新コロナ 続々・世界的に収束期にある(8/24~8/29)
世界の新規感染者は例外を除き、日ごと減少傾向にあります。すぐ下の左側の棒グラフが世界の新規感染者数の推移です。このところ、少し鈍化しているようにも見えますが、グラフの頂点をつなげば、減少傾向であると判断してよいと思います。まあ、一直線に減少するとは思えませんので、ヒヤッとするような、週もあるでしょう。
一方右側は、世界の日ごとの死者数の推移です。死者数は新規感染者の減少から遅れて減少する、タイムラグがあります。新規感染者が、減り続けていくなら、新規死者数も減少していくものと推察します。
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これから取り上げる国々は、延べ感染者の多い国を棒グラフを示して10か国取り上げたものです。
■ アメリカ
感染者数一位の世界の政治・経済・軍事の盟主たるアメリカはすでに感染者増加のピークアウトし、減少傾向が続いています。といっても、なかなか、信じがたいことですが、すぐ下のこの日ごと感染者数の棒グラフを見れば、納得できるはずです。
トランプ大統領は、新コロナウィルスの克服に自信を示して、経済を本格的に進める意向を示していますし、大統領選でこれが争点とはなりそうにはありません。
■ ブラジル
2位のブラジルも、減少傾向にあります。グラフもきれいに右肩下がりにあります。
■ インド
3位のインドは残念ながら、感染者の増加に歯止めがかかっていません。 もともと、感染者が出るのが遅かったので、それがまだ、ピークに至らないのだと思われます。が、ここ数日は、突飛な感染者数がありません。
■ ロシア
4位のロシアは、きれいな右肩下がりに減少しています。 先週と同様に着実な減少傾向に変わりありません。あまりに綺麗な減少に対して疑いたくなります。
■ 南アフリカ
先週6位で今週5位の南アフリカは感染初期からピークまでの増加ピッチ以上に減少ピッチは速く、先週の5位から一ランク改善しました。
■ ペルー
先週5位で今秋6位のペルーは、減少傾向に入るか予断を許さない状況でしたが、先週から減少傾向に入りました。しかし、世界ワーストランキングでは一ランク悪化しました。入れ替わった南アフリカの方が、より減少幅が大きかったということだけのことです。
■ コロンビア
先週8位で、今週7位と一ランク悪化しましたが、コロンビアは、感染が拡大する時期が、アメリカなどと比べると遅かったので、ピークアウトするのは遅めでした。しかし先週初めころから順調に減少しています。
■ メキシコ
先週7位で今週8位のメキシコは増加ピッチと同様の形を描いて、見事に減少中です。
■ スペイン
9位のスペインは日本と同様に第2派のような感染が起きましたが、現在は、グラフのように終息しつつあります。世界きっての優秀なのかも知れません。
■ チリ
10位のチリは明確に減少傾向です。先週は再び増加するかに見えましたが、杞憂でした。順調に減少しています。ただ、低位横ばいに推移するかも知れません。
以降
11位アルゼンチン 増加に歯止めかからず。
12位イラン 増加に歯止めかかるも高位横ばい
13位イギリス 低位横ばいかやや増加傾向
14位サウジ きれいな右肩下がりに減少中
15位バングラデッシュ 緩やかに右肩下がりに減少中
16位パキスタン 右肩下がりに急こう配をつけ減少中
17位フランス 先週から急増。ピッチ早く、一波を超えるかも。渡航は注意。
18位トルコ 7月下旬ころより、僅かずつ増加中
19位イタリア 8月13日ころから増加中。二波入りか?
20位ドイツ 7月中旬から増加中。二波入りか?
こうしてみますと、先進国は現在の日本と同じルートをたどる気もします。すなわち二波です。したがって、日本の同じルートをたどらないように対策してほしいものです。
■ 日本
先週47位から今週44位の日本もグラフが示す通り、減少傾向にあります。この統計は、日本政府の発表のものと変わりません。新型コロナウィルスが弱毒化しているとの根拠のないうわさが出ていますが、それで油断しないように。
感染した人の8割が何らかの後遺症を抱えているとのことなので、若い元気な人でも、かからないようにするに越したことはありません。まだ、先が長い人生なので、体にハンディを持たないようにしてください。
最後に世界の2020年08月29日(土)の新型コロナウィルスの感染者状況を載せておきます。
下表の黄色と赤の地のセル部分の数字は、8月29日分です。そのほかは、8月29日までの累計です
一番上の数字は世界におけるもの。セルの白色は統計が未定。
順位 国 感染者延べ 8/29感染者数 死者延べ 8/29死者数