聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

新コロナ ランキング(6/14~6/20)

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                                                           画像出典:worldometer

             画像左:全世界における6/20までの感染者数の日ごとの歩み。 画像右:同死者数

 

世界全体ではすでに、一日当たり次のような数字になっています。感染は拡大し続けています。(2020年6月20日(土)時点でのおおよその数字です。

尚、この記事において、先週とは、6/7~13を指し、今週とは 6/14~20を指します。

 

感染者総数は 今週末で890万人  先週末で770万人

死者総数は  今週末で46.6万人    先週末で42.7万人

 

全世界でいえば、新規の感染者は依然増加を続けていることは画像からも明確です。一方死者数は減少傾向が鈍化し、6月に入り再び増えて来ているように見えます。この状況は先週末と変わりません。

 

そこで、6月14日(日)から6月20日(土)までの一週間の感染や死者の急増で注目される国を紹介したいと思います。下表はの国名の左端の数字は延感染者数での世界順位です。日本時間では6月20日(日)午前8時00分ころ、グリニッジ標準時では6月13日(土)午後23時00分更新のものです。

下表の黄色と赤の地のセル部分の数字は、6月13日分です。

 

        延感染者数 新規感染者数            延死者数 新規死者数

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 2020年06月13日(土)午後23時ころ 世界の感染者数と死者数のランキング

 表中で未記入部分は、このサイトが取得できた数値がゼロであることを示しています。ゼロは実際にゼロであるかは不明です。統計の遅れやサイトの情報不足などがあり得えます。

        

感染の拡大が急増している地域は、

① インドと周辺国

② メキシコを中心とした中米、ブラジルの周辺国の南米

③  イラン、サウジ、カタールなどの中東

アフリカは不明です。ただし、南アフリカは感染拡大が続いています。

 

と感染地域の拡大状況は先週と変わりはありません。それはアフリカにも及びそうですが、医療の不備や新型コロナの判定がどれだけ正確に把握できるのかは疑問です。

 

    

                                      

 

■ アメリカ (感染者総数 世界1位)(死者総数 世界1位)

日ごとの感染者数はアメリカでは、高止まりの横ばいのままです。というよりやや増加しつつあるのかも知れません。これは、アメリカ全体の話で、首都圏など感染拡大が先行した地域では、突飛高の日があるものの、減少傾向は続いています。

 

 これ以外の州でも、減少しつつある州もあります。しかし、他の州では全体に新規感染者数が底上げになってきているため、アメリカとしは新規感染者数が日ごとで1.8-2万人弱で推移しています。

 

 黒人男性の白人警察管の実力行使による死でデモが多発しており、トランプ大統領は州警察や軍が抑えきれなくなるなら国軍を投入するとしており、そうなると一種の内戦となり、感染が拡大する可能性が高くなります。特に、カルフォルニア州などは、要注意です。

 

 

 

■ ブラジル(感染者総数 世界2位)(死者総数 世界2位)

ブラジルは、6月7日以降も日ごとの感染者が増加を続けています。6月10日には、一日の感染者が3万人を超えこれまでの一日の感染者数の更新となりました。

 

ブラジルのこの感染拡大は、大統領の経済優先政策から来ています。

『コロナで死ぬか、貧困で死ぬかの択一だ』

として経済が大事だ、としています。これには、各州の知事は反対して、外出禁止令を出したりしていますが、大統領からの批判もあり一様になされている訳ではありません。国民の世論も貧困層からは、大統領は支持されており、上の層からは自粛生活を求める声が出て、国全体意見が大きくブレています。

 

大統領は、新コロナウィルスの感染力や致死力を軽く見ている節があります。

 

ブラジルは、南米最大の国土の国で、世界でも5番目の広さです。人口は、約2.7億人で世界6位です。このまま、有効な手段(例えば、ロックダウン)を行使しなければ、アメリカの感染者総数に迫るか抜く記録してしまう可能性が高くなります。死者総数ではアメリカを抜くでしょう。このままでは、歴史に残る惨事を記録することになるかも知れません。

 

  

 

■ ロシア (感染者総数 世界3位)(死者総数 世界13位)

ロシアの日毎の新規感染者は、ここ少なくとも2週間では8,000人台後半を維持しています。現在4桁の死者数が他の国並の数字(5桁)に増加していきそうです。

経済活動を少しずつ再開すしています。感染者が減少してきているのが理由だそうですが、その兆候はありません。

 

経済再開すれば、再び急増する危険があります。経済面では主力の原油輸出が原油安で低迷しており、それが、ルーブル安をみちびいています。原油単価もロシアでは採算割れとなる水準ですので、またデフォルトの可能性も取り沙汰されています。しかし、収入は無くてはなりませんから、経済を再開するしか手はありませんが。

  

 

■ インド  (感染者総数 世界4位)(死者総数 世界8位)

