日本のコロナ感染のピークは2~3月だった? 梅雨の多湿が追い風に
4/23(木) 8:00配信
「国立感染症研究所の『インフルエンザ関連死亡迅速把握システムによる2019/20シーズン21大都市インフルエンザ・肺炎死亡報告』によれば、この冬はインフルエンザが流行しなかったのに、東京では2~3月、ほぼ毎週100人以上が亡くなっています。断定はできませんが、そこに新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった人も含まれているとしたら、2~3月にはピークが来ていたことになる。たしかに韓国や台湾のピークが2~3月だったのに、日本だけズレているのは不自然です」
いま感染が拡大しているとしても、日本医科大特任教授の北村義浩氏は、
「コロナウイルスは紫外線で無害化することがわかっているので、5月末ごろから感染者数が落ち着く可能性があります」
との見通しを立て、さる医療ジャーナリストも、希望を届けてくれる。
「米マサチューセッツ工科大の研究チームは、感染の9割は平均気温3~17度の地域で発生し、18度以上で絶対湿度が1立方メートル当たり9グラム以上の土地では、発生率が6%未満だ、と報告した。米メリーランド大の研究グループの報告も、感染が深刻な都市は平均気温5~11度で、絶対湿度が4~7グラムだとしています。北京航空航天大と清華大のグループも、中国100都市の感染状況を分析し、高温多湿で感染が減少する、と発表。湿度が高いと、ウイルスの周囲が水分で覆われて地面に落ちるというので、日本の梅雨はウイルスの強敵になりそうです」
(記事の序文を割愛し、引用しました。 全文は下記のサイトでどうぞ)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200423-00622629-shincho-soci
記事のポイント
・コロナウイルスは紫外線で無害化することがわかっているので、5月末ごろ から感染者数が落ち着く可能性がある。
・湿度が高いとウィルスの活動が制限される。
わたしもこの意見に賛同します。しかし、希望的賛同ですが。
梅雨時期に至っては、新コロナウィルスは、火事の後のくすぶりが残るように完全には収束しないものの、かなり収束すると思います。
わたしがそう思っていたのは、新コロナウィルスが流行などないずっと以前のことで、インフルエンザの流行の時がそうであったからです。インフルエンザと新コロナウィルスとは、「似て非なるもの」と、勿論了解していますが、ウィルスという点では、変わりはありません。
■ コロナウイルスは紫外線で無害化することがわかっている
この記事に出てくる、長野保健医療大学の北村義浩教授は、
「コロナウイルスその他への実験で、紫外線を30分当てれば、ウイルスを無害化、除去できることが明らかになっています。理髪店にカミソリを殺菌する機械がありますが、あれはUVCという、紫外線のなかでも非常に強いものを当て、ほとんどすべての菌やウイルスを死滅させているのです」
と別の記事ででも述べています。
これからの季節、もう一つ増えるのが紫外線の量が増える季節となることが良い結果を出すということの様です。この件については、私としては初めて知見です。
■ 湿度が高いとウィルスの活動が制限される。
ウィルスの活発さは、やはり冬のような湿度の低い時であることは、違いないと思うのです。
梅雨時にじめじめとして、蒸し暑い季節では湿度が高いのです。湿度が高いうことは、空気中に水蒸気があふれている、ということになります。
そういう時には、ウィルスは浮遊しにくいという訳です。これは、梅雨時は、夏の蒸し暑い季節には、インフルエンザが猛威を振るうというようなことが、ないことからも理解可能です。
一般的に、空気は温度が高くなるほど多くの水蒸気を含みますが、寒くなるほど空気は水蒸気は含んでいることが出来ません。従って、すぐに冬場は窓ガラスなどに結露してしまいますが、夏場は全くと言っていいほど窓ガラスに結露はしません。
天気予報などで、湿度をいう時、冬の場合「湿度70%」などと言いますが、この場合の70%と梅雨の70%とパーセンテージは同じですが、これは相対湿度で発表していますのでこのようなことになります。
わかりやすく言えば、冬の空気は10人が収容できる部屋で、夏の空気は100人が入れる部屋とします。冬の部屋に7人はいれば、湿度は70%となります。この場合の部屋は、冬の空気のことで、7人は空気中の水蒸気のことです。
上と同様に、夏の部屋に70人が入れば、同じ様に湿度は70%です。
しかし、実際には夏の方がはるかに多くの水蒸気が空気中にあるということになります。従って、太陽の照り返しもあり、蒸し暑いわけです。
この二つの自然現象が、人間に味方してくれる時こそ、人間自身も努力して新コロナウィルスを乗り越えたいものです。