聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

寝落ち

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本文と関係は殆どありません

画像出典:MOFUTAN

 

近所に親しくしている家があります。三階建てで、道路を挟んで斜(はす)かいに100メートル位に離れているでしょうか。見えているのは、三階建部分のみ。そこに、二人の姉妹の部屋はあります。今日はそのうちの、妹さんのはなし。

 

建物の部屋にこの頃、電気が灯る日が多く、

『お、国家試験の受験の勉強か?』

と思いながら見るともなしに見ます。

 

わたしの家の二階の階段を登り切った直ぐの、廊下に窓があり、自然と町内の一部が鳥瞰することが出来るので、特段の思い出、彼女の家を見ているわけではありません。

 

普段は滅多と灯いたことのない彼女の部屋の明かりが、見える時は大方は、勉強をしている時だけなのです。あくる日は、毎日の犬の散歩で立ち話に来る彼女の母親と妻の会話に、夜半過ぎまでついていた部屋の灯りが上ることも少なくありません。妻も見ているのでしょう。

 

 

■ 実は寝落ち

わたしが、夜半過ぎにトイレに起きた時に至っても、なお皓々(こうこう)と灯がついていることが殆どです。これについて、

『毎日、部屋に電気が遅くまでついているけど、資格試験の勉強?大変やね』

と妻がいいますと、

『うーん。あれは、寝落ちしているだけ。居眠りなのよ。見計らって声をかけてるけど、返事がどう考えても寝ていたふうだから』

 

寝落ちとは、何かをしている時に、そのまま眠りに落ちてしまうことですね。寝落ちしている時は、たとえ部屋に戸が閉められていても、何の気配も感じないことで知れます。

 

起きていると、紙の擦れる音、鉛筆の動き、椅子の軋み、ため息、飲み物の上げ下げなどには、必ず音が生じますが、寝落ちの場合は皆無です。その代わりとして、軽い寝息やいびきがしているものです。

 

 

■ 寝落ちの常習犯

わたしも、学生時代に、試験勉強などになると最大30分が注力できる長さで、その後は寝落ちしたことが良くありました。寝落ちから、そのまま数時間は気絶状態もありました。この時に目覚めても、ノートによだれが付いたり、頬に机にある何かの形が出来たりで、もう頑張る気力は殆ど失われています。

 

『早起きして、頑張ろう』

と自分に言い聞かせて、寝ますが目が覚めるのはいつもと同じ時間。試験前日くらいまではこの調子でした。

 

また、

いつもなら、平気で夜更かし出来るのに、試験の前だとなぜか眠くなることや、無性にある本が読みたくなるのが常でした。かといって、試験が終われば、読みたいと思った本に何の魅力も感じず、唯の逃避対象に過ぎなかったのでしょう。