基準法で合法なのかもしれませんが、他社のマンションでも同じことなのでしょうか。人名を軽視する恐ろしい話です。

断捨離(だんじゃり)継続中

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画像出典:筆子ジャーナル

 

断捨離とは、やましたひでこさんが提唱している片付け論です。

執着を手放すヨガの「断行」「捨行」「離行」という3つの考え方を日常の片付けに応用したもの。

断…不要なモノを断つ

捨…不要なモノを捨てる

離…物への執着から離れる

(以上 出典:ミツモアmedia   色付き部分の文

 

断捨離は以上のような深い意味があるのだそうです。

さて、わたし自身が歩んできた人生と残された人生のその長さを比較しますと、どのように贔屓目に見ても残りのほうが少ない。

そこで、わたしが死んでしまった後に、わたしが大切にしていたものや価値を見出したものが、残された家族が遺志として引き継いでくれるとも限らず、今のうちにそれらに価値を感じてくれたり、必要とされている人がいるなら、甚だ僭越ながら有料にて処分を始めました。

 

そもそも、家族はお金目のもの以外にわたしが価値を見出しているいずれのものにおいても、同意しておりません。したがって、ネットフリマーケットや不用品のあげます買いますというようなサイトで、少しづつ処分を始めてはいます。

 

 

■ すぐには処分できない

無償ならともかく、処分するものに価格を付けている以上、買う人も吟味しますので、ネットに処分品をアップしても、右から左に売れるわけではありません。何週間、いや一年とか一年半に至っても、売れないことはザラにあります。

 

それでも、たまにいいねくらいがつくから、もう少し待って見ようという気になるけれども、鳴かず飛ばずであれば早々に挫(くじ)けているでしょう。

 

これまで、おおよそ250点程度を出品し、売れたのは1/3強程度。他の人はどうなのかはわからないけれども、こまめに出品を重ねたほうが全体に売れやすいように思われるのだが。

 

 

■ 管理は大変

ただ、何百点もの商品をネット上に並べますと、壮観ではありますが、これをどのように保管して、来たるべき買い手が現れるのを待つのかという問題が生じます。それまで商品として価値を落とさないように保管しておかねばなりませんし、それをどこに保管するのかという実に面倒臭い作業があります。

 

そして、いつ出品したかも定かでないようなものが、思いもしない頃にポツンと売れたりするものです。

 

それで、その商品をどこに仕舞ったのかまるで覚えがない。2年前くらいの商品であれば、探し出すのにも大慌て。探しても見つからない、もう落札してくれた人に、キャンセルして貰うしかないな、と思いかけた頃にひょっこり出てきたりします。

 

 

■ 断捨離が少しも進まない

売れるまで、出来るだけ身近に出品の品を置いて置くことになりがちで、断捨離の筈が、むしろ部屋がゴミ屋敷のように部屋に出品の品や包装紙、緩衝材などが占拠するようなことになってしまいました。

これでは、断捨離も本末転倒でいつ売れるともしれない商品の山の中に埋もれるような事が続いています。おそらく、売れないままますます増え続けるでありましょう。

 

 

 

FIREを考えていますか?

 

 

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画像出典:nomura


FIRE(ファイアー)をされた読者はいますか?

 

FIREとはアメリカが発祥の生き方を表した言葉です。若い内から積極的に投資を行い、数億の資産を早々と作り、40歳代前半をもってリタイアをする生き方です。正式には、略称で次のように成ります。「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」

 

リタイヤ後は、食べて行くために自分の思いを押し殺して、会社勤めをするのではなく、自分のやりたいことや好きな仕事に専念するというのが目的であります。そのための資産作りを若い内から始めるのです。

 

 

■ 種銭

投資には、特別の才能はいりませんが、知識と種銭(たねぜに)は必要ですし、それが多ければ多いほど良いのは言うまでもありません。

種銭を造るために、FIREを目指すアメリカ人は、昼食は弁当持参をしたり、服装や車にお金をつぎ込んだり、愚痴や意味のない会話に付き合うようなことは、決してしません。

