聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

トイレの手乾燥器はバイ菌だらけ!

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画像出典:増澤陸 チーフ図解オフィサー


トイレのハンドドライヤー(手乾燥器)はバイ菌だらけ。

下記の引用記事はインフルエンザ期の流行時期であった2018年のものです。しかし、2020年5月現在、新型コロナウィルスの流行期においても、十分に通用すると思い、ここに引用しました。インフルエンザを新コロナウィルスと読み替えて頂ければよいと思います。

 

表題の「ハンドドライヤーはバイ菌だらけ!」のハンドドライヤーというのは、ショッピングセンターやロードサイド量販店や外食チェーン店などのトイレには必ずといっていい程に設置されていますね。上から風が吹き出すタイプやⅤの字型の切り込みに濡れた手を差し込むことで、手を乾かすものです。二つのタイプに大別されます。

 

上から吹き出すタイプより若干Vの字型に差し込むタイプの方が多いように思うのは、上から吹き出すタイプは壁に取り付けが必要で、その場所の選定、取り付け手間がかかる、移動が簡単ではないからでしょうか。これに比べVの字型のタイプは床据え置きでコンセントさえあれば移動は比較的容易からでしょう。

 

さて、引用記事に移ります。

記事の要点

・ハンドドライヤーが、ドア取っ手や照明などのスイッチに比べてはるかに生菌数が多い。

(下図「拭取り場所に見た生菌数の図」を参照してください)

 

・ハンドドライヤーは、手洗いの効果を打ち消す程の菌の付着の恐れがあるので、利用しない方がよい。

 

・ハンドドライヤーがまき散らす生菌の量はV字型に手を差し込むタイプがもっとも多い。

 

ハンドドライヤーはバイ菌だらけ!

記事出典:増澤 陸 チーフ図解オフィサー

ハンドドライヤーと公衆衛生に関する論文はいくつかあるようです。

その中でも比較的わかりやすかったのが、環境感染学会誌に載っているものです。

トイレのドアの取っ手と、トイレの電灯のスイッチと、ハンドドライヤーの水受けからそれぞれ菌がどのぐらい検出されるか?を調べたものです。

 

 

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画像出典:増澤陸 チーフ図解オフィサー

グラフを見ると一目瞭然なのですが、一番汚いのがハンドドライヤーです。

ハンドドライヤーにはいずれも1,000個以上。場所によっては10万個を超える細菌があったそうです。

ハンドドライヤーには、上から温風が出てくるタイプと、手を上からいれてジェットで飛び出すタイプがありますが、この検査では両方のタイプで調べています。機種の違いよりは、「トイレの利用者数の多さ」が関係していたようです。海外の研究では、ドライヤーの直下の壁の菌の数を調べたものもあるそうですが、もちろん、菌がみつかっています。

なので、商業施設とかにあるトイレの「ブイーン」は使わないほうが良さそうです。

(中略)

 

引用元は下記のサイトです。一部を割愛して掲載していますが、主文に影響のある部分ではありません)

https://news.yahoo.co.jp/byline/rickmasuzawa/20181112-00103813/

 

冒頭でも書きましたが、この記事は2018年のもので、インフルエンザ流行を想定したものです。わたしは、おなじ時期にもこの記事を読んだことがありました。それからは、トイレ使用後の手洗いでは持参のハンカチで拭くようにしています。運悪く持ち合わせていない時は、手を洗って後は、ハンドドライヤーを使わず濡れたままで自然乾燥を待つようにしています。

 

自然乾燥には批判もあるのかもしれません。例えば、乾燥していない手に、滞留した菌が付着し易くなる、肌荒れになる、などの可能性はありますから。しかし、出先での用事が長時間に及ぶことがあっても、せいぜいトイレには2-3回程度ですし、毎日のことではないので、その危険度は多少なりとも低いかも知れません。

 

この記事の続きです。

 

ジェットタイプのバラマキ方がすごい

ジェットタイプはペーパータオルの27倍、菌をばらまきます。当然、空気中に菌が漂っている時間も長くなったようです。インフルエンザは飛沫感染しますので、インフルエンザに罹っている人が、自分の咳を抑えた手をジェットタイプに突っ込んだら、まるでバイオテロのようにウィルスを撒き散らすことになります。

 

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画像出典:増澤陸 チーフ図解オフィサー



 

 体調が悪いとか、感染症の流行中だとかの時には使わないのがいいと思いますし、出来るなら自身のハンカチを持参した方が良いのではないでしょうか。