聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

新コロナ 世界ランキング(7/26~8/01)

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新コロナウィルスイメージ図 画像出典:CNN

 



 日本においては、感染が急拡大しています。わたしは地震ではありませんが、余波だと思い、地震でいう余震かと思っておりました。また、地震のように、本震の可能性はないだろうと考えていましたが、本震がこれから来るかも知れないと、考えを改めました。

 

テレビのインタビューで、比較的若い人であろう(顔は出ず、首から下のみ)が、新コロナウィルスに罹ったら運が悪かったと思うだけだという趣旨の返答をしておりました。飲み会で、感染リスクも構わない、という趣旨でした。若い人は、いつの時代でも楽観的でいられるものかも知れません。

 

しかし、ひと度、罹ると保険を利用しても、長期に通院となると自己負担額の増加や仕事時間と融通が取りにくくなります。回復しても、全開で活動できる程でもないので、思うほど楽観的にはなれないでしょうに。

 

■ 早期発見・早期治療

潜在感染者がまだまだいるのだろうと思いますが、今大量に検査をして、また、疑わしきは検査するを徹底することは意義があると思います。病気は早期発見と早期治療が基本ですので。感染者数の増加を抑えるのは、こうした積極的検査を行い、発生源を出来るだけ抑えて行くしかないのかも知れません。菅官房長官のいうように、重症者を出さないことが大切です。

 

しかし、罹患者が増えてくると、医療の逼迫によって、治療待ちが出来、急に病状が悪化することも出てきますので、「臭い臭いは、元から絶たなきゃダメ」だろうと思います。飲食関係の時短や休業要請も仕方ないかも知れません。

 

 

 ■ 東京で起こることは地方でも起こる

東京の感染拡大に東京以外の道府県は、『東京人は何をやってんだ?』と非難交じりの疑問をいだきますが、これは道府県でも早晩発生することになるでしょう。即ち、感染の拡大です。東京は先行しているに過ぎません。このように先週に書きましたが、実際にそのとおりになりました。

 

 

■ いつまで恐れる必要があるのか

いつまで恐れていなければならないのかといえば、ワクチンが広く行き渡るか特効薬が出来て使用可能になるまでとしか言いようはありません。そのワクチンですが欧米の製薬会社には今年中に臨床を終えて投与開始を行うというところも出てきました。日本にも6,000万人分程度を供給してくれるとも言っています。

 

しかし、日本での臨床は厳格ですので即使えるという訳には行かないので、結局、それも来春くらいに日本ではなるのではないでしょうか?大阪大学のワクチンの臨床も始まっていますが、来春が目標です。『後顧(こうこ)の憂い』を残さないためには、しっかりやる必要があるでしょう。

 

 

 世界の状況

さて、全世界を俯瞰すれば、感染は拡大の一途です。このままでは、第一波の収束がないまま、秋を迎えそうです。一面の野原を焼き尽くす勢いです。

 

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左の画像:世界の感染者数の推移          右の画像:世界の使者の推移

画像出典:worldometer

本日もここ一週間(7/26-8/01)の新コロナウィルス感染に関する定例報告です。世界の国別の感染者総数や死者総数などを表を示して、リストアップしてきました。今週も同じではありますが、数字や悪化国に改善国など順位の変動もあります。

 

 世界感染者総数

  • 7/26の週の末1796万人 ← 7/19の週の末1611万人 ← 7/12の週の末1437万人 ← 7/5の週の末1280万人 ← 6/28の週の末1130万人 ← 6/21の週の末1,000万人超え ← 6/14の週の末で890万人 ← 6/7の週の末で770万人

 世界死者総数

  • 7/26の週の末68.7万人 ← 7/19の週の末65.5万人 ← 7/12の週の末60.2万人 ← 7/5の週の末56.6万人 ← 6/28の53.2万人週の末 6/21の週の末50万人超え ← 6/14の週の末で46.6万人 ← 6/7の週の末で42.7万人

 

 

全世界でいえば、新規感染者及び新規死亡者は依然増加の勢いが止まりません。死者数でいえば、すでに二次世界大戦でのフランスの戦死者(民間人もふくむ)の約60万人を軽く超えてしまいました。