種銭であるお金の貯蓄の為に無駄遣いをしません。また、日々の生活でも殆どお金を使わないように心がけ、貯蓄に励みます。

 

種銭は、まとまるまで使うのではなく、少しづつを投資に回します。例えば、債券やREITを順次購入して、少なくとも十年以上保持します。

 

 

■ 目標額

投資で数億円と聞けば、さすがに諦めてしまうしかありませんが、もっと少なくてもFIREは出来ます。ただ、その場合は、ちょっとしたアルバイトなど、日々に多少の収入で補填することで、例えば数千万円で達成も出来ます。

 

余り大きな、目標を立てるとその大きな壁に愕然として失意しかねませんが、4-5000万円の貯蓄を目標にすれば、先に書いた通り、多少のアルバイトなどの補填を行えば、FIREも可能です。

 

退職後の年金は、掛けて来たお金の総額の三割程度しか貰えそうにもないのが現状のようなので、これは頼りになりません。

 

 

■ 何に投資するのか

投資には、いろいろなタイプがありますが、株式は初めてする人には少しハードルが高いので、債券やREITなどで積み立てや一括で運用すれば、10年を超えるような長期に渡って行えば少なくとも税込みで7%を得るような商品はいくらでもあります。これらは証券会社で買うことが可能です。要は、一つの商品に偏らないようにするべきです。

 

貯蓄をして一括で購入するのではなく、毎月一定額を積み立てることも出来ますし、まとまったお金を投資することも出来ます。(一日100円からの投資も出来るものがあります)

 

投資の一つの例では、「全世界インデックスファンド」などが良いかも知れません。そこは、個々の判断に依ります。しかし、少なくとも銀行預金では増えませんし、株式投資は経験がないとなかなか思うに任せませんので、長期に使わないで済むお金は、このような商品に預けた方が無難です。

 

勿論、元本割れも時にはありますが、十年というような長期で見ますとこれまでの実績では総てが5%以上の成績を上げています。

 

出来るだけ早く始めた方が、FIRE出来る近道でありましょう。どうして始めたら分からないというような人は、YouTubeで解説しているものも、ブログや証券会社のPRでも知ることは可能です。出来るだけ多くの意見を聞いて、判断してくださいね。

オミクロン株

 

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画像出典:国立感染症研究所


新型コロナウィルス感染が再び増加してきました。

京都府でも毎日、感染者の発表がありますが、殆どが無症状か軽症です。たまに中等症の人が一人程度はいますが、重傷者はいません。オミクロン株によるものなのか発表される毎日の統計でも今日に至るまで重症者はいません。

 

オミクロン株はテレビで見たところでは、喉から先には進んで行かず口腔内で発症する様で、鼻水や咳が出ますが風邪ではないものの、症状は殆どよく似ています。肺に入り込まないことから、軽症で済むようですね。

 

 

 

■ 無症状の人が一番の問題

感染者の発表が毎日ある京都府ですが、2022年1月7日(土)の内訳を見てみますと、総感染者総数は160人

内、京都府下で49人(無症状者は判明しているだけで2名)

内、京都市内で111人(無症状者は判明しているだけで12名)

でした。

 

このように、無症状者が京都府全域で9%程度います。

無症状とは、新型コロナウィルスに罹患しているのに、その症状が現れない人なので、非常に見つけることが困難です。本人が自覚がないのですから、始末が悪いといのです。

 

そういう人が、ごく普通の生活をしているのですから、早く言えばウィルスを振りまいていると言っていい状況です。

 

そして仮にオミクロン株が殆どであるとするなら、収束は少なくとも無症状者がいなくならないと困難でしょう。

もしかしたら、わたしであったり、読者であったりしているかもしれない無症状者。これは容易には無症状者を抑え込むことは困難でしょう。誰かの濃厚接触者として、ピックアップされて初めて自分が無症状のコロナウィルスの罹患者としれる、ということですから。

 

