聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

鼻毛

画像出典:五本木クリニック

鼻毛の処理は男女を問わず、面倒なものではある。が、さりとて放って置くことも出来ない。自身の細い鼻毛が鼻辺りをしきりにくすぐったりする。そこで、鼻毛を鼻孔の中に追いやるように、しかし、いかにも鼻毛が気になるというのを、他の人に察知されないように人差し指で探って見たりする。それで解決できれば、当分の間は気にしなくて良いというものだ。

 

たた、それでも解決しないし、鏡を見られない状況にあると、ひょっとすると、とんでも剛毛が鼻孔から覗いているかも知れない、、、想像が膨らんで何やら無性に気になりだすし、顔を上げているのつらくなったりする。

 

という訳で、一人なら直ぐに鏡を見れば確認出来たり、ハサミで切ったり手で引き抜くというような荒業も可能だ。しかし、出先では少なくとも人前ではそのような、実に見苦しい行為はとても出来ない。

 

さりとて、放って置くわけにもいかないので、トイレの個室ブースや人のいないところで、実際のどういう状況なのか確認することになるのは至極当然の成り行きである。

 

もし、オッサンの鼻毛なら、それを見た女性陣からは

「まあ、不潔」

と、口に出されはしないものの、思われてそれっきり心が離散するかも知れない。このようなケースでは殆が男性である。百年の恋も冷めてしまうかも知れない一大事である。

 

 

■ 得意先の女性上司

それで思い出すのが、得意先の女性上司である。わたしはその女性上司と相手先の事務所の一室で会合した。

颯爽としたやり手で頭も切れる女性であった。何回目かの会合でその女性の右の鼻孔からそれはそれは剛毛が一本出ている事があった。

わたしはびっくりしもしたが、それは実に滑稽でもあった。哄笑が沸き上がり抑えるのに会合の内容を殆ど記憶できなかった。

 

このようなことは想定外であったのはその女性上司であっても、同じだろうが、その後どうなったかは分からない。自身で気が付いて最小限の拡散に収まったか、指摘を受けたのか、、、