 

そこで、7月26日(日)から8月01日(土)までの一週間の感染や死者の急増で注目される国を紹介したいと思います。下表はの国名の左端の数字は延感染者数での世界順位です。日本時間では8月02日(日)午前8時00分ころ、グリニッジ標準時では8月01日(土)午後23時00分更新のものです。

 

下表の黄色と赤の地のセル部分の数字は、8月01日分です。そのほかは、8月01日までの累計です。

 

    順位  国     感染者総数  新規感染者  死者総数  新規死者

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画像出典:worldometer



 表中で未記入部分は、このサイトが取得できた数値がゼロであることを示しています。ゼロは実際にゼロであるかは不明です。統計の遅れ検査機関の休み、あるいはサイトの情報不足などがあり得えます。

 

 

 

感染の拡大が急増している地域は、アメリカを筆頭に先週と変わらずに

① インドと周辺国

② メキシコを中心とした中米、ブラジルの周辺国の南米

③  イラン、サウジ、カタールなどの中東

④ 南アフリカ

 

 

■ アメリカ (感染者累計475.5万人 世界1位)(死者累計15.7万人 世界1位)

国全体では、感染拡大は留まりません。新規感染者と死者について。感染者累計による順位

  • カルフォルニア州  7/22をピークに減少傾向。死者は増加続き同国一位。
  • フロリダ州     7/12をピークに減少傾向 死者は急増中。
  • テキサス州     7/15日をピークに減少傾向。死者は急増中。
  •  ニューヨーク州   1日1,000人前後で横ばい。死者数も一日数十人。
  • ジョージア州    増加傾向継続中か頭打ち。死者数は日によりブレ大きく増減不明。
  • ニュージャージー州   一日500人程度。横ばいかやや増加。死者は順調に減少中。
  • イリノイ州       7/17を減少ピークから増加中。死者は日に数十人で横ばい。

 

 

■ ブラジル(感染者累計270.7万人 世界2位)(死者総数9.3万人 世界2位)

新規感染者は日により一様ではありませんが、総じて右肩上がりに増加中。死者は、日に1,500人前後で、横ばい。

 

 

■ インド  (感染者累計175.1万人 世界3位)(死者累計3.2万人 世界5位)

新規感染者右肩上がりの増加基調変わりなし。新規死者も同様。死者数1ランク悪化。

 

 

■ ロシア (感染者累計84.5万人 世界4位)(死者累計1.4万人 世界11位)

新規感染者ここ一週間は一日に5,000人前半で、緩やかな右肩下がりに減少中。死者数は多い日には150人。この前後で横ばいか減少気味です。

 

 

■ 南アフリカ (感染者累計50.3万人 世界5位)(死者累計0.8万人 世界17位)

新規感染者は7/24日をピークに減少傾向。死者は漸増。

 

 

■ メキシコ (感染者累計42.4万人 世界6位)(死者累計4.6万人 世界3位)

新規感染者は増加傾向。死者数は日に千人以下で横ばい。死者数1ランク悪化。

 

 

■ ペルー (感染者累計41.4万人 世界7位)(死者累計1.9万人 世界9位)

6月中旬まで、順調に新規感染者は減少してきましたが、ここにきて減少から増加へ。死者数は一日200人前後で高止まりで横ばいです。数日は200人割れ。

 

 

■ チリ (感染者累計35.7万人 世界8位)(死者累計0.9万人 世界14位)

6月14日を境に感染者も死者もは減少中。

 

 

■ スペイン (感染者累計33.5万人 世界9位)(死者累計2.8万人 世界8位)

スペインは順調に新規感染者が減少していましたが、7月中旬から感染者が拡大中。死者は殆ど出ず。ヨーロッパで、もっとも優秀。

 

 

 ■ イラン  (感染者累計30.6万人 世界10位)(死者累計1.6万人 世界10位)

新規感染者、死者数増加止まらず。先週よりいランク悪化。

 

 

 以下

■ イギリス    (世界11位)

■ パキスタン   (世界12位)

■ サウジ     (世界13位)

と続きます。(この三か国のかっこ内は、感染者累計おける順位です)