聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

食事の前にお菓子を食べる癖

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画像出典:ナモン

夕食を妻が作っている。良い匂いも漂ってくる。

お、今夜は焼き魚か。サンマならいいぞ、ホカホカご飯と食べたらさぞうまかろう。その前にビールが飲めたら最高だろう。

 

しかし、それをわたしは待てないのである。

それで、妻の背後の食器棚の戸を引いて棚の中を見て、お菓子をゴソゴソと探る。そして取り出す。それを横目にして妻が諫める。

『ちょっと、もう少しで食事だというのに。お菓子はないやろ?』

 

その指摘は、尤もであるけれど料理が食卓に並ぶまで、それが案外と長く感ぜられる。そう、数時間後くらいに感じてしまう。そこで、叱られながらも、何ぞなか継ぎとして美味し今を凌ぐによいお菓子はないかいな?

となる。

 

■ 妻にすれば

妻にすれば、何で出来るまでにお菓子で腹を膨らすのか?子供じゃあるまいし待てないのかと疑問だろう。ご飯ももう15分もすれば炊き上がるというのに。その匂いもしきりにするではないか。

 

作っている妻は、あきれてしまうが、少しならいいだろうという顔もするので、昨日買った焼きアーモンドをポリポリとかむ。もう少しか残されていないかのように、さも惜しむように。

しかし、昨日買ったばかりだからまだまだたっぷりとある。

 

あんまりポリポリと繫く口に入れると、いよいよ妻は怒り出すに違いない。

 

そんなことを考えながら、所在無げにアーモンドの入っている袋の裏面の、栄養構成や製造年月日などを、見るもなしに見ている。