 

■ 感染スピードを遅らす

対策は唯一つ、感染を送らせて軽症者が順次回復するスピードにまで持って行くことしか出来ません。早く投薬を行い、回復ペースを上げるしかありません。軽症なので心配はないでしょうが、少なくとも隔離程度はしなければならず、放って置くと働き手が居なくなることにもなりかねません。

 

ここでは経済優先はそれでよいのですが、感染が爆発して働き手が隔離されていまえばもっと大きな経済的な打撃になりかねません。

 

まあ、飲食店の時短は致し方ないでしょうね。マスクを外す機会が最も危険で罹患の可能性が高いのですから。まあ、今回(第六波)はおそらく過去最高を軽く超える人が罹患すると思われます。例えば一日に8万人程度は。

 

マンションは、借りても買っても損

 

 

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画像出典:DIAMOND


読者の中に賃貸マンションの又は、自ら購入した分譲マンションに居住している方はいるでしょうか?これらに該当される方は、知っておいた方が良い事柄があります。

またもし、これから賃貸又は、購入予定があるなら、少し考えた方が良いと思います。それは次に上げる二つの事柄が理由です。

 

① 管理費の値上げ

② 修繕積立費の増額

 

この二点は、賃貸としてマンションを借りた人やローンを組んでマンションを買った人にとって、借りた時や購入時には想定していなかった出費増となるのです。これを知ったのはわたしは5年くらい前の事でした。

 

 

■ ①-1 管理費が高騰の原因(人材不足)

マンションの管理人の成り手と言えば昔は、定年退職をした人でした。60歳で定年を迎えた人が、管理人としての成り手となり得たのです。

ところが、

2013年60歳定年は65歳まで延長されるようになった。(高年齢者雇用安定法」)

2021年65歳定年は70歳まで延長されることになった。(改正「高年齢者雇用安定法」

 

上記のように定年が延長されるようになってから、マンションの管理人の成り手が減少して来ています。しかし、マンションの建設は少しも減少しておりません。着実に増え続けています。民間リサーチ会社の調べでは、全国平均で毎年12-15%の伸びがあり、大都市圏では20%にも上ると言われています。

 

■ ①-2 管理費が高騰の原因(人件費の値上げ)

上に上げた通り定年が2013年に60歳から65歳に延長された翌年から管理費も上昇してきました。東京圏の場合で下記のようになっています。(月額)

2014年管理費:15,000円(人件費:888円)

2019年管理費:19,000円(人件費:1,040円)

マンションの管理費は2014年と2019年とでは月4,000円もの増加となっています。

 

恐らく、今後に於いても人材不足は解消されず、更なる上昇は確かでしょう。勿論、ある一定水準まで人件費が高騰して、人材の方が割安になる。つまり他の業種より管理人としての職業に魅力が出れば、そこが落ち着きどころでしょう。しかし、そのような事がいつ来るのかは分かりません。

 

 

■ ①-3 管理費が高騰の原因(管理人の低賃金)

また、マンションの管理人としての給与も他の業種と比較して決して高くはありません。それに、仕事も多岐にわたりますし、苦情も受ければ時間外に働くこともあります。

 

年収にして160万から350万円で最大の350万辺りはでは、管理人としての経験年数が何十年とある人や住み込みとなりますが、定年後であれば最低限度額に近くなります。

 

その上、従来のようなアナログ的な管理から、パソコンスキルもそれなりに無いと勤まらないようなデジタル的な管理方法に代わって来ています。パソコンなどに疎いと幾ら管理人候補であっても勤まらないとも言われています。

 

 

即ち、人材難が管理費の高騰の一番の理由です。

 

 

これまで、管理費が安すぎたと言っても良かったのです。

 

しかし、現在においても新築販売されるマンションの価格には管理費の高騰を織り込んでいません。つまり、販売し易くするために、あるいは販売利益を最大化するために、管理費の値上げを意図的に数年ずらしているのです。

 

