世界の新規感染者は例外を除き、日ごと減少傾向にあました。しかし、すぐ下の左側の棒グラフの世界の新規感染者数の推移をみると疑念がわきます。先週に比べて横ばいか、増加しているように見えるからです。死者数は明確に減少傾向ですが、日ごとの感染者数が増加していけば、いずれは増加に転じます。
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これから取り上げる国々は、日本の第二波が現在収束しつつある中で、日本と同様の足取りをたどっている国々をグラフを交えてあげます。また、最後には、感染が増加して収束が見えない国、感染者の減少に不安がある国も少し取り上げました。
■ 日本
日本における第二波は、第一波の大きな山を乗り越えて少し平坦地を行き、このまま終了かと思えたのですが、さらに大きな山がありました。現在、二つ目の山を登り詰め、四合目辺りを下山中です。それがすぐ下の画像です。増加が続きそうな日もありますが、総じて減少傾向ですが、連休を控えて油断しないようにしたいものです。
増加が止まらない国
■ インド(感染者数世界2位)
インドは、感染者が出てから、日毎の感染者が一度も減少傾向に転じた事がありません。今後の見通しもまるで見通せません。ここまで増えると、手のつけようがないのかも知れません。死者も同様に増加を続けています。
■ アルゼンチン(感染者数世界10位)
インドと同様に減少傾向に一度も転じた事がありません。ピークがいつになるのか見通せません。
■ フランス(感染者数世界13位)
大騒ぎしているフランスは、日本と同様のケースで、二波の洗礼中です。
■ イギリス(感染者数世界13位)
イギリスは二波に入っています。
■ イラク(感染者数世界19位)
一度も減少に転じたことがなく一波が増加しています。
■ イタリア(感染者数世界20位)
再び二波が台頭していますが、対応次第では小さなもので終えることも可能だと思います。
一波及び二波が終息しつつある国
■ アメリカ(感染者数世界1位)
一波が完全収束しないまま、二波が来たアメリカは先週末頃に増加傾向にあるかに見えましたが、杞憂にすぎませんでした。減少傾向は続いています。ただ、油断は禁物です。
■ ブラジル(感染者数世界3位)
ブラジルは、終息しつつあります。先週とこの傾向に変わりはありません。人口や国土の大きな国が収束しつつあるのは、何かホットします。
■ ロシア(感染者数世界4位)
ロシアは、順調に減少中でしたが、ここに来て増加傾向にあります。が、対応次第では、また減少に転じることも今であれば可能だと思います。
■ ペルー(感染者数世界5位)
ペルーも減少傾向に先週と同様変化はありません。
■ コロンビア(感染者数世界6位)
きれいな右肩下がりに減少中です。
■ メキシコ(感染者数世界7位)
メキシコも緩やかな右肩下がりに減少中です。
■ 南アフリカ(感染者数世界8位)
ほぼ収束域にあります。
■ スペイン(感染者数世界9位)
第二波も収束しつつあります。
以下
■ チリ (感染者数世界11位) 先週に続き一波が減少中です。
■ イラン(感染者数世界12位) 高止まり横ばい。
■ バングラディッシュ(感染者数世界15位) 先週に続き一波が減少中です。
■ サウジ (感染者数世界16位) 先週に続き一波が減少中です。
■ パキスタン (感染者数世界17位) ほぼ収束域にあります。
■ トルコ (感染者数世界18位) 高止まり横ばいか、増加傾向。
以上感染者総数ワースト20位までを取り上げました。