聖護院 京極のブログ

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完治後再び“陽性”患者51人

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画像出典:NHK(米・国立アレルギー感染症研究所)

     本文と直接関係ありません。


完治後再び“陽性”患者51人…“再感染”ではなく“再活性化”=韓国

4/6(月) 15:36配信 記事出典: News1 wowkorea.jp(引用元はYahoo)

 

韓国では、国内で完治後再び新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた患者について、それは再感染したというよりは、まだ身体の中にいたウイルスが再び活性化したという事例であると防疫当局はみている。

韓国の疾病管理本部、中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長は今日(6日)の定例会見で「大邱(テグ)地域で18人、慶尚南道キョンサンプクト)地域7人など現在まで韓国で計51人ほどの再陽性の事例が発生したことを把握している」とし「隔離解除後、短い時間内に再び陽性が確認されたが、再感染というより再活性化とみている」と語った。

チョン本部長はまた「現在まで感染または隔離解除を決定するのに実施している既存の診断検査方法で充分であると思う」とし「より総合的な調査を通して再陽性の原因、再陽性時の変化や危険要因などを総合分析するようにする」と語った。

(引用ここまで。全文を引用。)

 

確かに冒頭のタイトルのように新型コロナウィルスの再感染ではなく、再活性化の可能性が高いでしょうね。投薬などで、ウィルスが減っていて、一時的に検査で陰性が出ても、どこかにウィルスが隠れていて、投薬を終了したらまた、再活性化する。

 

体力の落ちている人なら、盛り返す可能性は十分にあります。そういえば、ウィルスも体の神経細胞とか骨に潜んでいて、PCR検査をすり抜けるという可能性があるという記事を読んだことがありました。

 

この再活性というのは、風邪でいう「風邪のぶり返し」というのにあたるかと思います。専用の薬剤がないのを良いことに、このウィルスもなかなかしぶとい。一体どの段階で完治したのかは、経過観察しかありません。

 

一度罹患すると、いつも再発(再活性)の恐れがありますから、出来るだけ罹患(りかん)しないようにするのが最良です。罹患して検査で陰性になったとしても、いつも、再発のリスクを持ちながら生活していくのは、相当なストレスとなるはずですから。

 

ただ、韓国の場合、疑わしい者はどんどん検査を行っていますし、その数も日本の比ではありません。桁が6,000~10,000件の検査など朝飯前です。

 

と同時にリカバリー者(回復者)も毎日凄い数に上ります。回復と決定する時にも、検査はやはり行っているでしょうが、それでも、ちょっと多い気がします。検査で陽性が出てくる数が多くなると、軽症者は早めに退院を勧められてしまうとか、検査が不十分のまま退院可能を出してしまわざるを得ないのかも知れません。

 

何しろ病床は限られていますので。

 

日本でもこれまで2人が再陽性の確認がされています。相当、慎重に検査結果を見たのでしょうが、原因は韓国の人と同じようなものなのでしょうね。また、PCR検査も最大でも8割程度の精度なので、その影響も相当あると思われます。

 

しかし、再発(再活性)が起こると、その人が感染者となり又違う感染をしていない人に移すというおそれがある、これが一番危険です。

 

検査で陰性が出ても、1週間以上くらいは、なお外出自粛をして、経過観察をするしか手はなさそうです。そこまで、本当に自粛し通せるものでしょうか。私は、ほとんど自信がありません。