現在バッタの大量発生が起きている地域は、地球上で3つの地域に分けれれます。これらが、作物や草木を食い尽くすことで、世界に食料難が発生することが危惧されています。
・ その①
アフリカ西端のモーリタニアから、中東、アジアのバングラデッシュのまで、広範な地域。
・ その②
タイ、ミャンマー、ベトナムから中国の沿岸部をすっぽり含み北朝鮮辺りまで広範な地域
・ その③
南アメリカのブラジル南部のパラグアイ、アルゼンチン、ウルグアイ、チリの南半分あたりの地域
■ その①の地域には「サバクトビバッタ」
今年に入って、東アフリカ(上記画像中央下)でサバクトビバッタの大量発生したと報じられました。その一団は画像の左のように西に、一方tシナイ半島を東北へと移動し、各地で作物や樹木を食い荒らしてインド東のバングラディシュにまで達しました。数千キロを移動した「サバクトビバッタ」
■ 発生の原因
「サバクトビバッタはアフリカ北部や中近東、南西アジアなど乾燥地域に生息する。2018年にサイクロンによる大雨が続き、餌となる草が増えてバッタが増殖した。ケニアでは70年ぶりの大発生になった。」(日本農業新聞記事)
■ その②の地域には「クルマバッタモドキ」
「クルマバッタモドキ」はクルマバッタに似ているのでこの名があります。日本や朝鮮半島にも普通にみられるバッタです。現在、上記の範囲で大量発生していますが、日本では現在大量発生はしていません。「中国の東北部でもクルマバッタモドキの仲間が、雲南省ではラオスで大発生したバッタが侵入しているという。」(農業新聞)
■ その③の地域には「ミナミアメリカバッタ」
「ミナミアメリカバッタ」の発生源はパラグアイ。6月23日で約6300万匹がアルゼンチンに侵入し、北部に農作物の被害が出ている模様。
日本が穀物を輸入する南米のパラグアイとアルゼンチンでは、15年からトウモロコシなどに食害を与えるミナミアメリカバッタの大発生が続いている。もともと南米に生息する種類で、サバクトビバッタに似た性質を持つ。
「世界最凶」バッタが農作物を食い尽くす 体が変色し戦闘モードに、コロナで対策困難
配信 記事元:47news
エジプトのファラオ時代に出現したとの報告もある。過去には日本でも農業に大打撃を与え、地域住民を苦しめたようだ。
現在、ケニアなど東アフリカで猛威を振るった無数のサバクトビバッタの大群が南アジアにも出現し、深刻な食糧問題を引き起こそうとしている。
この危機を打開すべく、国連食糧農業機関(FAO)などの支援の下で各国が駆除活動に当たっているが、増殖スピードが速い上に、新型コロナウイルスの影響で作業員の移動や駆除するための薬剤の運搬がままならず、活動に支障が出ている。
(引用ここまで。続きは下記のサイトでどうぞ。)
https://www.news-postseven.com/archives/20200726_1579982.html?DETAIL
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『わあ、凄い』とか『気持ち悪い』
といってしまいますが、事態は最終的には、日本にも影響を及ぼさないで済みません。