そうすることによって、販売が終了して、数年の後に管理費の値上げが行われることとなっても、販売者は不利益にならないようにしているのです。

 

 

■ ②大規模修繕費の値上げ

マンションに住んでいますと、十数年に一度は大規模修繕を行うのが一般的です。

それは、

1) マンションの価値を落とさない

2) マンションのインフラを保持、修繕、または更新の必要がある

のが目的です。これは、月々にマンションの管理組合から持ち主の口座から天引きされます。買った時の管理規約に定められていますので、拒否出来ません。

また、この積立金は、マンションを売っても戻ってきません。次に買った人が売った人の分を引き継ぐこととなります。

 

 

■ ②-1)のマンションの価値を落とさない

マンションに限らず、すべての建物は年々老朽化していきます。外壁は汚れ、鉄部はさびてきます。ローカの床の傷やエレベーターの老朽化などあらゆるものが痛んできます。それは、地震や夏の灼熱、冬の極寒、雨や雪の日もあります。痛んでいくのは当然です。

 

マンションはそれ故、何年かに一度は内外部の補修を行い、インフラは随時更新していかなければ、建物の価値は年々損なわれてくることになります。高いローンを組んで購入したものが十数年で半値以下とか三割程度に落ちることは、誰も望むところではありません。

 

従ってまずは、外壁を洗ったり補修や吹き付け直しをして、見てくれを維持する必要があります。

 

これらの事を「長期修繕計画」として、マンション購入者は毎月支払うことになります。しかし、元々十年に一度そのような計画の元に外壁を綺麗にする工事を行うにしても、積み立てて来た額では十分ではなく、その金額で修繕を行おうとすると、計画の全部が行えないか、行っても念入りさを求められない程度になるしかありません。

 

それは、結局将来に付けを回すことになり、建物の保全に悪影響を残すだけです。このため、月々に支払うべき積立金は増加せざるを得ません。

 

 

以上に述べてきた通り、管理費と建物修繕費への支払いは、確実に増加が見込まれます。ローンを組んでマンションを買った人は、この両方が増えますし、マンションの賃貸入居の人でも管理費は確実に増加します。

 

マンションの賃貸に入居の人は建物の修繕費は本来支払う必要はありませんが、それを管理費にある程度乗せて請求される可能性もあります。

 

これからマンションに賃貸入居、あるいは購入を考えている人は、再考されても良いかと思います。ただし、給与が今後順調に伸びる人はこの限りではありません。

 

人生に特別な日の出費は不要

 

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画像出典:オマツリJapan



テレビをはじめとするメディアや日本古来のしきたりなどで、正月や盆など年中行事は一つの特別な一日や数日間であったりします。日本には、毎月そういう行事があるほか、外国から取り入れた行事であるバレンタインデーにホワイトデー、クリスマスなどもあります。

それらをいちいち、合わせて祝っていた日にはお金がいくらあっても足りないというものです。

 

また、

『頑張った自分にご褒美』

などという言葉が流行して、特別な日としてお金を惜しまず使うということもよく聞きます。しかし、このような特別な日を設けると、お金はその度に想定外に出て行って、次の平月にしわ寄せが来たり、解消に時間がかかったりするものです。そして、いつまで経ってもお金が手元に残らないということになりかねません。

 

たとえ正月であっても、時間は途切れなく続き大晦日が一夜明ければ元旦という日になると言うだけで、時の流れに格別に何かの違いもない。正月だからどうということは本来ありません。まして、昔の人の骨休めの日としての祭日は、現在ではそれ程必要でもありません。

 

古き良き伝統は無論絶やすことなく続けて行くべきではありますが、それはそれで質素でつつましいものの筈です。今のように、メディアや企業のお金儲けのための手段のように煽られて、その口車に乗って散財してしまう事には同意できません。

 

 

■ 自己責任

それらに投じた自分の財産(主に稼ぎであるサラリー)がたとえ大きく損なわれても、誰も責任を取ってくれる訳ではありません。あくまで、自らが選び判断を下した結果の散財であるのです。

