聖護院 京極のブログ

天と地の間に新しいことなし(ことわざ)・・・人間の行動は今も昔も変わってはいない

mt工場に行ってきた

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mt factory tour Vol9 のパンフ

mtというテープの工場のある岡山まで行ってきました。mtはマスキングテープ(maskingtape)の略称です。実はこの会社は、現在大ブレーク中です。マスキングテープ製造会社から、mt(making tape)と頭文字は同じでも新たなアート分野に参入し、成功しているからです。

 

マスキングテープは塗装をはじめとするシーリングやコーキングの際に塗装箇所以外を汚さない目的で使用される保護用の粘着テープ。「マスキング」は「覆い隠す」の意味で専門的には「養生」と呼ばれ、マスキングテープは養生資材に分類される。粘着力が弱く剥がしやすいため、仮止めにも使われる。」(出典:Wikipedia

 

 

この会社は、創業時から元来、「ハエトリガミ」で有名でした。わたしの若い頃にも使っておりました。直径3㎝、高さ5㎝程の円形をしており、吊り下げ用の輪っかが頭についています。本体としっかりと持って、紐を上にひきますと、

 

「ネトネト」とという不気味な音がして、収納されていたハエ取りの紙が出てきます。スパイラル(螺旋=らせん)状に収められているのか、「ゴキブリホイホイ」と同じ粘着物質付きのテープが30㎝超出てくるわけです。

 

これを、台所付近や居間に吊り下げて置くと、飛んで来た蠅が「ぴったんこ」と接着して一匹召し取りとなります。これに、わたしたち家族も引っ付いて、難儀をすることもありましたね。今でも100円ショップで売っておりますが、買ったことはありません。蠅が家に飛んでいなので。

 

 

■ 会社名

会社名はカモ井加工紙株式会社。所在地は岡山県倉敷市。マスキングテープの製造・販売を行っていましたが、一計を案じ、マスキングテープに絵柄を入れて販売したところ、若い女性を中心として爆発的に売れ始めました。現在では絶大なる人気を誇っています。

 

数年前でしたか、テレビでも紹介され人気が加速して、そのころから娘も収集に乗り出しました。そして、

『レアなものは、本社に行かないと無い!』

とか言い出し、今回ツアーに応募して参加することになったのでした。

 

この会社が作るテープは様々な柄が入っており、推定二千種類くらいはあると思われます。

 

■ 可愛らしいマスキングテープ

娘がこのテープの取集を始めたのでも、数年が経ちますが、京都市で展示即売会などがあると出かけて行っては、何かしらの新しいテープを手に入れてきていました。様々な幅があり、模様も様々ですべとの種類に同じものが一つとしてないとされています。確かに面白くきれいでもあります。

 

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mt本社の展示室

 

しかし、それ以上には、わたしには興味が湧きません。

 

この度、岡山の本社工場で展示即売会があり、新作なども発表されるということで、抽選での受け入れの募集がありました。それに応募して、めでたく当選してしまいました。

 

わたしの役目は、そこまで行って帰るまでのドライバーで、夕飯に居酒屋で一杯飲ませて貰えるという言葉だけにに釣られて、5.5時間くらいかけていきました。周辺の観光もしたいと思って、宿も取りました。(格安の3人部屋のビジネスホテル)

 

 

■ 京都市から片道225㎞走る

自宅から岡山県倉敷市の駅前まで、グーグルマップで測りますと、なんと225㎞もあります。高速を利用すれば、さほど時間を要しませんが、往復となると高額になります。そこで、中間地点である兵庫県姫路市までは、一般道で、そこからは高速道路を利用することとしました。

 

 

■ すごい雨の日

出発は平日で、この日は朝から土砂降りでした。5時半に家を出て姫路市内に入っても雨脚は衰えを見せません。いったん休憩をはさんで高速に乗り倉敷市に入った時にはやや小降りとなり、薄日も差してきました。

 

 

■ 工場からの送迎バスにのる

ここからは工場の送迎バスが迎えに来ていて、10分間隔で次々と発着します。かえって来る人のバスで向かう人を乗せる循環となっていました。本社工場への車の直接乗り入れはできず、このバスの乗り場が受付となっていました。乗る人も降りる人も引きも切らず、降りてゆき乗っていきます。

 

 

■ バスで20分

混雑もほとんどないものの市内での走行なので、信号待ちなどがあります。乗っている時間は20分程度、古びた工場に到着しました。

 

 

■ 古びた工場に驚きの奇抜なテープ類

そこは、工場と名の付く昭和の遺物のような建物が並んでいましたが、場内は整理整頓清掃がなされて、古いながらに小ざっぱりとして気持ちが良いものでした。テープの展示室を見てからは、わたしはボーとして、暇つぶしにたくさんある椅子に腰を下ろして、貧乏ゆすりをしながら、スマホを見ておりました。

 

まるで、デパートの即売会のような塩梅で、人が群がっており、負けずとわたしの妻と子は奮闘していましたが、新型コロナウィルスのソーシャルディスタンスも糞もない感じでありました。

 

 

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最後に工場の後について。

倉敷市水島コンビナートの夜景を見に行きました。非常にきれいでしたが、先に居酒屋で一杯飲んでからでしたので、運転は娘が行いました。つづら折れの道を走ったのと、娘の運転にヒヤヒヤ感と飲みすぎてしまいヘロヘロになって、宿に帰る場タンQでありました。

 

あくる日は、ガンガン照りではないものの良好な天候で、牛窓などにも足を延ばしました。実は、娘が組んだルートだったのですが、牛窓でもご当地の、mt販売所があり、ここでしか手に入らないテープがあるとのことで、寄ったもので、嵌められた感半端なし。