日本においては、感染の拡大の終息はまだ見通せません。自覚症状のない人でも、疑わしきは検査するという国や地方の公共団体の方針は、正しいと思います。
若い人は、その若さゆえに新コロナウィスルに対する過信があります。しかし、一度感染して回復した人でも味覚障害などの何らかの障害が残ってしまう可能性がありますので、注意してください。結局は、特別な理由を除けば、「個人責任」であろうと思います。
自分の体は、自分で守る以外に方法はありません。
■ 早期発見・早期治療
早期発見・早期治療があるからでしょうか、一日の感染者は増加し続けていますが、一方で一日の回復者も600-900人に達する日も少なくなく、このまま重傷者を出さないことが一番であろうかと思います。
■ 東京で起こることは地方でも起こる
狭い日本のことですので、東京で起こることは地方にも波及するのはおかしなことではありません。東京が終息に向かえば、地方も少しの期間のずれはあるでしょうが、同じ道を歩むことができるでのではないでしょうか。
■ いつまで恐れる必要があるのか
いつまで恐れていなければならないのかといえば、ワクチンが広く行き渡るか特効薬が出来て使用可能になるまでとしか言いようはありません。そのワクチンですが欧米の製薬会社には今年中に臨床を終えて投与開始を行うというところも出てきました。日本にも6,000万人分程度を供給してくれるとも言っています。
しかし、日本での臨床は厳格ですので即使えるという訳には行かないので、結局、それも来春くらいに日本ではなるのではないでしょうか？日本製のワクチンは必ず完成させる必要があると思います。先に欧米のメーカーのものを使用するにしても、新コロナウィスルが変異して違う型が流行すれば、またワクチンの開発が必要になります。
その時にも欧米に依頼することは避けなければなりません。ワクチンが広く日本中に行き渡っても、その後においても毎年の様に、ワクチン接種を受けなければならないかもしれませんから。
■ 世界の状況
さて、全世界を俯瞰すれば、上位の感染国においてはどうやらピークアウトしたように思えます。ピークアウトしたとといっても、世界全体で新規感染が減少し始めたというわけではなく感染は別の国では拡大していますので、全体としては減少に歯止めがかかっているわけではありません。
しかし、アメリカなどではすでにピークアウトしており、世界全体では今後高止まりの横ばいで推移するように思われます。（下のグラフ左）
一方死者数は、増加に収束は見られません。世界の新規感染者がピークアウトしてからの一定の期間のずれを挟んで減少していくものと思います。（下のグラフ右）
左の画像：世界の感染者数の推移 右の画像：世界の使者の推移
画像出典：worldometer 2020/08/08の数値
本日もここ一週間（8/02-8/08）の新コロナウィルス感染に関する定例報告です。世界の国別の感染者総数や死者総数などを表を示して、リストアップしてきました。今週も同じではありますが、数字や悪化国に改善国など順位の変動もあります。
世界感染者総数
- 8/2の週の末1976万人 ← 7/26の週の末1796万人 ← 7/19の週の末1611万人 ← 7/12の週の末1437万人 ← 7/5の週の末1280万人 ← 6/28の週の末1130万人 ← 6/21の週の末1,000万人超え ← 6/14の週の末で890万人 ← 6/7の週の末で770万人
世界死者総数
- 8/2の週の末72.8万人 ← 7/26の週の末68.7万人 ← 7/19の週の末65.5万人 ← 7/12の週の末60.2万人 ← 7/5の週の末56.6万人 ← 6/28の53.2万人週の末 6/21の週の末50万人超え ← 6/14の週の末で46.6万人 ← 6/7の週の末で42.7万人
全世界でいえば、新規感染者及び新規死亡者は依然増加の勢いが止まりません。死者数でいえば、すでに二次世界大戦での日本の市民の死者数約80万人に迫る勢いです。
そこで、8月02日（日）から8月08日（土）までの一週間の感染や死者の急増で注目される国を紹介したいと思います。下表はの国名の左端の数字は延感染者数での世界順位です。日本時間では8月09日（日）午前8時00分ころ、グリニッジ標準時では8月08日（土）午後23時00分更新のものです。
下表の黄色と赤の地のセル部分の数字は、8月08日分です。そのほかは、8月08日までの累計です。
順位 国 感染者総数 新規感染者 死者総数 新規死者
表中で未記入部分は、このサイトが取得できた数値がゼロであることを示しています。ゼロは実際にゼロであるかは不明です。統計の遅れ検査機関の休み、あるいはサイトの情報不足などがあり得えます。
以下に、ワースト10か国の感染者の08/08までの日ごとの感染者の推移のグラフを表示しました。
「見ることは信じることである」が下手な説明文より説得力があると思い、載せました。先に急拡大してきた上位国は、ピークアウトしつつあるように見えます。10位内国では、インドとコロンビアが拡大が急です。
■ アメリカ （感染者累計514.4万人 世界１位）（死者累計16.4万人 世界1位）
国全体では、感染拡大はピークアウトした感じです。
アメリカの感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ ブラジル（感染者累計312.2万人 世界2位）（死者総数10.0万人 世界2位）
新規感染者は日により一様ではありませんが、ピークアウトしたのかも知れません。
ブラジルの感染者の推移（2020/0808までの推移）
画像出典：worldometer
■ インド （感染者累計215.2万人 世界3位）（死者累計4.3万人 世界5位）
新規感染者右肩上がりの増加基調変わりなし。新規死者も同様。
インドの感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ ロシア （感染者累計88.2万人 世界4位）（死者累計1.4万人 世界11位）
新規感染者ここ一週間は一日に5,000人前半で、緩やかな右肩下がりに減少中。死者数は多い日には150人。この前後で横ばいか減少気味です。
ロシアの感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ 南アフリカ （感染者累計55.3万人 世界5位）（死者累計1.0万人 世界13位）
新規感染者は7/24日をピークに減少傾向。死者は漸増。
南アフリカの感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ メキシコ （感染者累計46.9万人 世界6位）（死者累計5.1万人 世界3位）
新規感染者は増加傾向から減少傾向でしょうか。死者数は日に千人以下で横ばい。死者数1ランク悪化。
メキシコの感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ ペルー （感染者累計46.3万人 世界7位）（死者累計2.0万人 世界9位）
6月中旬まで、順調に新規感染者は減少してきましたが、ここにきて減少から増加へ。死者数は一日200人前後で高止まりで横ばいです。数日は200人割れ。
■ チリ （感染者累計37.1万人 世界8位）（死者累計1.0万人 世界14位）
6月14日を境に感染者も死者もは減少中。
チリにおける感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ コロンビア （感染者累計36.7万人 世界9位）（死者累計1.2万人 世界12位）
コロンビアは感染急拡大中です。先週11位でしたから大幅に悪化中です。
コロンビアにおける感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
■ スペイン （感染者累計36.1万人 世界10位）（死者累計2.8万人 世界8位）
欧州における新コロナの最近の模範国であったスペインも日本と同様、感染者が急増していますが、日本の二の舞になるのでしょうか？
スペインにおける感染者の推移（2020/08/08までの推移）
画像出典：worldometer