 

たまの事だからという、出費は止めた方が良いのです。それをやったところで大きな変化が人生に出来る訳ではありません。出て行ったお金はもう戻ることはありません。確かに、出費に見合うサービスや商品が手元に残るかも知れませんが、大抵がさして役に立たないものであったり、使われないままで埃ものとなるのが落ちです。

 

 

■ 老後は直ぐに来る

今、若いという人でもすぐに中年は来ますし、結婚もして子にもお金はかかるようになります。そうい時のためにお金を残すならむしろ若い時の方が良いのです。子には成長に合わせて出費も増えて、大学に至ると4年間で少なくとも1200万円はいるでしょう。

それを馬車馬のように働いて工面が出来たとして、その後にはセミの抜け殻のように何もないまま、老後に落ちるのはいかにも危うい、と言わねばなりません。

 

そこまでして育てた子も、親に仕送り出来る程の稼ぎでもないのが普通です。子が親を思わないことは無論ありませんが、立っているのが精いっぱいである人が倒れた人を助けようとするなら、自身も倒れてしまう。助けたくとも助けられないのです。

 

ここは、子にそんな苦労を掛けまいと親も老後を生きるのに必死。お金はカツカツでも、耐え忍ばねばなりません。人と同じように、ごく普通の生活を送ることは、結局のところ、老後が豊かであり得ないのです。

 

人は他人、内はうちで簡略した生活を通して、老後に始まる次の人生を出来る限り豊かに穏やかに過ごせるようにしたいものです。

 

 

歳をとったら賃貸が借りられない⁈

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画像出典:tokyo-keizai

持ち家派か借家派かの論争は長い間続いて、今も尚続いています。それぞれに、長所もあれば短所もあるのだから、結局のところその人の考えで決めれば良いことではあります。今日は借家に老後の住まいを求めても借りることが出来ない事もあるということについて世間で噂がある事を考えてみたい。ほんの少しですが。

 

最近は高齢化社会に入り、孤独死などと言う話も割と頻繁に聞くようになりましたね。子がいても、遠くに離れた地で生活して居たり、行き来がカスレてくるような事が、そうさせたりするものです。

結局のところ、子供が近くに住んでいなければ、子が有ってもなくても歳をとると孤独であることに違いはない、と感じます。

 

子においても、日々の生活で精いっぱいです。親の事を気に掛けない訳ではないけれど、どうにも身動きが取れないというのが実情です。そして、「去る者は日々に疎し」とでもいうのでしょうか、親の生活や思いに思い及ばないように成りがちです。

 

 

■ 老人に部屋を貸さない?!

賃貸を好んで選んだ場合、また、本当は持ち家を望んだが成し得なかった場合は賃貸の住まいとなります。若い時は、孤独の裡に死んでしまうとは考え辛く、貸す側もそう拘(こだわ)りなく貸すでしょう。

 

しかし、高齢になりつつあるか、既に高齢の人は身近に身内がいなければ賃貸の部屋を貸したがらないのも分からないではありません。大体において、歳をとると動くのが面倒になり身の回り近くにものを置きたがりますので、自然とゴミ屋敷っぽくなるのです。

 

それが、又寒い時期になるとストーブに引火して火災に発展してしまう可能性も高い。冬場の火事の出火や死亡者には高齢者が多いというイメージも一般的に定着している感があります

 

又、こんなニュースもよく見かけます。

『発見された時には、既に数日が立っており、電話を掛けた知人が出ないのを不審に思って部屋を家主に開けて貰ったところ、亡くなっていた』

とか

『郵便受けが一杯になっていて、ここ一週間くらい取り込んだ様子がない』

からと通報が有って部屋に入ってみれば、となる。

 

歳の順序としてはより歳を食った人の方が早く死ぬのは、道理です。従って、

賃貸住宅の大家は高齢者には貸したがらない。先に述べたようなことになると良い噂が立たない。次に入居者が付かないなどがあるのでしょうね、きっと。

 

 

