電車の中の大きなリュック
昭和の時代のテレビドラマを見かけることがあります。今でこそ、日本の街は裏町に行ってもかなり綺麗ですが、そのドラマでは、東京であっても、ゴミが道のかしこに落ちているのが映っています。
また、そのドラマのシーンでもタバコを道路に落として、踏みつけて消す、道路の側溝のふたの隙間に落とすなどの行為も見えたりします。どれも今においては、全く見かけない訳ではありませんが、見ることが殆ど無くなりました。
■ 女性の持ち物
女性は、今も昔も家を出て歩く時には少なくともハンドバッグ程度は持っています。しかし、昔の女性と比べても今の女性は、バッグのサイズが大きくなっているように思えます。一体何が入っているのか不思議ですが、女性側からすれば大きなお世話でしょうか。
■ 男性の持ち物
女性はともかく、今の男性が街を歩いていても手ぶらでの人は非常に少なく、何かしらの持ち物を持っています。そこは、昭和の時代と対称的なところです。昭和は、男がバッグなど必要ない、かっこ悪いという風潮がありましたから。
着るものに関しては、スーツやネクタイの幅が違うとかカッターシャツの襟の形状、色合いや素材などの違いは、まあ誤差程度ですが、男性の持ち物は劇的に違います。
昭和と比較しても仕方がないことではあります。時代が違うのだから、人の生活様式が違ってきていてもおかしくはないのです。
が、若い男性の最近は、持ち物が大きくなってきています。男性もバッグを持つようになり始めた頃は、財布やハンカチがスーツのポケットを膨らませるのを嫌って、バッグに移した程度の大きさでしたが、今や登山に行くのかと思うほどの巨大なリュックを背負っている人も少なくありません。
■ 出前
よく市中で見かけるバイクや自転車での出前なども、巨大なリュックを背負っています。これは、仕事柄であり理解できないではありません。
しかし、電車の乗客でもそう変わらない大きなリュックを背負っている人がいます。横から見れば、人の厚さの倍くらいになりそうです。それを、気にも留めずに背負ったまま電車に乗られると、迷惑なことこの上ありません。せめて、電車の通路に背負って立たないとか、棚に上げるとかできないものでしょうか。
出張があるとか、特別にたくさんの物を入れる必要がある日は誰にでもありますが、ほぼ毎日通勤で見かける人は、一体中身は?
■ 中身は?
一体あの大きなリュックの中に何が入っているというのでしょう。パソコンや着替え、筆記具やカメラ、折り畳みのテーブルや照明器具、ガス器具やコンロ?
確かに、いろいろな物を持っていれば、安心感があります。どんなことが起こるか知れない世ですから。しかし、まあ、毎日は必要ないものばかりではないではないか、と思ってしまう。