インドは、新規感染者数は日ごとで増加の一途です。今週には日ごとの感染者数が10,000人台に乗る日がふえています。人口の多さ、宗教行事の特異性、国の衛生状態などを考えますと、更に増加して今週中にロシアに迫る勢いです。いずれは、感染者数と死者数でアメリカを追い越す可能性が高いと思います。世界の感染拡大が終盤になっても、なお、インドだけは収束が見通せないこととなるでしょう。

 

 

■ イギリス (感染者総数 世界5位)(死者総数 世界3位)

イギリスは、日ごとの感染者数が1,000人台前半で推移しており、3桁台に到達するには、程遠い気がします。フランスやドイツと比べて日ごとの感染者が4桁で推移し、3桁のドイツやフランス、スペインなどの差は何なのか判然としません。

日本と同様の島国なのに、経済活動が充分に感染の鎮静が出来ないまま、再開したことが原因でしょうか。死者総数が感染者総数に比べて多すぎます。

 

 

■ スペイン (感染者総数 世界6位)(死者総数 世界6位)

スペインは、先週新規感染者数、新規死亡者数とも順調に減少を続けています、急落することが殆どなく、渋りながら減少していますので、気の抜けない日々です。

 

 

■ ペルー (感染者総数 世界7位)(死者総数 世界14位)

ブラジルの隣国であり、ブラジルの経済優先の政策の影響を強く受けて、新規感染者も増加の一途です。先週は8位でしたが、感染拡大によりイタリアを追い越しました。日々3,000人台の感染者増加では、イタリアの日々の感染者数3桁台には追い越すのに容易でした。

 

 

■ イタリア (感染者総数 世界8位)(死者総数 世界4位)

イタリアもスペインと同じように新規感染者数と新規死亡者数は順調に減少を続けています。この内、日ごとの新規感染者が2桁台にいつ到達するのかが、一つの焦点でしょうか。これはスペインでも同じです。

 

 

■ チリ (感染者総数 世界9位)(死者総数 世界19位)

ブラジルの近隣国国で直接は国境を接していないものの、ペルーと同じようにブラジルの感染の影響を強く受け感染者が急増しています。6月14日に一日の感染者数が8,000人越えから、5日間は順調に減少していましたが、19日には6,000人台越えとなり、この先は読めません。近隣国の感染拡大が止まりまりませんので、また、増加する気もします。死者は感染者数に比べて相当に少なく、今後急増するか、しているのにカウント出来ていないのか、把握できていいない可能性もあります。

 

 

■ イラン (感染者総数 世界10位)(死者総数 世界10位)

もっとも減少した5月3日を境に再び新規感染者が日ごと増加して、4月3日のそれまでの日ごとの最大感染者数を軽く上回る感染者を6月4日に記録しました。その後は、再び減少傾向にありましたが、6月10日からまた増加が始っており、総じてノコギリの歯のようなシャクリを入れながら、更に増加していきそうです。指導者ホメイニ氏の精神論でのウィルスとの格闘には、無理があります。相手はアメリカではないのですから。

 

 

■ ドイツ  (感染者総数 世界11位)(死者総数 世界11位)

感染者総数でフランスを3万人以上多い。死亡者総数は9,000人に迫っていますが、フランスとは、1/3以下と医療大国らしく抑えられています。しかし、経済活動を開始していますので、一日の感染者数が3桁半ばまでの間で、それ以上一向に減少しません。一日の死者数は激減していますが、感染者数が増え続けていますので、一日の死亡者数もこれ以上は減らないでしょう。

 

 

■ トルコ (感染者総数 世界12位)(死者総数 世界17位)

先週より一つ下げ12位です。決して、一日の感染者数が減少している訳ではないのですが、急増国が上位に入り込み順位を下げただけです。この一週間は週半ばが最大1,400程度でその前後は減少していました。どうとらえたらよいのか判り辛く様子見の判断です。表の表記はターキー―(Turkey)となっています。

 

 

 以下は、感染者総数ランクによります。

■ メキシコ (世界13位)

■ パキスタン (世界14位)

 ■ フランス (世界15位)

と続きます。

 

 

 

■ 日本  (感染者総数 世界51位)(死者総数 世界37位)

日本は、感染者総数が17,600人超で現在治療中の人が、6月11日(木)現在で917人まで減少しています。このまま行けば、6月20日までには現在治療中の人は500人台になるのではないかと思います。感染者数が落ち着いている今、感染者が出た場合は、濃厚接触者その疑いのある人を徹底的に検査し、早期に治療、早期に完治へと進めて欲しいものです。

 

東京が収束が小康状態にあり、東京から地方に行き来する人の感染も多くなっています。感染経路が判明している人は、対策も比較的容易ですが、感染経路不明者は厄介ですし、対策の取り様がありません。

 

感染経路不明者とは、感染した場所や合った人の情報を言いたくない人である場合が殆どでしょう。自分や相手の個人情報も大切でしょうが、全く罪のない人が自分のせいで感染するのは、非常に迷惑な話ですので、個人情報秘匿を約束に、洗いざらい話して欲しいものです。