■ 持ち家派

持ち家派、それに比べればずっと住めば良いので、誰かに迷惑は掛かりませんが、子が小さかった頃に家を購入すると、巣立ったあとには、矢鱈と広い家が残されてしまうもんです。

 

足腰が弱って二階には上がらないので、まるっきり空き部屋だらけとなることもよくある事です。固定資産税が高いままという事にもなるので、子が居て少し手狭でも辛抱した方がゆくゆくは得というものでしょう。

 

持ち家派には、建物の老朽化による修繕費が必要になります。これは戸建ての借家では発生しませんが、マンションでの借家では借りた人間は支払わなくてはならないケースもあるので安心は出来ません。

 

 

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話がそれてしまいましたが、若い内は持ち家を持たず、子供が巣立ってしまった後に、現金で小さな家を買っても良いでしょう。夫婦二人なら狭小住宅で、古家でもなんという事はありません。これなら入居の心配はいりませんしね。

 

そのためのお金は、勿論賃貸での暮らしの時にちゃんと持ち家派がローンを組むと同じように貯金をしておく必要はあります。若い時から、何十年後に解約すれば、少なくとも5%程度の利回りの有る投信などを積み立てて置いても良いでしょう。

ペットに係る費用(犬と猫のケース)

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画像出典:たらきょのだらん~(ブログ名)
犬猫を飼っている人の例

 

わたしは犬と猫のどちらもペットとして飼ったことはありません。しかし、近所には犬を飼っている家は実に多いですね。犬を散歩させているのをよく見かけますが、猫は散歩が必要でないのかあまり見かけません。

 

従って、猫の場合、どれ程の人が飼っているかは判然としません。犬を飼っている家が多いのを見ると、猫も同程度に飼われていても不思議はないでしょう。

 

■ 犬猫に係る費用を把握している?

犬や猫を飼い始めるきっかけは、いろいろな理由はあるでしょう。飼い始めると愛着が増して、家族同然となるのは至極当然の事ではありますが、それ故病気や怪我の外に日々かかる食費や毛のカット代も馬鹿にならないかと思います。

 

犬か猫、あるいは両方とも飼っている人は、これらのペットへの支出が年間にどれ程しているかは、把握されているものなのでしょうか。

 

笑い話に、奥さんがご主人にペットフードを食べさせていた、などと言う話を聞きます。それを、食べさせられた主人が異議を唱えなかったのでしたら、ペットフードって結構おいしい物なののでしょうか。

 

時々、買い物に付き合った拍子に、ペットフードのコーナーの傍を通ることがありますが、わたしには口に合いそうにもないなと思う。

 

幸いなことに、犬猫は

『これ、もう飽きた。何ぞ他に食べ物無いんかいな?』

とは言わないからいいようなものの、彼らも内心は同じものが続くとそんな風に思っているやも知れません。

 

 

■ 費用の内訳

下記に、ネットで調べたペットに係る費用の内訳がありましたので、あげて見ます。なかなか、結構な費用が掛かるものですね。お金を貯めたいと思っている人には、犬猫は諦めた方が良いかも知れません。とは言っても、他のペットでもそれなりに、想いの他に出費はある事でしょう。

 

 ペットにかける年間支出調査 2020

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画像出典:PRtimes


上の表で見ますと、犬の方が猫より倍くらい費用が掛かるようですね。金額の内訳では、飼っている人によっては不要な項目もあるのでしょうが、それでも年間費用は馬鹿になりません。

 

しかも、たった一年間の間に殆どの項目で出費の金額が増えているのも気になるところです。安らぎがもたらしてくれるのなら、安い物だと言えなくはないですが、何年も続けると累積金額は大きく、将来に渡って家計を圧迫し続ける事になりかねません。

 

余裕があるならいいのですが、この辺は将来の生活を見据えて飼う飼わないを良く検討してから決断した方が良いと言えます。少なくとも人間である飼い主は食っていかなければなりませんから、お金はペットが代わって都合してくれはしませんしね。

