聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

もっとも強いものが生き残るのではない

 

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チャールズ・ダーウィン

 

新コロナウィスの世界と国内で感染者の増加が止まりません。国内でいえば、緊急事態宣言でとどめを刺されて潰れる会社もありますが、同じ職種でも生き残る会社もあります。

 

その違いは、激変する世の中でそれに適応できるか否かです。激変して今まで、凋落など微塵も感じさせない大きな企業の足元が揺らぐ。その中から、今まで業績の不振に喘いできた企業に脚光が当たるということも実際に起きています。

 

つい先日、テレビで客が来なくなったスナックが、手作りのマスクを作っているところが報道されていました。それを売って、客の途絶えてしまった店の資金に充てているとインタビューで答えてそれが、なかなか、売れ行き好調なのだそうです。

 

「え、スナックが」と思いました。

 

客のテーブルにミシンを並べて薄暗い部屋で懸命に作っておりました。業種が全く違うのにと絶句です。そのマスクも、いずれは大増産で市中に溢れることになるでしょう。そうすれば、手作りも多少は売れますが、安価なものに押されてやがては、売れなくなるでしょう。

 

しかし、こうした時世にさっと対応できる店は、そういう時が来たとしても、うまく更に違うことを考えて生き残ると思います。それこそが、もっとも大切なことです。わたしは、このスナックを見ていて、こんな言葉を思い出しました。

 

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』

 チャールズ・ダーウィン(1809-1882)

 

ダーウィンのことば、今の私たちになんともふさわしい。

 

新型コロナの終焉の時、世界中が世界戦争の時のような、違うのは人的な焼け野原になった後に何か、全く新しい世界が、企業が芽を出して新しい世界が始まるような気がします。その時、苦節をギリギリのところで生き延びた、企業が大きく成長できる気がしてならないのです。