聖護院 京極のブログ

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コカ・コーラが手指消毒液生産

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画像出典:

日本コカ・コーラ、消毒に使えるエタノール製剤を製造 原液工場の設備を活用

 

2020年04月30日 16時45分 公開 ITmedia ビジネスオンライン

日本コカ・コーラは4月30日、手指消毒用のアルコールとして使用できるエタノール製剤を製造し、医療機関向けに無償提供すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大によって、医療現場で必要とされる消毒液などが不足していることから、自社の設備を活用して支援する。

エタノール製剤は、同社守山工場(滋賀県守山市)で製造する。守山工場では通常、「コカ・コーラ」などの製品の原液を中心に生産している。

 

 厚生労働省が4月10日付で事務連絡「新型コロナウイルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について(改定)」を出したことを受けて、守山工場の人員と設備を活用したエタノール製剤の製造を決めた。

 製造したエタノール製剤は、公的団体を通じて医療機関などに提供される。個人や医療機関などへの直接提供はしない。厚労省の事務連絡を受け、国内の飲料メーカーや酒造会社などが、手指消毒液として使用できる高濃度エタノール製品の提供を始めている。(引用全文を掲載)

 

ちょっと意外でしたので、転載しました。

Wikipediaによれば、今回コカ・コーラが製造するというエタノールとは、

エタノール(ethanol)は、アルコールの一種。揮発性の無色液体で、特有の芳香を持つ。別名はエチルアルコール (ethyl alcohol)。酒を酒たらしめる化学成分であり、酒精(しゅせい)とも呼ばれる。その分子は、油になじみやすいエチル基 CH3CH2- と水になじみやすいヒドロキシ基 -OH が結合した構造を持つ。

メタノールなど、他のアルコールが知られる以前から広く用いられてきた物質であり、エチルアルコールを指して単に「アルコール」と呼ぶことも多い

 

 

コカ・コーラに限らず、一見して、消毒液とは関係のなさそうな企業もみうけられます。共通しているのは、液体の製造ラインがあることですね。

 

ざっと見ても下記の通りに生産しています。しかし、本来とは違う商品なので、ラベル張りなど手作業部分が多く儲けは殆ど無いようです。緊急かつ公的施設や医療施設で優先販売ように製造されるので、容器はどれも地味です。

 

花王

4月9日、花王新型コロナウイルスの感染予防による需要で品薄となっていたアルコール消毒液の増産を発表しました。同社では4月後半から昨年同期比で20倍以上の生産が可能になるとのこと。増産する商品は家庭向けの「ビオレu 手指の消毒液」と、業務用の「ハンドスキッシュEX」の2種類。

 

資生堂 

アルコール濃度70%以上の消毒液を独自に開発、那須工場(栃木県大田原市)で製造を開始。5月には大阪工場(大阪市東淀川区)ほか3工場でも製造する。国内4工場で月約10万リットル生産できる体制。

 

サントリー   

大阪府にある蒸留酒の工場で消毒液を生産。アルコール濃度が高い酒類を消毒液の代わりとして使えるようになったためで、4月下旬以降、医療機関などに提供。海外では、すでにビームサントリー社が、米ケンタッキー州の生産拠点においてアルコール消毒液を製造し、ケンタッキー州の救急隊員、医療関係者などへ提供。

 

宝酒造 

酒類と工業用のアルコールを製造販売しています。感染拡大による全国的な消毒液の不足を受け、厚労省は高濃度の工業用エタノールでも消毒液に代替できるとする見解を示し、手指の消毒用エタノール都道府県に優先供給。

    

・日本盛と大関

アルコール分77%の製品5リットルをポリ容器に入れた。大関はアルコール分75%の製品を900ミリリットル入りの瓶に詰める。いずれも5月にかけて、計5千リットルを出荷する予定。ほぼ全量を買い上げる西宮市は、消毒液不足に悩んでいる医療機関などへ提供する計画だ

「日本盛」はアルコール分77%の製品5リットルをポリ容器に入れ、「大関」はアルコール分75%の製品を900ミリリットル入りの瓶に詰める。いずれも5月にかけて、計5千リットルを出荷する予定。ほぼ全量を買い上げる西宮市は、消毒液不足に悩んでいる医療機関などへ提供する計画です。

 

アルコール分77%の製品5リットルをポリ容器に入れた。大関はアルコール分75%の製品を900ミリリットル入りの瓶に詰める。いずれも5月にかけて、計5千リットルを出荷する予定。ほぼ全量を買い上げる西宮市は、消毒液不足に悩んでいる医療機関などへ提供する計画だ
アルコール分77%の製品5リットルをポリ容器に入れた。大関はアルコール分75%の製品を900ミリリットル入りの瓶に詰める。いずれも5月にかけて、計5千リットルを出荷する予定。ほぼ全量を買い上げる西宮市は、消毒液不足に悩んでいる医療機関などへ提供する計画だ

・菊水酒造

あくまで酒だけど「消毒液と同等のアルコール分」 菊水酒造が新商品「アルコール77」という商品。フリマで売られたりしています。菊水の缶入りの酒は時々買いますね。

 

若鶴酒造

消毒液に代わる救世酒 77度「スピリット」

消毒液に代わる救世酒 77度「スピリット」。菊水酒造と同じ成分ですので、普通に飲むことができます。

 

飲料メーカーはこのように、需要があるなら既存設備の転用でもエタノール製剤などの生産は可能の様です。ただ、これはあくまで本業でのライン生産なので、ラベル等は人間による手作業になり、儲けは殆ど出ないそうです。今回、地方の中小の酒造メーカーの参入が多く見られます。

 

 

今回の生産は、個人には直接行き渡らないので、今すぐ供給が需要に追いつくことにはなりませんが、もう少し待てば他のメーカー製造分が個人にも手に入るよう店頭に並びだすでしょう。

 

それを待てないからといって、燃料用アルコールを消毒に使わないでください。消毒用の主成分は「エタノール」ですが、燃料用は「メタノール」という"猛毒"です。経口摂取はもちろん、皮膚からも吸収されて健康被害を生じます。絶対に手指や空間の除菌用に使わないでください。

 

一説では、上記の赤文字のメタノールがよく売れているそうです。本来の使用に使うのならいいのですが、誤って使われていたり、買ったものの使う時がない、というようなことにならないよう十分に注意書きを読んで購入してください。

 

今は、外出自粛もあって、多くの人がチェーン店の薬局廻りをしていて、かつてこれ程日本人が薬局に出向いた時はないだろうと思うほど、駐車場には車が停まっていますね。

 

あちらの薬局で見かけた人が、こちらの薬局でも顔を合わす。言葉は交わさないが、苦笑ものです。相手も同様でしょう。

 

薬局は訪日外国人の観光スポットでした。特に、アジア系の人々、化粧品が人気でしたが、今はその姿の代わりに日本人ばかり。

 

今は、あちこちの薬局廻りをしても、日本人ばかりですね。わが家も子供がネットで目ざとく見つけてこまめに注文しています。もう、十分にあります。高いものを今、並んでまで買う気にはなりませんが、逼迫している方には、ネットで思わぬメーカーが製造しているということがありますので、検索してみてください。

 

わが子がネットで見つけて買ったのは、「加美乃素本舗」が出している消毒液でした。