 

 

老老介護は人とペットの間にもある

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画像出典:アクサダイレクト

 

人間が歳を取る様に、ペットも歳を取ります。たとえば犬の場合、人間の4倍速で歳を取ると言われていますね。人が10歳なら犬は40歳となります。

 

知人らを例にとれば、犬をペットとして飼い始めた当時は、小学生中学年だった子供も、今は大学生であったり、社会人として巣立ってしまう程に成長しました。その間にペットも歳を重ねて来ました。そして、今や老犬となり、足腰は強度に弱り、散歩でさえままならない。散歩にすら行きたがらない。

 

 

■ わたしはペットを飼わない

わたしは、自身の事を優しいとは思わない。きっと、ペットに対して変わらぬ愛情やや態度で世話が出来る自信が全くありません。わたしが何かの事で不機嫌であったなら、わたしは間違いなくペットに辛く当たると思う。

 

ペットは、それに困惑するだけでどうすることも出来ない。早くご主人の機嫌が戻ってくれたらいいのに、と思うだけでしょう。

 

わたしは、ペットをそれだから飼おうと思わないが、飼いたい気持ちがない訳ではない。しかしと思い後じさりする。子供の頃に世話を怠って兎を2羽死なせてしまった記憶が蘇えってしまう。それは自分の気まぐれから起きたことでした。

 

 

■ 知人の犬

ある知人の犬は、その家の娘が14歳くらいの時に、ペットショップで買いました。それから14年の年月が流れて、その犬は今や人間でいえば凡そ56歳になります。犬の寿命は犬の年齢で10歳から14歳ですから知人の犬は既に寿命近くの高齢です。

 

手術をしたり、医者に緊急で走ったりする機会も増えてきました。飼い主である知人は、そこまで高齢ではありませんが、もし高齢の人であれば、ペットの世話どころか、自身の日々の生活さえままならなくなるのは、目に見えています。

 

この犬が死ねば、寂しさを補填するように又新たに犬を飼うかも知れません。そうなれば、今度こそ十数年後には、飼い主も犬も共に老いて、どちらに有っても介護が必要となるでしょう。

 

その頃になって、自身が高齢で犬の世話が出来ないからと言って、捨てる訳にも行かず、自らの体に係る医療費のみならず老犬に係る介護も、決して軽くはないでしょう。

 

 

その辺りをよく考えてペットを飼って欲しいものです。

 

 

 

 

三十年ぶりに合う旧友

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画像出典:国語辞典オンライン

 

過日、30年振りに過去に勤務していた会社の当時の同期入社の一人から電話がありました。その声を聴いた時直ぐに、その同期が誰であるかが分かりました。同期の中で一番仲がよかったから。

わたしは、僅か入社三年で退社して、それ以降は一度として会うことはありませんでした。退社してからの、目指す道に格闘する日々で、会社での人間関係をすっかり忘却していました。

 

『木村だけど、久しぶり。会いませんか』

と、単刀直入に誘いがあって、わたしは無論、即座に了解しました。電話口では到底聞き及べない程の量の尋ねてみたいことがありました。

時間と場所を決めてその場は、数分のうちに受話器を置いた。

 

 

■ 別人の様

待ち合わせは、飲食店が大方を占める雑居ビルの前で、新型の感染症を恐れて五時としました。わたしは、早く到着しすぎて辺りを当てもなくうろついて時間をやり過ごしました。その間にも、会おうとしている同期の木村君はどのように変わっているだろうか、と想像を巡らせていました。

 

『ひげを生やしている。口ひげと顎鬚、それに帽子を被っているからすぐわかる』

と電話口で木村君は、わたしが見つけられないといけないからと、その日の彼の容姿教えてくれたのでした。

 

 

わたしは、待ち合わせの時間の少し前に待ち合わせの場所に行くと、背後から声を掛けられました。

『お、○〇君(わたしのこと)かあ?』

振り返ると、確かに電話で教えられた風貌の小柄な男性が立っていました。

『おお、木村君か!久しぶり』

 

彼がこれ程に小柄である事が意外でした。わたしも小柄ではあるものの、殆ど同じくらいの上背があると思い込んでいたのです。まさか、年月を経て縮む筈もありません。

 

『さっき、僕の前をさっさと通り過ぎたよ』

木村君は、メガネの奥で目を細めて笑いました。

『え、そうなの。気が付かなかったなあ。それに、マスクをしているから、髭がみえなかった』

実際、口ひげも顎鬚もマスクに殆どが隠れています。ただ、顎鬚だけがマスクから申し訳程度にはみ出ている。帽子のことは忘れていました。

 

 

■ 聞きたいこと

わたし達は、待ち合わせたビルの中にある焼き鳥店に入りました。

それから、互いにその後の話を途切れ途切れに話しました。余りにも聞きたい多くの事が有り過ぎて、その糸口として、所々をほつれた糸を摘まむように、脈絡なく思うがままに話会いました。

わたしは、入社して研修の後大阪支店に配属になり、木村君は本社に残る形で、在籍時から、研修終了後は交流は全くありませんでした。

 

わたしは、彼に聞きたいことを寝間の中で考えて来ていました。

それは、わたしが退職する前にいた最後の職場となった大阪支店に居た頃の支店の中の人々のその後の事でした。わたしの学校の先輩もわたしを可愛がってくれましたし、15、6人の明るい支店の人達の、そのひとり一人のその後が気になっていたのです。

 

 

■ 殆どの人達が

その人たちのたった一人を除いて、皆が他界していました。

『高橋次長は?』

わたしは、支店長の次の役職にあった人の名を上げました。何故、支店長については尋ねなかったのかと言えば、当時相当の高齢であったから、今更に聞くまでも無いと考えたからです。

 

『高橋さんは死んだよ』

『じゃあ、野間さんは?』

わたしは、一番気になっていた先輩の名を出しました。何かと目をかけてくれていたからです。

 

『野間さんは、中国市場の開拓のために渡って、数年で肺がんで死んだ』

『え、死んだ』

二の句が付けません。

『いつ頃?』

『うーん何時だったかな。だいぶ以前』

 

また、西川という一つ上の同僚も一つ下の奥田君もとっくに他界したと知らされました。尋ねる人の内一人を除いて、だれも生き残っていない、、、

『じゃあ、殆どの人が死んだのか?なんてこったい。大阪支店は大阪死店だな』

木村君は苦笑した。

 

わたしは、木村君の事も聞きました。細君は、13年前に他界して、来年は法事をすると明るく笑った。年賀状のやり取りは有って、細君が亡くなったことも勿論知っておりました。しかし、それをわたしから話題には出来ません。

 

『一人でもさみしくないし、水泳や古都を巡礼したりして楽しくやっているよ』

『僕は、こうして今でも生きながらえていて、まだ生きていなさいと神様が言って下さるのだから、妻の分も、これからも精いっぱい生きることにしている。幸せ者ですよ。僕は』

 

『そうだな、、、』

わたしは、彼のその後の今日までの生きざまを、ぽつりぽつりと問わず語りに話す木村君が、何か諦念(あきらめの心)を持って人生を達観したように眩しく思えました。

 

 

 

■ 来年三月

わたし達はその後も、様々な話を行きつ戻りつしながら声が枯れてくる位に話した。それは、楽しくもあり、また人生の残酷な走馬灯を見るようでもありました。

 

残されている人生の方が来し方よりかなり短いと思える歳に有って、懐かしいような、寂しいような気持ちをずっと感じていました。

 

感染症の事もあり、わたし達は来年の春三月に再会を約して、待ち合わせた場所で別れました。わたしは、木村くんの後ろ姿が見えなくなるまで見送りましたが、一度も振り返ることもなく、強い風に歯向かうように前のめりに人ごみの中に消えてしまいました。

 

「強いな木村君は」

わたしは、ひとり心の中でつぶやいて、駅に向かった。